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僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜 (No: 1)
スレ主 酒井プロデューサー 投稿日時:
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https://ncode.syosetu.com/n5327ef/
異世界転生しない異世界転生小説です。今回はこの作品の欠点を皆様に教えていただこうと思っています。
「この表現はいらない」や「こういった点はちょっと……」など、この作品を読んで気になった点を教えていただけたら幸いです。
それとこの小説はパロディーネタが多いのですが、「ここはいらない」などといった点も教えていただけると嬉しいです。
あらすじ(プロット)
・あらすじ
「こんなの異世界転生じゃない。エセの世界、ヱ世界転生だっ」
平凡な高校生だった望月トオルは偶然手にした異世界転生小説によりその生涯を終えてしまう。
そんな彼が偶然にも転生した”双子の世界”は彼が愛した”異世界”とはかけ離れていた。
海も空も大地もそして重要な異能チートも可愛いヒロインも全て呪われた異世界だった。
それもそのはず彼の異世界転生には大いなる陰謀が渦巻いていた。
この物語は、勇者が愉快な仲間たちと繰り広げる、異世界を救う物語をテレビ局が仕組み、その様子を放映したドッキリ形バライティー番組である。
「君はいつ気づくことができるか」
要望:欠点の指摘歓迎!
この小説を批評する!僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜の批評 (No: 2)
投稿日時:
酒井プロデューサーさん、はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
「勇者望月と悪霊のTV局」を読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください。
異世界転生のドッキリをテレビ局が仕掛けるというアイディア、冒頭を読ませていただいた段階では、かなり無理がある設定だと感じました。
>柿本「そしてドッキリ被害者が眠っている間にVRコンタクトレンズをはめてセット完了。いつまでここが異世界かと思えるのか、そのタイムを測ります」
VRの技術を使うということですが、PS4のゲームソフト開発費は最低10億と高額で、異世界だとユーザーに錯覚させるほどのリアルな世界をVRで再現するとなると、その費用、開発にかかる時間は膨大なものになります。
テレビ局としては番組が成功したとしても採算が合わないので行わないと思われます。
例えばですが、異世界転生ドッキリをどうしてもやりたい大富豪がスポンサーになって実現しているなど、バックグラウンドの設定にリアリティをもたせると良いと思います。
現実世界を舞台にする場合、異世界ファンタジーよりリアリティを要求されるので、あり得ないことをする場合は、うまく読者を納得させる説明を用意しておく必要があります。
スタジオのノリが良い軽快なやりとりはおもしろいです。
あえて、台本の手法を取り入れたのは英断で、良かったと思います。
また、自意識過剰な主人公、望月トオルのキャラもおもしろいです。
> ――やれやれ、神様というのはどいつもこいつも傍観主義なものだと前々から思っていたが、まさか世界中の信者から集めた金まで使って、そんなくだらない”ラグナロク”とやらをおっぱじめていたとは……
テレビ局の思惑通りに騙されている状況もあって、彼の滑稽さが際立っています。
CMが流れるのは、おもしろいアイディアだと思うのですが、物語の流れを阻害しているとも思います。
スタジオでのやり取りより、望月トオルとニセの神のやり取りのほうがおもしろいので、早くそっちの方を見せてくれよ、と感じました。
おもしろかったので、後日、続きを読んで、また感想を書きます。
なろうのブックマークに登録させていただきました。
長所。良かった点
自意識過剰な主人公、望月トオルのキャラがおもしろい。
台本形式、CMを入れるなど、アイディアがおもしろい。
良かった要素
ストーリー キャラクター オリジナリティ
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜の批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
うっぴー様、鋭い批評ありがとうございます。
主人公の性格に関しましては、個人的に気に入っている点なので褒めていただけて嬉しいです。
VR技術の利用に関してご指摘をいただきましたが、そこは冒頭では説明しきれなかった点で、三話にて詳しく解説しています。
具体的には、この物語が2030年代を舞台として、VR技術も大きく発展しているという設定を語っています。冒頭であまり長々と設定を語ると読者の皆様が飽きてしまうのでは無いかと思い、そうしております。
しかし、そう言った舞台設定を冒頭で上手く伝えられていない事が分かりました。なので一話にその様な設定を匂わせる描写を書き加えたいと思います。
また、2話以降に関しましても未熟な点が多数存在していると思いますので、もしよろしかったら、その点も批評していただけると嬉しいです。
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました「2話・勇者望月と過ぎ去りし親子愛を求めて」の批評 (No: 4)
投稿日時:
酒井プロデューサーさん、お返事ありがとうございます!
