俳句添削道場(投句と批評)
みつかづさんのランク: 師匠39段 合計点: 234

みつかづさんの俳句添削依頼

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AIはいさ気も知らず躑躅の香

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歳時記の日永われらの日永どこ

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春日傘嫗落花の中どこへ

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朧月いろは寝れども犬こむぎ

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右に花左に桃の遊歩道

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みつかづさんの添削

「入学や背もたれ知らぬままでいて」の批評

添削した俳句: 入学や背もたれ知らぬままでいて

こんばんは。貴句、拝読しました。

深いですよね。「表面をなぞるだけでは見えてこない」タイプの句でしょうか。
季語「入学」はそのままの意味と季節感、入学されたお孫さんの未来の示唆の
ダブルの意味合いがあるのでしょう。
動詞+打消しの助詞で「知らぬ」。後には「ままでいて」。
音楽の作詞の様でもある、何処と無く不思議な感じがします。

きっとお孫さんが小学校にご入学されて、「背もたれ知らぬままでいて」は
「子供の様な感性、「何故?」との疑問を持つ事をいつまでも忘れないで
育ってほしい」、
「どこぞのお偉いさんの様な、背もたれにふんぞり返る様な大人には
ならないでほしい」との心情が、詩的に伝わってくる様に、また、
独楽爺さんが追い求める「余白の美」、「俳句に王道は無い」が
ヒシヒシと伝わってくるかの様に、私には感じられました。

以上です。ありがとうございました。

点数: 1

「山こへて子猿の嬉々と入学す」の批評

添削した俳句: 山こへて子猿の嬉々と入学す

再来失礼したします。
拙句「今年また吾にぞ飛び来よ雀蜂」にコメント、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/29957

いやぁ、やらかしました。
クリックした後で、「しまった。「今年」は新年の季語だ。これだと
初詣でスズメバチの飛来を祈願している」と解釈するのが一般的になってしまうと
気付きましたが、時既に遅し。

ご提案の「擦り寄りて我に靡くや雀蜂」。
これだと新年の印象は絶対に無いので、景は100%初詣にはならないですよね。
きっと、観察しようとして私が巣に近付いて、スズメバチの働き蜂に
「巣から離れなさい!」と警戒されて(我に靡くや)、ちょっとでも
危険性をやわらげる為に甘いスポーツドリンクでも飲ませて
落ち着かせている(擦り寄りて)景に変わりますが、狩り蜂との付き合い方として
とっても面白いなと私は思いました。景は変わっていても、句のもう1つの芯の
「狩り蜂との付き合い方」の部分はそのままですので、添削の範疇に収めて
いただけたのは嬉しいです。
この添削例は、流石はヒッチ俳句さん。ありがとうございます。

以上です。
どうぞ、ご自愛なさってくださいね。

点数: 1

「春の雲みなそれぞれに思ひけり」の批評

添削した俳句: 春の雲みなそれぞれに思ひけり

再来、失礼します。
拙句「今年また吾にぞ飛び来よ雀蜂」の添削、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/29957

実は、あれは完全にミスだと気付いたのはクリックしてからで、
これじゃあ、初詣で「雀蜂に来てほしい」と祈願している句と
解釈するのが普通になり、私の意図と字面が乖離していました(^_^;)
「今年」が新年の季語である点をウッカリしておりました。

めいさんの添削例「今年またモテ期のくるや雀蜂」であれば
新年の季語「今年」の力がグッと弱まりますので、
間違い無く春の景になりますよね。
ありがとうございます。

ちなみに、花蜂についてはまだまだよく存じておらず、狩り蜂についても
勉強不足なので、「生態系と生物多様性の維持」の観点から勉強したいと
考えております。

今回は以上です。

点数: 1

「ビーフオアチキン覚えて目刺焼く」の批評

添削した俳句: ビーフオアチキン覚えて目刺焼く

お久しぶりです。
コロナ感染へのお気遣い、拙句「朝練の姫や遅刻の入学日」にコメント、
ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/29938

これは、『GO! プリンセスプリキュア』第2話を知らない方が余白がある分、
かえって面白いんじゃないかと思っておりました。
「姫(高貴なイメージ)なのに遅刻?」、「もしかして、遅刻したのは
「朝練の姫」と呼ばれている在校生で生徒会副会長?」、
「朝練の内容は何だろう?」等。
季語「入学」の後に「日」が付いているので、
その日に立ち会うのが新入生とは限らない)
ちなみに、朝練という単語は「部活動などの始業前の練習」を意味し、
スポーツ、運動部という意味は無くイメージは読者の後付けでしかないので、
姫から想像される朝練なら書道、茶道、華道、カルタ取りなどの文科系もOK、
運動系なら乗馬、温水プールでのシンクロナイズドスイミング等でもOK。

次に、貴句。
「三重の落差」。これも一種の「慈雨さん節の炸裂」ですよね。

海外旅行(出張の可能性も)に行く為にせっかく「ビーフオアチキン」を
覚えたのに、場面が日常に切り替わって目刺しを焼いている、と。
そして、3つ出てくる食べ物のうち、季語なのは目刺しだけ。
「牛肉、鶏肉も悪くは無いけど、やっぱり目刺し(焼き魚)の方が
自分は好きだ」と、具体的には書いてないのに読者にはその様な解釈の余地を
残している。

味わい深い句だと私は思いました。画面の前で大笑いしてしまいました。
手を入れる必要は無いんじゃないでしょうか?

俳句添削道場』には様々な方がいらっしゃいまして、
「私にとっては」ですが、大まかに分けますと以下でしょうか。
「勉強させる」、「味わい深い」という意味では両者に共通しているのですが、

① 読者をトコトン笑わせるタイプ
② 読者に深く読み解かせて膝を打たせるタイプ

私個人的には、慈雨さんやめいさんは①のタイプなのではないか?と
考えております。

以上です。ありがとうございました。

点数: 1

「春の雲みなそれぞれに思ひけり」の批評

添削した俳句: 春の雲みなそれぞれに思ひけり

こんにちは。
まず、コロナへのご心配と、拙句「朝練の姫や遅刻の入学日」にコメント、
ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/29938

熱は引き、喉の調子もようやく良くなって参りました。
拙句は、アニメを見ると「余白部分の答え」が分かってしまい、
想像の余白は大幅に減ります。
もし、『GO! プリンセスプリキュア』の題2話をご覧になるなら、
そこは逆に覚悟してくださいね。

次に、貴句。
句末の「けり」。元は伝聞過去が転じて詠嘆になった助動詞ですよね。
めいさんのご友人:春の雲に対するイメージって結構分かれるらしいよ?
めいさん:ええっ!?そうなんだ! 知らなかった。
→実体験を句に起こした。

これは明らかにOKですよね。伝聞過去になっていますので。

そうではなく、詠嘆としてお使いであれば、一種の博打になります。
例えば、「春の雲」の句をご覧になって、感情のベクトルが様々あって、
ご自身のイメージと違った事にふと気付いた様子であれば当然OKですし、
逆に分かっていて「けり」を置いたのであればわざとらしく見えてしまうので、
無難に「をり」、「たり」を置くか、ですね。

作者コメントも加味して判断すると、「これはこれでアリなのかもしれない」と、
私は判断いたしました。

以上です。
ありがとうございました。

点数: 2

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