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エアさんの返信一覧。最新の投稿順8ページ目

元記事:元お嬢様と暮らす事になったのだがの批評

最新話(7話)まで拝読しました。
印象としましては『全体を見ればかなり良くまとまっているけど、細部まで良く見ると微妙な甘さがある』と言う感じです。

第2話にて、デパートに買い出しに出掛ける前に『今日が日曜日である』事を描写した方が良いと思います(第3話で描写されていますが)。初めて読んだ時は、高校生活と口にしている割に学校を放ったらかしにしている、と言う違和感を感じてしまいました。

第3話辺りから、改行後の字下げが行われていない箇所が目立っています。

第3話にて、達也の「……お前らしくないぞ」と言うセリフですが、出会ってまだ二日目の人物に対して言うのは、説得力よりも「うーん……?」と言う疑問の方が上回ってしまいました。麗華の人となりはこれまでのやり取りで十分把握出来ているため、決定的におかしな訳ではありませんが、達也のセリフに説得力を持たせるには、まだ時期相応であるか、達也の心理描写不足である……と感じました。

第4話にて、達也と麗華が一緒に暮らしている事実を、芽衣子がアッサリと受け入れたのはやや肩透かしを喰らった気分です。「うわー、会いたかったー!~」から続く言動を見れば、芽衣子が達也に対して恋愛感情を抱いている、と読者は想像するでしょう。ならばその後、達也が別の女の子と一緒に暮らしている事実を巡って一波乱……と予想するのが定番の流れですが、そう言った事もなく事実を受け入れたので「あれ?」と思いました。これも、その後の芽衣子の明るく人懐っこい描写を見れば、決定的におかしな訳ではありませんが。

同じく第四話にて

「……そんな幼稚なサイトが無くなった位で怒るなんて。小さい男ですわね」
麗華の言葉にカチンと来た。

この描写が後に引っ張られる事なくスルーされてしまった(そう言う風に感じました)のは、違和感を覚えました。麗華の言葉ははっきりと暴言ですし、達也は本気で怒っても良いはずなのですがそう言った事もなく、芽衣子の「喧嘩はやめて!」で騒動自体をアッサリと流してしまうのは疑問です。例えば風呂場のやり取りを切っ掛けに本気で喧嘩を始めて、事態がにわかにこじれ始める→「喧嘩はやめて!」……と言った流れはどうでしょうか。

かなり細かい指摘になってしまいましたが、裏を返せば大きな問題点が見当たらないと言う事でもあります。実際上記の問題点も、重大と言える程に違和感を覚えた箇所ではありませんでした。
細かい点が改善されれば、更に良い作品になるのではないかと感じました。

以上です。失礼しました。

上記の回答(元お嬢様と暮らす事になったのだがの批評の返信)

スレ主 エア : 0 投稿日時:

平野ハルアキさんへ
感想ありがとうございました。大きな問題点が見当たらないと言われて安心しました。別の批評サイトでは、ボコボコにされたので(苦笑)。
第3話で麗華が父親への思いや周囲から叩かれた悲痛を語った時に、達也が共感したからなんですよね。心理描写が足りなかったかもしれませんね。
第4話では、芽衣子は麗華の存在にきょとんとするくらいは入れた方が良かったでしょうか。彼女の場合、仮に嫉妬してもせいぜい「ちょっとずるいよー!」と頬を膨らますか、「うっ…」と不安げになる程度になりそうな印象です。

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元記事:元お嬢様と暮らす事になったのだがの批評

はじめまして。
月白由紀人です。
拝読させていただきました。

テンプレートな内容ですが、美少女が出てくる話は当方の好みです。

まず、出だしです。
汚い女の子を連れて帰って綺麗にしてみたら、美少女だったと言うのはよくある話です。
ギャップを狙うのは良いのですが、後々ヒロインになる汚い女の子の描写で、臭いまでくさいとやるのはやり過ぎかと。
最初のイメージも、綺麗になった後の印象に関わってきますので、「汚らしいながらも印象的だった」程度に収めておく必要があるかと思います。

全体的に。
文章は、内容から予想したよりも、大分読みやすかったです。
ですが、女の子に関わる部分は、説明ではなく、描写で行うべきだと思います。

7章のファッションショーで、ヒロインの主人公に対する気持ちが、いきなり「好き」に変化していて、唐突感を感じました。ヒロインの気持ちが主人公に近づいてゆくエピソードを間に幾つか入れるべきだと思います。

芽衣子が空気です。
主人公の幼馴染美少女が登場すれば、ヒロインとの関係とも相まって、何かしらの波乱を読者は期待します。
何もないので、芽衣子の登場する意味がありません。

全般的に、やり尽くされた内容なので、余程の強度をもってストーリーを組み立てないと「面白い」となるのは難しいとおもいました。

上記の回答(元お嬢様と暮らす事になったのだがの批評の返信)

スレ主 エア : 0 投稿日時:

月白由紀人さんへ
感想ありがとうございました。第3話で達也からの説得を機に惚れて、第4話で麗華が芽衣子に密かに嫉妬する様子があるのですが、弱かったですか?