以下は私が個人的に感じたことなので、参考にしていただくか否かはお任せします。
>冒頭であまり長々と設定を語ると読者の皆様が飽きてしまうのでは無いかと思い、そうしております。
冒頭でどこまで説明を載せるかは、難しいですよね。
この場合ですと、僭越ながら、
―2030年。PPPテレビ 放送スタジオ
最初の一文をこのように変えてみては、いかがかと思います。
時と場所を端的に示してしまうやり方です。未来の世界だと最初からわかっているのでしたら、私が指摘した現在(2018年段階)ではVRにコストが掛かりすぎるという違和感を払拭できると思います。
2話「勇者望月と過ぎ去りし親子愛を求めて」を読みました。
> そのときに獲得したのは不死身性フェニックス。たとえどんなモンスターに襲われ、傷をおっても死なないというスグレモノ!
典型的な中2、チート能力で笑えました。
2話は、盗賊に娘が追いかけられていたと思ったら、実はその二人が生き別れた親子だったということがわかります。
意外な展開で、おもしろくはあるのですが、主人公が途中まで傍観者なのが、若干、ひっかかりました。
できれば、主人公が娘を助けた直後に、二人が親子であることがわかる展開の方が、がっかり感が出て良いのではないかと思います。
> 俺は心の中がポカポカとした感覚と共に『これが本当に異世界なのか? これは本当は群馬県とかそのあたりなのではないか』という感覚もこみ上げてきたのだった。
二人のやり取りを見て、主人公は、ここが本当に異世界であるのか疑問を感じますが、どういったところに疑問を感じたのかが、若干、わかりづらいです。
なんか芝居臭いやり取りのような違和感を感じた、二人の名前ってモロに日本人ではないかと? などと理由を入れた直後に、ヒロシに呼びかけられて意識を取られるような展開の方が良いように思えます。
サイクロプス戦はおもしろかったです。
> 元盗賊のヒロシは自分勝手に言いたいことだけいうと気絶した。8割も内臓を破損している割にはよくしゃべったものだ。
主人公のツッコミも笑えます。
>今まで一日たりともイメージトレーニングを欠かさなかった必殺技。
コツコツと積み重ねた技が勝利を導いたのだ。
これも笑えました。
サイクロプス戦の締め方は、魔物にも家族いることを知って罪悪感を感じつつも、親子から感謝され前向きな気持ちになるという、主人公の成長を感じさせる王道的な終わり方で、これも良かったです。
>「ありがとう、怪物殺しの英雄さん。わたしが知り得る一番の感謝の表現です」
異世界転生の王道を踏まえていて、爽快感があります。
ただ、サイクロプス戦では、主人公が獲得したチート能力が活かされていないのが、ちょっと気になりました。格好のお披露目機会であったと思うのですが。
また、後で続きを読んでみたいと思います。
長所。良かった点
爽快感を感じさせるバトルの締め方
主人公の心のツッコミがおもしろい。
良かった要素
ストーリー キャラクター 文章
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました「2話・勇者望月と過ぎ去りし親子愛を求めて」の批評の返信 (No: 5)
投稿日時:
うっぴー様、一話に続き二話目の批評ありがとうございます。
早速一話にいただいた批評を参考にして、冒頭に年代表示を追加いたしました。
これのお陰が二話へ足を運んでくれる人が少し増加した気がします。
今回いただいた二話目の批評の
『これが本当に異世界なのか? これは本当は群馬県とかそのあたりなのではないか』
という点ですが、うっぴー様がおっしゃった点を表現したかったのです。
なのでそのように変更したいと思います。
それとバトル描写ですが作者自身、あまり得意ではない分野でしたが面白いと言っていただけて大変嬉しかったです。
三話はまた台本形式の世界観説明回で、うまくいっているかどうか不安です。
負担にならない程度で良いのですが、もしよろしかったら、三話も批評していただけるとありがたいです。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました「2話・勇者望月と過ぎ去りし親子愛を求めて」の批評の返信の返信 (No: 6)
投稿日時:
酒井プロデューサーさん、お返事ありがとうございます!
