俳句添削道場(投句と批評)

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かたぐるま羽を休めて涼みけり

回答者 ハオニー

添削した俳句: 扇風機羽を休めて涼みをり

季重なりが悪い、なんてことは一切ありません
季重なりの名句は、探せばたくさん見つかります
ただ、ものすごく失敗しやすいだけです

この句、「扇風機」「羽を休める」「涼む」と、言葉のイメージがかなり重なっていることの方が厄介です
意外性がない句だと、季重なりだからよくないという(俳句初心者~初級者の)一般論で、ダメな句と判断されやすいものです

「涼む」と「羽を休めて」という表現を信じて、「扇風機」ではないものにすると、意外性が出ます

をり、は「存在する」のほかに「座る」なんて意味があるため、かたぐるまにはふさわしくないため、切れ字「けり」に変えました

肩車の羽って何だ!?
あ、上の人の腕のことかな?
確かに、じっとしてる方が涼しいかもね
...と、読んでくれる人がいることに期待しました
(結局、季語1つしかないけれどそれは些細なこと←)

点数: 1

紅葉あゝ悼む車内に色を差し

回答者 大須賀一人

添削した俳句: あの紅葉悼む車内に色を差し

佳句と呼んで申し分ないかと思います
添削の必要は無いかと思いましたが
紅葉と車内の緩衝剤として少しだけ手を加えさせて頂きました

点数: 2

「あの紅葉悼む車内に色を差し」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: あの紅葉悼む車内に色を差し

こんにちわ、るまりさん。

色々と考えましたが、

紅葉や悼む車内に色を差し

にすれば見た目は俳句らしくなりますが読み手からすると原句と同じで句意は伝わり難いですね。

伝えたい情報量が多い場合は短歌で吟じたほうがよろしいかと思います。

点数: 1

扇風機羽と涼しさ納みをり

回答者 大須賀一人

添削した俳句: 扇風機羽を休めて涼みをり

「納涼」を更に加えてみました。

私は季語を制約だとは考えていませんし、
字数や形式も強制とは思わない様にしています
例えば白紙のキャンバスが有ったとして、そこへ絵を描いていいよと言われるのと
必ずその中に絵を描きなさいと言われるのでは、大きく違いますからね
俳人各々が各々の句によって、季語の扱いは違えて良いと思います

点数: 1

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