酒匂う布団を畳む神還
回答者 ハオニー
添削した俳句: 今頃は別かれを惜しむ神の旅
時期がちょうどいいのは確かにその通りです
しかし、イメージしやすい言葉がなく全体的にあいまいですね…
季語も気になります
この季語「神の旅」は「神のいる地方から、出雲大社へ向かう旅」、つまり「行き」を意味しています
この句を季語を信じて解釈すると、しばらく放心していたが、結局神様は私を置いて出雲大社へ行ってしまった… と気がついた
そのような感じです
「帰り」を表す季語は「神還(かみかえり)」「神迎(かみむかえ)」などがあります
もしかしたら、分厚い歳時記にはもっとあるかもしれません
そして、あいまいさは回避したほうがいいです
「別れを惜しんでいる」様子を表現できるモノに託したほうがよろしいかと思います
これは私なりに考えてみた方法ですが…
ちょっと酒の残り香のする布団、なんてものがあったとしたら「昨晩、宴をしていたであろう推測」はできそうです 「別れを惜しむ」神様もいらっしゃったかもしれない、と想像の範囲に入ってくるでしょう
今回は「神」が季語に関わってくるため、気構えた句になってしまいました
あまり自信がありませんが、これを手直しの提案とします
点数: 3