>早速一話にいただいた批評を参考にして、冒頭に年代表示を追加いたしました。
>これのお陰が二話へ足を運んでくれる人が少し増加した気がします。
私の批評によって、読者数が増えたのであれば、これほど嬉しいことはありません!
バトルは主人公のモノローグがおもしろかったです。主人公はキャラが立っていて良いと思います。
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました。第3話「それゆけぶっちゃけ三人組」の批評 (No: 7)
投稿日時:
第3話「それゆけぶっちゃけ三人組」を読みました。
以下は私が個人的に感じたことなので、参考にしていただくか否かはお任せします。欠点の指摘歓迎、ということで少々、厳しめになっておりますが、ご容赦ください。
>三話はまた台本形式の世界観説明回で、うまくいっているかどうか不安です
この小説のおもしろいところは、なろう系異世界転生の主人公になったと勘違いし、自意識過剰な言動を取る望月トオルの滑稽さにあります。
このおもしろい部分をより増強していくように構成を考えていくのが良いと思います。
今回の番組の裏話は、この主題から外れており、読者の読みたい部分とはズレてしまっていると感じました。
世界観説明は、プロローグの時点で8割方できているので、後はなるべく主人公の望月トオルを中心に物語を展開させ、説明は補足的に付け足していく程度で良いのではないかと思います。
裏の設定まで詳細に考えておられるのはスゴイと思いますが、読みたいのは主人公のおもしろい言動であり、神様を演じた役者さんの背景などは、あまり重要なことではないと感じます。
VRの説明については、やや過剰になってしまっていると感じます。
>酒井「VRの映像をカメラで撮る機械とそれを編集したりするソフトウェア、あとTVでVR映像を放映するときにかかるクレジット料。あと、番組で使うVRテクスチャを作るスタッフの人件費。どれも高価なのです」
また、テレビ局が番組内で、番組予算について暴露する場面はあまり見たことがないので、若干、違和感を覚えます。
このあたりは、本来、地の文で説明した方が良いですが、台本形式という制約上、仕方がなかったのだと思います。
もし、台本形式で行うのであれば、「ここはオフレコで」と前置きして、「ソフトウェアやらクレジット料やら、人件費やら、どれも予算が掛かりすぎるだよなチクショー」などとボヤくというのが自然かと思います。
>酒井「はーい、”エセカイ転生TV”プロデューサーの酒井でーす。よろしくお願いします」
「エセカイ転生TV」、おもしろい番組タイトルです。
後日、また、続きを読みたいと思います。
また、ノベル道場は、コンセプトとタイトルを少々変更しまして、「小説の批評をし合おう!批評・感想交換の場『ノベル道場』」になりました。
小説の批評をし合うことが目的の場所になり、他の小説に批評を書くと、「おすすめ小説」の表示が付くようになります。
批評の交換、交流を促進するために、おすすめ度を示す星マークが他の小説の批評を書けば書くほど増えていく仕様になっています。
ぜひ、他の小説にも批評・感想を書いていただけますとありがたいです。
長所。良かった点
番組の設定を詳細に考えているのはスゴイ
良かった要素
設定
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜の批評 (No: 8)
投稿日時:
どうも。読者のサテラです。とりあえず一話を読んでみて思ったことがあるので書きますね。キツいことも書くかもしれませんがご了承ください。
そうですね。一回冷静になりましょう。全体的な雰囲気として、作者のあなたが冷静さを欠いています。客観的になれていない部分が多々あります。もっと落ち着いて自分の文章を読み返してみましょう。
まあ、こんなことを言われても実感沸かないと思います。ですから、第一話の具体的な部分とともに解説していきたいと思います。客観的になれていないと私が判断した理由について。
①時代を考えよう
まず、『異世界転生』の説明が変です。「近年、若者たちを夢中にさせるライトノベルのジャンル」という部分。何がおかしいかわかるでしょうか。『近年異世界ものが人気』なのは、我々の時代。2017年前後の話なんですよ。
一応確認ですが、未来の話ですよね? 未来の話であれば書き方は変わるはずです。書き換えの例は後で書きます。
