ナイトメアフライデーの批評
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ナイトメアフライデー(元記事)
ノベル道場を初めて利用させていただきます。如月千怜と申します。
元々私は鍛錬投稿室に投稿していましたが、最近は投稿室の人離れが激しくなってきたのでこちらにも投稿することになりました。よろしくお願いいたします。
今回書いた作品はホラーですね。今まで一度も書いたことがないジャンルなので、そのあたりに詳しい方からのご意見を頂きたいです。
ちなみに私は基本的にどこでも欠点の指摘を歓迎するスタンスを取っていますので、もし引っかかるところがありましたら遠慮なくご指摘ください。
ナイトメアフライデーの批評
投稿者 大野知人 投稿日時: : 0
ちょっと酷評っぽくなっちゃいますが……。
まず、全体的に『怖い』というより、『ただグロイだけ』みたいになっちゃってる感じがあって、正直ホラーとしては全く物足りない。
個人的に怖くない理由は三つくらいあると思います。
一つは 読むせんさんも言及していた邪神・魔物サイドの『悪意の物足りなさ』。
召喚されて即殺される系はいくらか覚えがありますが、読者側が『次は自分の番かも』と怖気を感じるような計画犯行性があるとより怖いし、邪神の行動だって見方を変えれば『信者のために頑張りました!』ぐらいのノリにしか見えない。
二つ目は、食われる側の感情の描写の不足。異世界転生の知識が木の下にないせいか、『期待→絶望』っていう感情の変化が読み取りにくい。
それに、木下はもっと抵抗できたはずだし、仮に抵抗できなかったとしても死にかけおぼろげな意識の中で感じる恐怖の描写なんかがもっと入ってないと怖くない。別に『グロイのが苦手な方は』と注釈をつけてでも血や感情の描写を増やすべきと思った。
『こんな凄惨な光景を見て、何で冷静でいられるんだ?』と疑問に思う木下の思考自体が冷静過ぎて不自然。一般人ならもっと慌てるべきだし、できることなら血を見た時点で逃げるか叫び声の一つでも挙げた方がいいと思う。恐怖の描写として。
で、最後。シンプルに要らない豆知識、主語が多いと思う。一回一回、『西村が』とか『最初に案内した少年が』って言っているせいか、どうにも緊張感の抜け落ちてしまうパートがあるし、『プレミアムフライデー』を何回も連呼するせいで冒頭部分で目が疲れる。なにがしかの代用語(例えば『花金』)を使うならまだしも、カタカナ十文字は普通に長い。それ以外にも冗長になってる場面がいくつかあって、どうにも緊張感や怖さが薄れて感じる。
個人的な趣味としては、もっと長めの文章・グロ描写多め・感情描写多めくらいにして、文庫本15ページくらいまでに引き伸ばされたのを読みたい。コンセプト自体はだいぶ好みです。
長所。良かった点
↑では感情描写についてだいぶ非難しましたが、日常シーンでの『プレミアムフライデー』への歓喜のわかりやすさとか、時たま入る擬音の使い方はとても好みです。
あと、ネーミングも個人的には好き。女の子が『マガリー』と呼ばれてるのは特に好み。(『マーガレット』の愛称、ですよね?)
良かった要素
ストーリー 文章
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