俳句添削道場(投句と批評)

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稲妻や音瞬時にて闇となり

作者  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

早速にて…。
稲妻🟰稲光りは、いつもなら、光が先で、それを追うようにして、音が後からやって来る。その光と音の時間差で、雷の落ちた所までの近い、遠いを換算、?する、これは通常のことです。この点は、皆様ご承知のとおり、音速と高速の気の遠くなるような速さの違いによるところなのですが、つい先日、雷が音と同時に拙宅の直近に落ち、短時間でしたが、停電となりました。頭の中は驚きで真っ白でしたが…。その経験?から、添削をお願いした拙句となった次第です。マッコと驚きました。あんな光と音と同時の落雷など二度と経験出来ない、したくないものです。一瞬で闇と化す恐怖も…。
宜しくお願い致します。

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「稲妻や音瞬時にて闇となり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。
不尽様は私のコメント見てない気もしますが(ブロックかしら?)、とりあえず通常運転で参ります。

初読は「雷」の説明の句だと思いました。停電だったのですね。

◆句の全体では「詰め込み過ぎている」という印象です。

季語の使い分けですが、秋の季語「稲妻」は光に注目する季語です。音に注目するのは夏の季語「雷」、秋の季語なら「秋の雷」で、それぞれ別の季語です。
 この句は「稲妻」よりも「落雷」という意味で使われています。コメントにも「雷が落ち」とありますし、「雷」「秋の雷」の方が句意に近いですね。

◆初読は稲妻が光った後すぐ消えた、という説明の句だと思いました。稲妻が消えたあとに、暗闇がより強調された、という句かと。
 停電は「停電」あるいは「灯が消えた」などと書かないと伝わりにくいかと思います。
◆「音瞬時にて」は「光った後すぐに音が来た。距離が近い(と判断した)」という意味だったのですね。ここは理屈っぽさで損をしている気がします。

全体では冒頭に書いた通り、句に入れたい要素「説明」が多すぎて詰め込み過ぎている感じを受けます。
「稲妻(落雷)が見えた」「音がすぐに来た(から近くに落ちたようだ)」「闇となり(停電した)」という原因と結果を全て説明しようとして、俳句の十七音という器を溢れ出しているように感じます。

また、理屈が強かったり、理由⇒結果という流れで説明しようとすると、俳句の詩が弱くなりがちです。句の中にいくつか感慨があるようなので、をそれぞれ整理したいものです。
少なくとも「雷が近くに落ちてびっくりした」と「停電でびっくりした」は、それぞれ別の感慨な気がします。

・停電の訪れたるや秋の雷
・光あり音すぐ来たる秋の雷
これでも理屈が強いですね・・

点数: 1

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「稲妻や音瞬時にて闇となり」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

不尽様 おはようございます。
初めましてよろしくお願いします。
拙句の黒髪のコメントありがとうございます。
ご指導ありがとうございます。
お礼まで

点数: 1

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