②視聴者層を考えよう
この番組はどこの誰へ向けた放送なんでしょう。オタクか。一般人か。それによって説明しなきゃいけない言葉も変わってきます。
オタク向けだったとしても、我々の時代とは違います。未来のオタ文化ができているはずです。「異世界ものはオワコン」が常識の未来だってありえます。
とりあえず、非オタクの人が聞いてもわかるレベルで説明しておくのが無難です。
①時代と②視聴者層を踏まえた上で、異世界転生を説明すると以下のようになります。
ーーーー
若者向けの娯楽小説、ライトノベル。そんなライトノベルにおいて、二十世紀前半から根強い人気を誇ってきた一つのジャンルがあります。それが『異世界転生』です。現代で死んでしまった主人公が、全く別の世界、異世界で生まれ変わって大活躍するという冒険ものです。
ーーーー
いかがでしょう。ラノベと異世界ものの説明だけでコレなんです。なんとなくわかっていただけたでしょうか。
その世界の人たちの言葉で書かれていないと、読者は冷めます。文字からイメージを膨らませるのは読者の仕事です。作者は、イメージを文字にするのが仕事です。登場人物の目から見える光景を、登場人物のクチから出る言葉で書いてみましょう。
また、普通の言葉で説明する、ということも本当に大事です。誰にでもわかる言葉で書かないと、読者の誰かを切り捨ててしまうんです。作中の視聴者層、作品の読者層を意識してみてください。無知で非オタな視聴者にもわかるように説明しましょう。
③そもそも騙されているのがおかしい
序盤ですら、主人公を騙せているのが不思議です。そう思わせる要素がいくつかあります。設定不足とも想像力不足とも言えます。
◇序盤の違和感◇
(1)映像と役者だけじゃ誤魔化せない。環境音と匂いと手触りはどうしているのか。
(2)ソレっぽいゲームが出てそう。オタクならVR→異世界もの、みたいな妄想してそう。
(3)CMやるほどだったらニュースでVR機器の現状くらい誰でも知ってるはず。まず可能性として、そこを疑わないのは変。
(4)望月君が最初に全く疑わない時点で、精神的にどこか壊れている。妄想と現実の区別がついていないのは普通ではない。番組で「思い込みが激しい」くらいは言っておくべき。
今一度、設定が甘くないか考えてみてください。
④番組が公平性を欠いている
主人公がゼウスと会話するシーンですが、説明しているのはゼウスの方ですよね? 望月君が痛々しい妄想をしていたとしても、痛々しい設定を喋ったのはゼウスの方ですよね。
では、どうして番組内では「彼の考えた痛い中二病設定についていったあの神様役のおじいさん」なんていうセリフが出てくるのでしょう。一度、冷静になって考えてみてください。
番組のコメントも遠回しに望月君をバカにしているように感じて不快です。放送されたら絶対コレ炎上しますよ。望月君は芸人じゃない一般人ですからね。一般人をバカにしたら視聴者の反感を買いますから。たまにはバラエティ番組を真剣に見てみてください。
⑤シーンはしっかり描写しよう
主人公が書店に訪れたシーンはなんのために書いたのでしょうか。役割としては、主人公の現実と非現実の分岐点、と言えます。しかし、番組自体は主人公の目が覚めたところから始まっているので省略もできます。必要とも不要とも言える部分なんです。
どうしても直前の主人公のシーンを入れたいのであれば、しっかりと書きましょう。中途半端が一番いけません。
◇原文抜粋◇
ーーーーーー
いつも通り学校帰りに書店に寄り、一番の娯楽である異世界転生もの小説を買いに行った。
入荷していた新刊に描かれた”金髪碧眼エルフ”に心を奪われていた俺は、背後から近づいてくる男に気づかなかった。
その男に睡眠薬のようなものを飲まされて、目覚めたらそこはさっきまでの書店ではなく豪華絢爛の神殿だった。
ーーーーーー
↓お試し推敲
◇しっかり書く場合◇
ーーーーーー
あの日、俺はいつも通りの行動をした。学校帰りに書店に寄ったのだ。俺にとって一番の娯楽である、異世界転生ものの小説を買うためだった。
店内にて、新刊をチェックしていた俺の目を奪ったのは〝金髪碧眼エルフ〟の表紙だった。金糸のようで美しい髪。緑色の大きな瞳。耳たぶの先が尖った特徴的な耳。俺の大好物だ。幼い外見の可愛らしい少女であればなお良い。
だから、いつものように本を手にとって眺めてしまった。背後に俺の様子をうかがっている誰かがいたというのに。
