俳句添削道場(投句と批評)

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櫨紅葉極まる恋の孤独かな

回答者 腹井壮

添削した俳句: 櫨紅葉極まる赤の孤独かな

大浦美津子さん、こんにちわ。

原句を読んでまず感じたのは赤は不要だという事です。

櫨紅葉と言えば燃えるような赤をイメージできますので。

それとコメントの内容に理解し難い部分があったので句意をかなり推測した上で「色」を「恋」に替えたことを御承知願いたいと思います。

人に言えない背徳感のある恋のイメージが伝わればいいのですが。

点数: 1

落つ銀杏児らが落つなと跳ねにけり

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 銀杏持つ裸の枝へ跳ぶ跳ぶ跳ぶ

虚俊様、今晩は。難しい句ですね。『跳ぶ跳ぶ跳ぶ』で子供の情景を詠う。面白いと思いますが、読み手が子供だと読んでもらえるか、子らと素直に詠うことをお勧めします。この句は子供が主役ですので、子供の感情等も入れても良いかと。無季について難しいところですが、この句は落葉の季節のことを詠っておりますので、銀杏が落ちている様子も入れれば良いと思います。

点数: 2

五百年秋気を醸す欅かな

回答者 腹井壮

添削した俳句: 幾百の秋気に触れし欅かな

ねぎみそさん、こんにちわ。

原句とコメントを読んだ感想から申し上げますと、年数や月日の流れに単位が欲しいなと思いました。

それと「秋気に触れる」と欅が受動的になっているのが気になります。

そこでコメントにあったので上五を「五百年」に差し替え、中七は欅が秋の気配の中心にいる事を示す為「秋気を醸す」に変えました。

樹齢の古い木に着眼するのはオーソドックスかもしれませんが、今回のねぎみそさんの目の付け所は良かったと思います。

点数: 2

実りなき見合いパーティ石鹸玉

回答者 腹井壮

添削した俳句: 虹消えて婚活パーティー縁消えた

はじめまして、腹胃 壮と申します。

徹之さんはなかなか季語の斡旋がお上手だと思います。

ただ、原句の季語「虹消える」だと説明的ですよね。

そこで季語を石鹸玉に差し替えました。
また、「婚活パーティー」だと九音なので「見合いパーティ」にします。

これで17音に収まり見た目は川柳風から俳句らしくなったと思います。

指摘事項: 字余り

点数: 2

丑三や手負いの猪の断末魔

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 真夜中に紅葉踏みわけ獅子の声

徹之様、お早うございます。静かなる山村の夜中、獣の声が聞こえてくる。風情のある状況ですね。それぞれの動物には鳴き声に特徴があります。
この句は、季語が少しもったいないと感じました。せっかくのシュチュエーションが、紅葉という季語を使うことで活かしきれていないと感じました。やはり鳴き声を猪と断定したのであれば、猪を季語に使うべきです。また真夜中という部分も推敲の余地があります。良いシュチュエーションですのでさらなる良句に期待しております。提案した句は夜中に聞いた恐怖感を現してみました。

点数: 2

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