「枝豆を歩かせてをり空返事」の批評
回答者 74
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
投句直前くらいに思い浮かんだ言葉に差し替えることもよくあります。「せっかち雀」は上手くいったほうで、皆さんに可愛らしいと捉えていただきありがたいものです。
出穂をいずるほと読む知世さんの捉え方とても良かったですよね。調べた言葉をそのまま使うまだまだ未熟な身で恐縮です。
実景の話ですが、私は俳句の型で伝えたくなったこと(吾子可愛い等)を伝えられる描写力を身に付ける・俳句の基礎を身に付けるを目標としております。はやさんの前回投句の「抱き止めし子の癇癪や残る蝉」はきちんと実景を素直に詠んだものと伝わります。つまり、私より俳人として高みにいます。その上で皆さんは「より良い描写」を求めてあれこれと談義なさっていたのですよ、と伝えたかったのですが、言葉足らずだったかもしれません。
さて、御句の話になります。拝読してから少し時間が経ちましたが、何度読んでも「良いなぁ」という感想がまず出ます。
コメントのお子さんの熱中する様子と限定するならばげばげばさんやなおじいさんの提案のようにされると良いと思いますが、御句はこのままで完成されていますね。とても良いです。
コメント込みでなくとも私はお子さんの行動かな?と思いましたが、なるほど確かに詠手自身の行動や心情にも読めてきます。なぜ枝豆を歩かせるような真似をしているのか?読者それぞれが想像できる余地があるわけですね。下五の「空返事」がまた良いですね。誰かと一緒にいる空間だけど、誰とは限定していない。どういう人物を入れても成立するとても良い句ですね!
枝豆を歩かせているのはお子さんかもしれないし、詠手自身かもしれないし、老人かもしれないし、好い仲と言えなくもない人かもしれない。良いですねーいくらでも御句を元にお話を作れそうです。
俳句の魅力の詰まった佳句を鑑賞できました。ありがとうございます。
点数: 3
添削のお礼として、74さんの俳句の感想を書いてください >>
子どもがお皿の上で枝豆をとことこ歩かせていて(お行儀が悪くてごめんなさい)、また妙なことに熱中しているなとおかしく思ったことを詠みました。
「熱中しているなー」をどう表現するかをあれこれ考えて、いくら注意しても聞いちゃいない…といった様子にしてみました。