俳句添削道場(投句と批評)
慈雨さんのランク: 師匠565段 合計点: 1,813

慈雨さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

ひらがなの踊る手紙やクリスマス

回答数 : 5

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エルマーのつづきはあしたママの布団

回答数 : 5

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記念日は手帳の中に年の暮

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荷を膝に微睡む先の冬夕焼

回答数 : 4

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冬日差す瓦礫の下のぬいぐるみ

回答数 : 12

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慈雨さんの添削

「ぬくもりを背負い立つをり春雷」の批評

添削した俳句: ぬくもりを背負い立つをり春雷

ききょう様、初めまして。
俳句を始められたのですね!ようこそ、ぜひ楽しんでください☆

雰囲気のある句だと思いました。
舞台俳優さんをされているのですか?それとも何かのイベントなど?いずれにしても素敵な体験を句にされていますね!

いくつか気になった点をコメントさせてください。
〇俳句は五・七・五が基本の型というのはご存じかと思います。
御句は「ぬくもりを/せおいたつをり/しゅんらい」で五・七・四の字足らずになっています(「しゅ」は一音と数えます)。
五・七・五のリズムは俳句の大きな魅力なので、初心者のうちは特に、意識してみてください。

〇「春雷」は春の季語ですが、コメントによると舞台作品の名前なのですね。
だとすると実際には雷が鳴っているわけではなく、季語とは見なしにくいです。

〇コメント無しでこの句を見た場合、「春雷がぬくもりを背負って立ち続けている」という意味にも読めそうです。
「春雷」が作品名だと伝わらない、「ぬくもりを背負い立つ」の意味がわからないーーといった点を修正したいですね。

その他、「をり」の文法など細かい点はいくつかありますが、大きく気になったのは上記3点でした。

コメントを参考にさせていただいて、
・「春雷」の舞台に立つや春の夜(季語:春の夜)
と考えてみました。夜じゃなかったらごめんなさい。
カギ括弧をつけることで作品名だと伝わると思います(このサイトは投稿句にカギ括弧が使えないのが難点ですが、、)。

またぜひ詠まれたら投稿してください!

点数: 1

「人知れず散るやわびしき山桜」の批評

添削した俳句: 人知れず散るやわびしき山桜

ネギ様、こんばんは。
おお、佳い句ですね!華やかなソメイヨシノから離れた山桜、人のいない場所に咲いて散っていく。切ない雰囲気が伝わってきます。

一つだけ、「山桜が人知れず散っている」と言われれば、これはもうどう見ても侘しい光景だと思います。
なので「わびしき」はわざわざ言わなくても、読者が十分に想像してくれるかと思いました。

・人気なき場所に散るなり山桜
・人気なき場所を舞ふなり山桜
(人気=ひとけ)

またよろしくお願いします!

点数: 2

「春雷や君とゐる理科準備室」の批評

添削した俳句: 春雷や君とゐる理科準備室

るる様、こんにちは。

これは…めちゃくちゃ佳い句ですね。
もし私がこの句を思いついたらここには投句せず、どこかへの応募用にストックしておきますよ(笑)。
取り合わせの距離感や、ちょうどいい情報量。具体的な映像が浮かぶのに、想像の余白もある。よく練られているなぁと感じました。

俳句で「君」と言えば恋する相手のことですので、そういう句でいいのですよね?キュンキュン(*^^*)

◯「理科準備室」から伝わるリアリティ。七音の難しい名詞ですが、句跨りでうまく盛り込まれているとおもいました。

◯「君とゐる」。
これがもし「君がゐる」とか「君のゐる」だと他にも大勢いるようにも見えますが、「君と」とすることで二人だけの空間(二人で準備or片づけをしている)だと想像できるような。助詞の力ですね。

◯この句ですと、コメントにあるような「何もしゃべらずに」は確定できませんが、それも良い余白だと思いました。
「好きな相手と楽しく話しているが、外は雷がうるさい」とも、「好きな相手といるけど、特に会話もない。窓の外から雷の音だけが鳴っている」とも読めて、良い意味で読者に託されていると感じます。

季語「春雷」も絶妙だと思いました。
三春の季語のため、年度末の3月(もうすぐクラスが分かれてしまう二人)かもしれないし、年度始めの4月(知り合って間もない二人)かもしれない。いろんなストーリーが想像できます。
夏の真っ暗な激しい雷とは違った、すぐに鳴りやんでしまう儚い春の雷だからこその味がありますね。

コメント無しだと、私は4月を想像しました。少し気になっている「君」との準備時間。色々話しかけてみるけど、返事は素っ気ない。間が持たなくて窓の外を見ると、雷が鳴った。その音もやがて消え、またカチャカチャと作業する音だけが残っていたーーみたいな。

長々失礼しました。とても素敵な句です!

点数: 2

「屋根職人大笑いせり桜散る」の批評

添削した俳句: 屋根職人大笑いせり桜散る

鈴蘭さま、こんばんは。
面白い句ですね。桜の散る様は儚さや切なさを感じますが、そんなことお構いなしに高笑いする職人さんの逞しさが浮かんできます。

ご自身の「モヤっと」と関係あるかわかりませんが、「せり」と完了形にした意図がつかみ切れませんでした。何か理由があるのだと思いますが…。
細かくは他にもありますが、一番はそこが引っかかりました。
とりあえずそれだけです、失礼しました。

点数: 1

「春が来た満員電車にドア地蔵」の批評

添削した俳句: 春が来た満員電車にドア地蔵

こんばんは、3句目のコメント失礼します。

「ドア地蔵」のようなネットスラングを俳句に使うのは賛否あると思います。どちらかと言うと川柳向きかも。
おそらく読者の大半が「ドア地蔵って何?」ってなるだろうなと。その辺の批判を覚悟の上なら良いと思います(私は新しい試みは大好きなので、どんどんやってほしいですが)。

季語「春」が、「春になったから電車が混んでいる」という混雑理由の説明でしかなく、せっかくの季語が勿体ないですね(例えるなら、大谷翔平にボール拾いをさせているような感じ)。

このままだと川柳に近いので、俳句としては季語を中心に据えたいです。
あとはユーモアに振るなら、安易にネットスラングに頼るより、とき様オリジナルの発想で詠んでほしいですね。適度に虚を交えるのもアリだと思いますよ。

・ぎうぎうに春を詰め込む電車かな

点数: 0

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