俳句添削道場(投句と批評)

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月満ちてバナナめきたり秋彼岸

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三日月がバナナのような彼岸かな

お初にお目にかかります、ハオニーです
秋の句といえばやはり月ですね
月を上手に使えると、俳句がうまいか楽しめているかどちらかですからステータスになりますね

この句は説明に書かれていない重大なことを聞く必要があります
「この『彼岸』は春ですか?秋ですか?」と

春ならばこのままでも問題ありませんが、秋ならばこれではいけません
この季語「彼岸」は春彼岸のことを差します
秋ならば秋彼岸と言う必要があります

秋彼岸だと仮定して手を入れます
月満ちてバナナめきたり秋彼岸

月というイメージしやすい秋の季語があるため、主役の秋彼岸を食っていってる感じもありますね...
月は比喩にしてもイメージが強いので難しいです

点数: 0

オホーツク海霧に消える夕日かな

回答者 よしはむ

添削した俳句: オホーツク海霧に沈める夕日かな

真波さん、はじめまして。
「沈める」だと、夕日を作者が人為的に沈めているかのような違和感があるので、「消える」にしてみました。

最初は、「オホーツク海霧に沈む夕日かな」にしようかと思ったのですが、沈むという表現が陳腐なように感じられたので、霧の濃さも伝えられるように「消える」に変えてみました。

海霧は、読み方を調べてみたところ「うみぎり」「かいむ」「じり 」と読むそうです。
じりとは、北海道地方に夏に発生する濃い海霧のことで、夏の季語です。
「海霧に沈める」だと、「かいむにしずめる」で中七が字余りになってしまうかと思ったのですが、「じり」なら大丈夫ですね。

ただ、特殊な読み方なので、「かいむ」と詠ませても字余りにならないように、中七は工夫した方が良いかなと思いました。

旅先で詠まれた句だけあって、その地方独特の表現が入っており、臨場感のある良い句だと思います。

点数: 3

「ラーメン屋へ集う家族の九月かな」の批評

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: ラーメン屋へ集う家族の九月かな

ラーメン屋にいくつもの家族が集まっていて食事をしている光景は、
俳句になりにくいなと感じました。
ラーメン屋に一つの家族が集まっている、とも読めるので、
「店」「集う」「家族」「集う」が重複表現に見えます。

句意からは離れてしまいますが、
「家族の構成員それぞれがラーメンの音をたてている食事風景」
などと、家族ひとつに焦点を絞ったほうが、
俳句らしくなるのではと思います。

点数: 1

蒲の穂の爆ぜて吹かれる日暮れかな

回答者 ハオニー

添削した俳句: がまの穂の爆ぜて吹かれて日の暮るる

お初にお目にかかります、ハオニーです

爆ぜる、という言葉にチャレンジしましたね
オリジナリティある言葉は大事です

気になること
動動詞は2つ以内だとまとめやすいですが、3つだと華麗に収めるのは難しいものです

日の暮るる→日暮れ
とすると、動詞を1つ減らせます
「爆ぜる」「吹かれる」よりは消しやすい部分ですからこれにしました

蒲の穂の爆ぜて吹かれる日暮れかな
これで動詞を減らしつつ「爆ぜる」のインパクトを活かすことが出来たかと思います

点数: 2

深秋を肴に酌める独りかな

回答者 ハオニー

添削した俳句: 秋深し宿酔い覚悟の独り酒

お初にお目にかかります、ハオニーです
秋は寂しくもあり賑わいもある、酒の肴が多い季節ですね

宿酔い覚悟の
が気になりました
家飲みなのに宿?という疑問と、「酔い」とあるけど、酒が後で出てくるため必要なのか?という疑問です

少し手を入れてみます
「秋深し」もいいけど「深秋」を使います

酒の肴としてこの「深秋」を!
という意味を込めて敢えて「酒」を消します

深秋を肴に酌める独りかな

これで少し格調が上がったと思います
この句、秋の楽しさよりも寂しさの方が強いかもしれません
でもそれも秋の魅力ですねっ!(私は夏生まれ)

点数: 2

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