俳句添削道場(投句と批評)

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「いちにちを終へ潜り込む炬燵かな」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: いちにちを終へ潜り込む炬燵かな

ヒッチ俳句さま、こんばんは。
御句、「潜り込む」というのが何とも作者の心情が表れていていいですね!(ちょっと口語っぽい印象がありますが)
ヒッチさんの「ふーっ」という安堵のため息が聞こえてくるようです、どんな声か知らないけど(笑)。
皆様の提案句もそれぞれ佳いですね!勉強になります。

「いちにち」を平仮名にしたのは季語「一日」の誤読の回避でしょうか?
個人的には漢字でいいんじゃないかなと思いました(平仮名だとやっぱり不自然な気がします)。

「いちにちを終へ」を読者に想像してもらうイメージで(あらちゃん様の提案句の方向性)、
・潜り込む二十三時の炬燵かな
みたいな形もいいかなーと考えました。

またよろしくお願いします!

点数: 1

「教卓が教師を育て春の雪」の批評

回答者 鈴蘭

添削した俳句: 教卓が教師を育て春の雪

こんにちは、こちらも拝見しました。
上五中七は説明感があるような気はしましたが、あえて擬人法にするならそれはそれとして、「春の雪」が面白いと思いました(先のいるかさんの鑑賞とはまた別角度ですが、正解はないので、「自分にはこう見えた」という話としてです)。

「教卓が教師を育てた」から、なんとなく、ひとりの教師が教卓について、今までの教師経験を思い返している雰囲気を感じます。そこへ春の雪が降っています。この教師は若いのか、それとも年配なのか、どうあれ生徒ともども新たな年度に進む未来への展望と、それを抑え込むような厳しい冷たさの雪がある。自己に厳しく、ストイックに次年度に臨む教師の姿勢をどことなく感じました。

「分校が教師を育て春の草」は、分校が結局どういう場所なのかわからなかったので、教卓の句よりもわかりづらさを感じました。「~て」のつなぎも若干気になります。「~して、そうすると」の意味に見えるのですが、何が省略されているのか。この点も、「教卓が教師を育て春の雪」だと教卓から窓へ視線を移したなどの想像ができるので、比較的景が浮かびやすくなっているのかなと思いました。総じて興味深く拝見しました。

点数: 1

「もう嫌だ今いる会社薄氷」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: もう嫌だ今いる会社薄氷

いるか様、こんばんは。
たまにはこんな句もいいですね。コメントを見るとけっこう皆さんも色々溜めているものがあるのだなぁと感じました。もちろん私もそれなりに(笑)。

上五中七が作者の発した言葉で、そこに季語を加えた形ですよね。
ちょっと季語が浮いてしまっている感じがするので(取り合わせだということは理解しているつもりですが)、季語を全体の中に取り込めないかなぁと思いました。
その視点ではヒッチ俳句様の提案句、いいですね。

一応私も考えてみたので置かせてください。
・もう嫌だ会社、人間、薄氷

ではでは、明日が良き日になりますように。

点数: 2

「風光るサラダランチのテラス席」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 風光るサラダランチのテラス席

るる様、こんばんは。
今日は暖かかったですね。スパークリングワインですか。さっそく春を満喫されていて、しかもそこで一句。うーん、素敵な俳人の一日ですね♪

御句、佳い句だなぁと思いました。
この句に関してはカタカナの多さが良いところだと思いましたよ!軽快感のある句意とカタカナがマッチしていると感じました。
(漢字が多いと重厚感のある句になるし、ひらがなは柔らかい印象、カタカナはポップな印象になりますよね。句の雰囲気で使い分けるのが大事そうです)

「風光る」の季語もいい感じに響いていると思いました。
このままいただきます☆

点数: 1

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