俳句添削道場(投句と批評)

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「木枯らしに身を低くして逆らわず」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 木枯らしに身を低くして逆らわず

海が見えるとすぐ饒舌になるハオニーです

何気ない日常のワンシーンを切り取ったのですね
私は潮風を浴びなれていないので新鮮に感じます

何気ないワンシーンだからこそ、作者さんの技量が問われますので、共感できるような句を詠むためのコツをひとつ…
説明の言葉を置かず、背景の描写に音数を使うことです
今回の場合、「逆らわず」と説明せずに俳句で表現したかったことからこぼれた「海辺沿い」という情報を入れて試行錯誤することをお勧めします
きっと、いい感じの一句が生まれると思います

季語の表記についても…
俳句で「木枯らし」を漢字で書くのならば、「凩」「木枯」と送り仮名を省いて書くのが俳句の表記としては一般的です
これは俳句に慣れてくると、自然と意識できます 意識したときに覚えていきましょう

私なりに
木枯の海へ屈める背中かな
なんて句ができましたが、これは添削ではありませんね…
「身を低く」と「木枯」と、元の句をできるだけ残してみました
身を低く木枯さんざめく海へ

点数: 4

「南国の娘嫁ぐや息白し」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 南国の娘嫁ぐや息白し

冬の句は食べ物系が多くて四苦八苦しているハオニーです

「息白し」は冬の人物を描くためには心強い季語ですね
人物の存在を描写できれば、あとは焦点を絞っていくも、遠景へ切り換えるも自由自在ですから

気になる点は、この句の「息白し」は誰の息が白いのか?ということです
「南国の娘」と「息白し」が離れていて、さらに切れ字「や」で分断されているため、第三者の息が白いのかとも考えられます たとえば、嫁いだ娘さんを心配するお父様です
南国の娘さんが嫁いだ先が寒い地域なのかな?という想像はできますが、はっきりと肌で寒さを感じるような句とは言いがたいです
別に北国じゃなくても、都市の冷たさが身にしみるというニュアンスもあるため、そのあたりの解釈の幅があっていいかどうかは私には決めかねます

南国出身なのかも?とほのめかしつつ、残せる言葉を最大限活かすように
北国へ嫁ぐ娘の息白し

(個人的な偏見だらけですが)キャラづけをするのなら
ノルウェーへ嫁ぐ踊り子の白息
など、インパクトの強い、具体的な言葉が必要です

点数: 3

「木枯らしに身を低くして逆らわず」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 木枯らしに身を低くして逆らわず

おうちゃんさん、こんばんわ。

日常生活の何気ない行動に目を向けるところがいいですね。それだけで一句詠めてしまうのですから勉強になります。

ところで原句において気になるのが動詞の多さです。

ここ最近でいうとハオニーさんや酔いどれ防人さんや輝久さんは御自分の添削依頼の句も添削案の句も動詞はいつも0か1つごく稀に二つなのです。

動詞が多いと説明や報告的になりやすいし、焦点がぼやけて句全体が散漫になりがちな傾向にあります。
私自身もこういうところから上手な方の作句を見習いたいと思います。

それでは動詞を減らした後何をするかというと言い方を変えて同じ事を表現したいと思います。
具体的には「立ち止まる」を「歩を休める」 や「身を低くする」を「しゃがむ」に言い変える事ができます。

それらをふまえて添削案が三つあります。

海辺の木枯しに足の竦みけり

海辺の木枯しに体(たい)の縮みけり

海辺の木枯しに体(たい)を任しけり

もしかしたらやや説明的になりますが「海辺の」の代わりに「荒(すさ)ぶる」でもいいのかもしれません。

点数: 1

古茶染むる夫婦湯呑みの五十年

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 古茶覗き老婆とすする五十年

満州逆路様、こんにちは。古茶という季語は知らなかったので大変勉強になりました。
句意は大変難しいものですね。夫婦の五十年、けして順風満帆なものではありません。
句を拝見したところ、旦那様目線の句ですね。腹胃壮様の御指摘がありましたが、老婆では、妻なのか、母なのか、はたまた近所のお婆さんなのか分かりません。また五十年という、時間の情報があるので、老も必要ないのでは。
私は夫婦の歴史を湯呑みとして、提案させて頂きます。欠けも茶渋もあることでしょう、そんな湯呑みでも五十年大事にしてきているのです。
私は奥様目線から一句失礼します。
五十年ぬるめ濃いめの古茶を煎れ

点数: 2

「霜白く賽銭盗の孤独かな」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 霜白く賽銭盗の孤独かな

賽銭箱はお金を入れるところだと思っているハオニーです

霜という季語は「晴れた寒夜、空気中の水蒸気がそのまま冷え、屋外の物や地面にふれて、その表面についた氷」という意味で、夜間という時間情報はだいたいの辞典に載っていました

「白き」が悩んだ部分だというのは想像していました
「白き」を諦めて、季語「霜」の傍題を選ぶという手もありそうです

私なら
賽銭盗の行動と心理をダイナミックに描写したほうが分かりやすいのでは、と考えて
息白き賽銭盗の孤独の闇
なんて句も考えましたが、霜という季語が入っていないことが悩みどころです

点数: 3

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