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元記事:僕の彼女が世界征服を企んでいるようです

交流掲示板等で感想、批評を求めましたが、読んでいただけませんでしたので、こちらで感想批評を求めたいと思います。

上記の回答(僕の彼女が世界征服を企んでいるようですの批評)

投稿者 エア : 0 投稿日時:

題名を見た時、中二病っぽくてラブコメかと思いましたが、結構シリアスな場面がありましたね。内容は、主人公やヒロイン達の気持ちが描かれていて、良かったと思います。
あと、春香がその後どうなったのかが気になりました。失恋しても雪也とは今後も友人関係でいられると良いのですが。

長所。良かった点

翠の設定はカッコ良かったです。

良かった要素

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現在までに合計38件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全8ページ中の8ページ目。

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皇女と候補生と航宙軍艦カシハラ号

投稿者 もってぃ 返信数 : 6

投稿日時:

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投稿者 エア 返信数 : 5

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投稿者 葉馬 椿 返信数 : 0

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元記事:異端の魔女クロエ・リゼルーの初恋

伸びません。
理由を教えてください。
よろしくお願いします。

上記の回答(異端の魔女クロエ・リゼルーの初恋の批評)

投稿者 t : 0 投稿日時:

12話まで読みました。
楽しんで書かれている様子がこちらまで伝わってくる様子が素敵でした。
情報をだすタイミングも良かったですし、ストーリーもありました。
気になったことが3つあります。

➸1つ目、
12話まで読んでみて、1話の前半部分がもっともクォリティーが低かったです。
これは単純に書き込みが足りていませんでした。

➸2つ目、
1話から12話を通して、最初と比べるとストーリーがどんどん薄まっていました。
エリアスの存在は村人にバレてはいけません。
呪いを解こうとするクロエに次々と難題がふりかかります。が、エリアスの王位継承権問題とは何の関係もありません……。
おそらくエリアスの王位継承関連は1章では扱わないよ、ということだと受け取りました。
話が進まないので少し退屈でした。

クロエのストーリーはテンポよく年頃の女の子が自然に書けていて、障害もあって飽きない。難しいことは考えなくていいと思います。
そこから更に、エリアス側のストーリーがあれば絶対面白くなっていました。

だって死体の確認をしないのは三流の殺し屋じゃないですか。
絶対生きていたら困るエリアス殿下の死体が発見されていないなら、生きているかも、と不審に思った刺客が探しにやってきます。
死体を探しに村へやってきた刺客が村にしばらく住み着くとか、クロエの結婚話とかあるだけで、全然違う物語になっていたと思います。

➸気になったことの3つ目は、読んでいて、すぐに分かる嘘です。

12歳の少女が15歳の少年を担ぎ雨の森の中を全力疾走して戻れるほどの距離に、エリアスの馬車の残骸が道にあれば、翌日村人の誰かがすぐに見つけて大騒ぎになりそうです。

小さな村であっても普通に考えれば王位継承の噂が何らかの形で伝わっているはず、村人達の台詞に反映されているような。

2つしかないかまどのようなので、1日にパンを作る総数は管理されているはずです。
細かいことなのですが、『クロエはまだ仕事が残っている。なぜなら、クロエはジュブワ家からパンだけでなく、肉やチーズなどの現物支給に加え、少額だが給金ももらっているからだ。』
エリアスを拾う前と比べパンを多く貰っていれば、食べきれないパンを調達するクロエに必ず誰かが気付きます。
エリアスは1週間スープしか口にしなかったのかもしれない。
でも『ここ一週間、クロエが家に帰るころには暇を持て余した少年がリビングのテーブルに座っていることが多かった』
食べずに元気になれるかな……ご飯はどうしたんだろうなみたいな。

これも細かいのですが、防音設備がない村でクロエの声は筒抜けだと思うんです。
クロエが「ただいまー」と言えば、もし偶然村人が家の前を通りかかっただけで、一人暮らしのクロエちゃんの家に誰かいるのかしら? と思われますし。
もし偶然誰かにクロエの大声が聞かれていたりしたら、クロエちゃん昨日騒いでたねって村人に言われそうなのに大丈夫なのかなと。
ストーリーよりも気になって話に集中できませんでした。

