俳句添削道場(投句と批評)

添削と批評一覧最新の投稿順の24425ページ目

駆け込んで電車で暖をとる落葉

回答者 虚俊

添削した俳句: 落ち葉とてクルクル舞えば冬模様

形を無くしていくだけの落ち葉も、舞い落ちるときだけは冬の光景の一部である。ということかと思いきやそうではなく、ずいぶん伝えたいことと伝わることのギャップがあります。問題点を逐一述べていきましょうか。
まず、「冬模様」から。○○模様とは「それらしい様子」を意味します。(例、雨模様)つまり冬模様だと「冬らしい様子」であり「冬目前」とはなりません。
そして季重なりです。調べたところ落ち葉は冬の季語でした。「冬模様」が季語になるかどうか疑問ではありますが、「冬」を季語としておきましょう。
さらに中七「クルクル舞えば」夏井先生が選ぶ三大凡人動詞が「舞う(踊る)、染める、燃える」これらは「ちょっと雰囲気が出る」とよく凡人が使う言葉なのです。使ってはいけないことはないのですが、この句には不要でしょうか。そして「クルクル」で高速で自転している様子をイメージしました。しかし路上ということは、おそらく風に巻き込まれて回っているのではないでしょうか。となると「クルクル」 も伝えたいこととのギャップを生み出してしまいます。
季語というのは、当然季節を表すものですから冬目前としたければ晩秋の季語を使うか、初冬の季語を使えば表現できます。落ち葉にこだわるのであれば冬の始まりを思わせるその他の言葉を使えば表現できるでしょうか。
インターネットで季語を調べられるので推敲の際利用されてはいかがでしょう。

指摘事項: 季重なり

点数: 1

「はなびらの点字なぞれば桜かな」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: はなびらの点字なぞれば桜かな

森田拓也さん、おはようございます。

いつも素晴らしい鑑賞を頂きありがとうございます。
紅葉の句のアイデアは良かったですね。自分の技量不足で俳句に仕立てるのは難しそうですがチャレンジしてみます。

掲句に関しての感想は酔いどれ防人さんと全く同感です。
さらに言えば切れ字の「かな」がとても効果的です。
>切れ字はやっぱりある意味で俳句の究極の追求だと感じます。
と仰っていましたが全くその通りです。
初心者へのアドバイスとして俳句を詠む時には無理してでも切れ字を使えという言葉もあります。

上五に関しては酔いどれ防人さんも御指摘されていましたが中七の表現も再考ありと思います。また、桜の立場になるか目の見えない人の立場になるかでも大きく変わる句だと思います。

最近、新規の添削依頼者で森田拓也さん以外にも才能のある方や一気に伸びてしまう方が何人か見受けられます。
正直、こういう方達とコンペで競争したくないので皆さんハイポとか一句一遊に流れていって欲しいです。

点数: 2

はなびらの点字なぞれば桜かなの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: はなびらの点字なぞれば桜かな

森田拓也様、お早うございます。良い句かと思います。着眼点、発想力のいずれも秀逸であると感じました。句意についても納得します。盲人の方が春の訪れを感じている様子、風や周囲の音、触感、そこに駄目を押して点字がくる。素晴らしいと思います。一つだけ推敲の余地があるとすれば上五ですね。中七、下五で花や花びら的な点字をなぞったのは確実です。(違う捉え方であればすみません)ですので、原句も素晴らしいのですが、上五で違う言葉を持って来れば劇的に変化する句だと思います。

点数: 2

寄せ鍋で世間の寒さ吹き飛ばしの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 寄せ鍋で世間の寒さ吹き飛ばし

会田様、こんばんは。寒い日の寄せ鍋は格別ですね。この句はご友人と鍋をつつきあいながら愚痴でも語り合っている様子が浮かびました。
まず、寄せ鍋と寒さで季重なりになる可能性があります。世間の寒さとは何か、ここがポイントですね。愚痴であれば素直に愚痴という単語を入れるのも手ですよ。
一句失礼します。
鍋つつき語り友なる一字かな
今年の一字はお前のことだよなんて感じの句にしました。

点数: 1

「古本の紅葉パサリと落ちにけり」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 古本の紅葉パサリと落ちにけり

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
なんかいつも、腹胃壮さんやハオニーさん達に無料で高度な俳句のご指導をしていただいて、感謝感謝です。
本当は、ご謝礼を払いたいのですが。
そうそう、早速、今、『NHK俳句 俳句文法心得帖』を買ってきました!
教えていただいた、上五・中七に「かな」「けり」×、下五に「や」×、が基本と
大切にノートにメモさせていただきました。
どうもありがとうございます。

この句は、「新本」ではなく「古本」というご表現が、とてもいい味を出されてますね。
「紅葉」がまるで本の栞のようで、おしゃれです。
「パサリ」というオノマトペも、ばっちり決まってますね。
僕はこの句を読ませていただいて、古本を読まれているのは、
たぶん無垢な青年か、あるいは、かっこいいおじいさんとかを想像させていただいたんですけどね。
ほんのりとした心地良い寂しさも感じる句ですね。

こうも考えたんですけど、古本の中で「紅葉」が描写記述されていて、
古本の中から、その「紅葉」の描写記述表現がポロリと落ちた、
とかもまた面白いかな、なんて思ったんですけどね。

点数: 2

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