「取り出したる古書の新たし文字や紙魚」の批評
「黄泉」「アスファルト」添削
コメントありがとうございます。
どうだがなぁと思うが諦めたところを確実につかれるので、さすがだなぁと思います。
「アスファルト」
おっしゃる通り、オルゴールに「ちょうばん」は似合いませんね。無意識に諦めてたところ確実に咎められました。季語
の近さの問題も、考えましたが、どうも僕は季語の方を意識しすぎる傾向にあるようです。
「黄泉」
こちらも、「奥」を咎められてしまいました。砂紋を生じさせるのは、水が湧き出る口があり、何百年も沸き続けるその口に神秘性を感じて、それを「黄泉の穴」(黄泉の国の出入り口である)と表現したつもりでした。見えないけれど泉底の砂紋を辿って水の沸き口をじっーっと探していく。そんな効果を狙った「つもり」でしたが、今考えるとそれで良いか確信はしてなかったです。
[御句について]
他の方から疑問が出ているようなので、補足。
「新たし」これは明らかに「あらたし」(新しいの古語)ですね。新しいよりちょっと深い意味がありそう。
「取り出したる」これは賛否が分かれそうではありますが、「あらたし」との言葉の釣り合いとして良いバランスと感じてます。ただの古書ではない、古い書棚の奥の奥から見つけて取り出したる古書でないといけないと思いました。