美少女エルフちゃんを前に、頬もクチも緩んでいた当時の俺。俺の背後の男は、俺の明らかな隙を見逃さなかった。男の手によって口内に突っ込まれるラムネ状の固形物。薬か!? ドラッグ、毒薬、薬物、そういう言葉が頭の中に浮かんだ。
男は手で俺のクチを覆った。開かないように男の手に力が入る。異物を放りこまれただけで気持ち悪かったのに。俺はより気分が悪くなった。吐き出したい。しかし、我に返った。金髪碧眼エルフの目の前じゃないか! いくらフィルムに包まれている本でもダメだ。水を吹き掛けたりしたら俺は俺が許せなくなる。だから、俺は錠剤も水も飲みこんだ。こうするしかないと判断した。今思えばバカだ。俺の意識はすぐに途切れた。
寝ていた、ということに気が付いた時、俺は知らない場所にいた。不快感のない冷たい空気が場を満たしている。とても白い場所だ。視界に入るのは、白い石で造られたであろう、美しい彫刻・美術品。……豪華絢爛な神殿。ソレが俺の受けた印象だった。
ーーーーーー
はい。かなりアレンジ加えちゃいました。
主人公が睡眠薬だと知ってるわけがないので、曖昧に書きました。主人公の視点が行方不明だったため、未来の主人公が当時を思い出して語ってるように書きました。「あの日」「当時」「今思えば」で語り部との時間差を強調しました。薬だけ飲ませるのって難しくないか、と思って水を追加しました。
ちなみに、書店のシーンを省略せずに、神殿から物語を始める方法もあります。
◇神殿から始める場合◇
ーーーー
俺はある日突然、知らない場所で意識を取り戻した。
あれ。寝てるのにいつもの布団じゃない。どういうことだ。
目を開けた俺の目に飛び込んできたのは全く知らない内装の空間だった。神々を象ったであろう像、絵画、装飾の数々。注ぎ込んでくる柔らかな光。澄んだ清らかな空気。この場所を一言で表すなら神殿という言葉がぴったりだ。
ちょっと待て、おかしいぞ。俺は本屋で『金髪碧眼エルフ』の本を探してたはずじゃ……。
(書店のシーンに続く)
ーーーー
はい。結局、私が言いたいのは、色んな書き方があるよってことです。
色んな書き方があるんですが、作者目線になっちゃうとおかしいところも出てくるので、冷静になりましょう。
まあ、私から言えることは以上ですかね。
最後に。熱意だけで書いた文章は、自己満足で終わりやすいです。自分と似たような人にしか伝わりません。色んな人が満足する、他者満足にするためには、冷静さと客観性が必要です。同じことをもっと色んな角度から見て表現してみましょう。それができれば今書いている作品ももっと素晴らしい表現で書けるはずです。
期待しているので頑張ってくださいね。
長所。良かった点
独特なアプローチ、挑戦は素晴らしいです。ただ、考えるべき視点が多い、茨の道です。自分の設定に振り回されないよう頑張ってください。
良かった要素
ストーリー 設定 オリジナリティ
僕たちの異世界転生はTV局に仕組まれていました〜最初の犠牲者は最強チート高校生!?〜の批評の返信 (No: 9)
投稿日時:
はじめまして。
月白由紀人と申します。
異世界転生TVの感想でなくて申し訳ないのですが、思う事があったので、書いときます。
私は、ノベル道場のほとんどの小説に目を通してますが(最初の部分だけが多いですが)、感想を書くのを躊躇してしまいます。思ったことを正直に書けば簡単なのですが、それだと罵詈雑言の部類に入ってしまって、なかなか難しいです。
感想を書く場合は、正直な感想をオブラートに包んで、どうやったら作品が良くなるのか作者に親身に寄り添って、コストをかけて伝わるように書かなくてはなりません。
それに必要な情熱とコストの前に、たじろいでしまいます。
酷評を受けた場合のダメージを知っているから、なおのこと、思ったことを正直にかけません。
サテラさんは、これだけわかりやすい感想を、コストをかけて書いてらっしゃって、その事に私は素直に感動しました。
レスのレベルが高いことは一目瞭然なので、本業の人なのかな、と思ったりもします。
これだけの感想が書けるならば、小説を書いても、かなりのものが書けるだろうと想像いたします。
すごいと思いました。
あと、蛇足ですが、情熱だけで書いた小説がどんなものなのかは、それを書いて失敗した人にしかわからないと思ったりもします。
失礼いたしました。
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