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朝虹の背骨辺りが脆さうなの批評
回答者 三日酔いの防人
添削した俳句: 朝虹の背骨辺りが脆さうな
秋沙美様、こんにちは。
お上手な句ですね。『背骨辺り』お見事です。
辺りはひらがなでも良いかもしれませんね。
いずれにしても、名句です。
朝の爽やかな風を感じることができました。ありがとうございます。
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「ひとりじめてふ名の西瓜分かち合ふ」の批評
回答者 なお
添削した俳句: ひとりじめてふ名の西瓜分かち合ふ
こんにちは。
小西晴菜様、いつも勉強させていただいております。
御句、ずっと気になっていました。
ただどうも、私の中で「てふ」に馴染めず、悩んでおりました。もちろん、百人一首の壬生忠見の「恋すてふ」は存じており好きな一首ですが、現代の俳句でも有りなんだ…という点に一人で戸惑っておりました。
そしたら、家内がたまたま小さな、占い師の水晶玉くらいの西瓜を買ってきました!うわ、これがあの「ひとりじめ」か?と思ったら違いました(違うんかい!)。
でも、こんな小さな西瓜でも、食べるとしたら一人では無理だよな、誰かと分けないと…。とか思って、また御句を見直させていただきました。
そして気がつきました!私だったら、西瓜は「分け合う」としてしまったでしょう。でも分け合うと分かち合うでは明確な違いがありますね?分け合うは分割、分かち合うは共有!ここは共有ですよねー。
素晴らしいです。もう「てふ」問題はどこかへ行ってしまいました。
また勉強させていただきました。有難うございました!
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「なんとまあなんぢゃもんぢゃの名に恥ぢぬ」の批評
回答者 なお
添削した俳句: なんとまあなんぢゃもんぢゃの名に恥ぢぬ
イサク様、拙句「夕焼けの稲村ヶ崎…」のご評価ご添削有難うございました。
夕焼けというお題を見て、「泉」では大失敗したので汚名返上を狙って、稲村ヶ崎から見た夕日の美しさを詠もうと。ところが、「夕焼けの稲村ヶ崎」で発想が止まってしまい、悩んだ末に、写真を見て富士と雲を「取ってつけた」ようになってしまいました。当然のようにご指摘いただきました。反省しています。
御句、驚きました。これも俳句!?
少し前にこの道場で旧仮名遣いについてお尋ねしましたが、やはりこういうときは、「じ」でなく「ぢ」なのか、というのも驚きでした。この木自体も知らなかったので、眼を丸くしてしまいました。勉強になりました。
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夕焼けの彼方から聞く父母の声
回答者 なお
添削した俳句: 夕焼ける西の浄土に父母居らむ
よし造様、拙句稲村ヶ崎のご評価ご添削有難うございました。本来稲村ヶ崎から見た夕日のきれいさだけ言えればよかったのですが、下五が余ってしまったので(そう思うのも素人の証拠)、バタバタ富士やら雲やら付け足してしまいました。反省です。
御句、涙が出そうです。コメントと合わせて。私もすでに両親いませんので心境がよくわかります。陽の沈む西にある西方浄土、そこに亡くなったご両親がいるだろうと。きっといますよ。
提案句は御句にヒントをいただき詠ませていただいたものです。私は仕事の帰り道に夕焼けに遭遇すると、亡き両親が「お疲れさん」「今日もよく頑張ったね」と言ってくれているような気がすることがあります。
いい歳をして子供じみていてお恥ずかしいですが、よし造さんのお気持ちに寄り添えた気がしました。有難うございました。
点数: 1