悪いところばかりを並べましたが、良いところもたくさんあります。
パンを作るときにおばちゃん連中からクロエは指摘されて。
「最近のクロエちゃんはお尻が大きくなったねー(セクハラ発言)、たくさん食べてるからねー」
どれも読者が思うことを先読みして潰せていれば、物語に箔がついていたと思います。
国境付近の薬草や少年が助けにくるとか、リュカにバレるとか、マリーおばさまとか、おばちゃん連中とパン作り最中の会話とか、精霊ルミエールとのやり取りなどは違和感なく読めてすごくよかったです。
間違っても、書いた文章の全部がダメだと思わないでください。

――――

1話冒頭でエリアスが襲われたシーンですが、書き込みが足りていませんでした。

→→
『少年が身構えたその瞬間、馬車は大きく揺れ、倒れた。少年は、全身を鞭うたれたような痛みに襲われたが、すんでのところで意識を失わずにすんだ。扉を開き、馬車から這い出ると、目の前に車輪が落ちていた。』

4頭の馬のどれかは暴れているかもしれません。
外は豪雨です、エリアスが馬車の外に出れば雨風に何らかの反応をするかもしれません。
地面は泥でぬかるんでいます。森は暗く視界は最悪です。帯剣しているなら、鞘がひっかかったなどなど。
状況を取り入れたような描写が全体的に不足していました。

→→
「うわあっ! 化け物っ!」
 御者の男は叫ぶと、少年を置いて森の中へ逃げ出した。しかし、フードの男は御者には目もくれない。宙から少年を見下ろし、口を開いた。

ここでは御者が逃げたことへの少年の反応が何か欲しかった。
もしかしたら御者より先に自分が逃げようと思っていたのかもしれない。
あるいは、御者を守るために戦おうとするのがエリアスだったのかもしれない。
極限の状態でこそ、少年とはどういう人物かを読者に示す絶好の機会だった。

もっといえば、ただ怖くなったから御者が先に逃げ出して。彼はその後どうなったか分からないみたいな中途半端なことは、作者が楽をしたいだけと見透かされるので、できるかぎり避けた方がよくて。
御者さんがアリエスに暴言を吐いたり。魔法使いさんに始末された方が盛り上がったかな。

→→
「うわあああああっ!」
 叫ぶエリアス。背中の傷口から、這う蛇のように、呪文や魔法陣が黒い痣となって広がっていく。呪いの痣は瞬く間にエリアスの全身を犯した。
しかしエリアスは、次の悲鳴を飲み込むと、ふらふらの足で立ち上がり、よろよろと歩き出した。魔法使いから逃れるために。

ここからはエリアスの思考や知識をなぞっていく書き方にしていく、もっとカメラを近づけた方が勢いがついた気がします。

「うわあああああっ!」
 叫ぶエリアス。小さいころ王宮の書物で読んだことがある、背中の傷口を入り口にして這う蛇のように……。呪文や魔法陣が、今まさに黒い痣となって広がっているのだろう。呪いの痣が瞬く間にエリアスの全身を犯していく。
しかしエリアスは、次の悲鳴を飲み込むと、ふらふらの足で立ち上がり、よろよろと歩き出した。魔法使いから逃れるために。

→→
魔法使いは嘲笑すると、エリアスの前から姿を消した。
 叩きつけるような雨の森の中、残されたのはエリアスと残忍な笑い声だけだった。

ここも中途半端な終わり方になっていました。点数でいえば50点です、この体験を通じてエリアスが命の最後に、どんなことを思ったのかが加わって100点になります。
欲をいえば、「……父さん母さん、世界を救えなくてごめん」などなど。
この物語はすっごい面白いんだぞ! と読者を煽って欲しかった。

→→
危険と好奇心を天秤にかけ、クロエの心は好奇心を選んだ。
 いそいそと寝巻を着替え、豪雨の降りしきる中クロエは家を出た。
 魔力を感じる方向に向かって、森の中を歩く。
 暗い夜の森の中でも、クロエは全然怖くなかった。どきどきする胸を押さえ、はやる足を絡ませないように慎重に歩を進めた。

とあるのですが、豪雨で辺りは真っ暗なのに明かりはどうしたんだろうとか。
『魔法を使える人、異端と呼ばれる人が、この近くにいる――』とあるのでクロエには遠くからでも分かるみたいですが、その人物が道ではなく森の中にいるかもしれません。夜の森は今の現代でも一度迷ったら最後、とても危険な場所です。
それを考えるともう少し注意深くなっていてもいいような。
もっといえば、魔法や精霊ルミエール。

”――作中ではファンタジー要素の数が圧倒的に不足しています“

便利な魔法のローブを被れば豪雨、暗闇、泥道でも平気で、さらにもし当てが外れても帰る方向が分かるとか。ぶ厚い古書を袋に入れて持ち歩く、あの魔法を使えばいいよといった伏線があってもいいような。

