俳句添削道場(投句と批評)

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あの紅葉悼む車内に色を差し

作者 るまり  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

はじめまして、るまりと申します。
続けて失礼します。どうぞ皆様よろしくお願いいたします。

不幸な報せに家族で車を走らせ故人の家に向かう途中、暗い山の中で毎年なぜか一本だけいつまでも紅く散らない紅葉。
あの人は毎年あの紅葉を見て同じ感想を繰り返していたね、と暗く沈んでいた車内が故人の思い出話で賑やかになった場面です。

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車窓へと紅葉かの日の淑女へと

回答者 ハオニー

なるほど、この句の意味を聞いてそういうことなのかと理解しました

紅葉の持つ雰囲気が、重苦しくなった車内を明るく染め上げている
という詩的な表現は素敵です

問題点が2つあります
一つ目は「あの」です
作者さんと読み手の間で、「あの紅葉」で想像するものに違いが出てきます
「伝えたいこと」と「伝えきれたこと」との間に溝が生まれています

二つ目、こちらはもっと大きな問題点です
「悼む」
これは終止形と連体形が同じ「悼む」であるため、
あの紅葉 / 悼む車内に色を差し
あの紅葉悼む / 車内に色を差し
と、2通りの読み方ができるのです
車内の悼む雰囲気を出したいのか、紅葉を悼んでいるのか
ひねくれものは「紅葉を悼んでいる?」と必ず読みます
そうなると、作者さんの表現しようとしていたことは伝わりません

手直しの句は、句の説明を私なりにこしらえたものですから、あまり参考にならないかもしれません
やはりお話を全部入れることは出来ませんでした

入りきらなかったところは、短歌にしていただくとよろしいかと思います

点数: 1

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「あの紅葉悼む車内に色を差し」の批評

回答者 腹井壮

こんにちわ、るまりさん。

色々と考えましたが、

紅葉や悼む車内に色を差し

にすれば見た目は俳句らしくなりますが読み手からすると原句と同じで句意は伝わり難いですね。

伝えたい情報量が多い場合は短歌で吟じたほうがよろしいかと思います。

点数: 1

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添削対象の句『あの紅葉悼む車内に色を差し』 作者: るまり
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