――
たくさん書きましたが、てっとり早く簡単に面白くなる方法のどれか一つを選べと言われたら、エリアスがいることで起きる問題を活用する。
1章の間にエリアス側のストーリーをぶつけて進展させることでした。

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元記事:Anti-Vista

一応、最初のところは二分間憎悪を参考に書いています。どうにも表現がへたくそな気がしています。
素人の作品ですので至らないところはあると思います。そう言ったところは好き勝手に言ってください。
あらすじを書くのが苦手すぎてそちらも酷い出来だと思いますので、何かご教示いただければ幸いです。

上記の回答(Anti-Vistaの批評)

投稿者 読むせん : 1 投稿日時:

身も蓋も無く。好きにしたらいいと思う文章ですねー。
二分間憎悪は読み飛ばしてしまいました。

二分間憎悪とかは飛ばせない事が醍醐味。飛ばし読みが可能な媒体で二分間相当のスローガン並べられてもツマンナイ。
読者としては読み飛ばしを【許されない】狂気を求めたいです。

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要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: Anti-Vista

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元記事:リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜

 人型の猫である『化け猫』をメインの種族に据えて、冒険の中にゆるさやかわいさを取り込もうとしました。
 人間的な感情表現のみならず、猫独特の動きや感情、習性などを積極的に取り入れております。
 また、魔法を使って、能力を使って直接敵を倒すのではなく、能力を使いながら技術を使って戦うなどの要素も取り入れております。
 まだ、未熟な所が多いですがよろしくお願いします!

上記の回答(リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜の批評)

投稿者 うっぴー : 2 投稿日時:

月見里キャメロットさん、はじめまして。『ノベル道場』の開発、運営をしています、うっぴーと申します。
『Episode.1:人ならざる人型』まで読みました。
欠点の指摘歓迎、ということなので、厳しめにいきますがご容赦ください

>──時は聖夜、”日本一住みたい街“と称されたとある街は、いつものような喧騒が全く無かった。

最初のこの一文なのですが、なぜ日本一住みたい街と称されているのか気になります。
この点について、プロローグでは特に説明されておらず、すぐに異世界転移するので舞台が日本一住みたい街である必然性も無いように思えます。
読者の注意を特に意味のないことに向けるミスリードになっています。

読者に無用な負担を与えないためにも、不必要な情報は削らなくてはなりません。

計2401人が1日の間に失踪した謎の事件が冒頭で起こるのは、興味をひかれる導入です。
しかし、警察の発表にもあるように、この規模の失踪となると、現実的に考えれば、テロなどの大きな組織絡みであろうと推測されます。
大学の異常現象研究会が興味本位に首を突っ込む事件としては大きすぎて、不自然です。
出現した、巨大な鉱物状の結晶からオカルト絡みだと思って大学生たちが噂するのは良いのですが、調査となるとリスクが高すぎるのではないでしょうか? もし本当に、国家規模の事件なら、自分たちが北朝鮮などに拉致されるリスクを考えねばなりません。

>「天文台にあるんだよね、その結晶。もし警備に見つかったら大変だろ…………」

>「そんな最初っから臆病な事言ってたら、また人が消えるよ!」

警備員に見つかるリスクについては考えるのに、自分たちが消えるリスクについては考えないのでしょうか?

頭脳明晰な法学部四年生がメンバーにいるのなら、こういったリスクの高さに思い当たるはずだと思うのですが、メンバーの誰一人として、そういったことを考えている様子はありません。
健人は臆病で恐怖心を抱いているようですが、警備員に見つかる程度のものです。

これでは実際に消える羽目になっても、自業自得としか思えなくなってしまいます。

ここはいきなり調査しようではなく、不可思議な事件が起こっていて怖い、といった感じで噂し合うのが、自然な心理かと思います。
リスクの高さを無視して調査に向かうような強引な展開にするのでしたら、彼らが首を突っ込まざるを得ない理由を用意した方が良いでしょう。
例えば、もっとも簡単なのは、サークル仲間や家族が失踪したのでどうしても行方が知りたい、といったものです。

人間がなにか行動を起こすには動機が必要ですが、キャラクターたちの動機が薄いので不自然です。

キャラクターが不自然な行動を取っていると、とても生きている人間として共感できないので、物語に入っていけません。この状況に置かれたら、彼らはどういう心理になるか?とリアルに想像する必要があります。

>「お、俺はただの大学生だと思ってました…………」

>「だけど、何故かはわからない。分からないけど、やらなきゃいけない事があるって、俺の心が叫んでるんです!」

異世界に転生して強くなるのは良いのですが、女の子に怒鳴られて言うことを聞かされていた臆病な青年にしては、状況に対応するのが早すぎると思います。
もう少し、混乱している様子、戸惑っている様子を描かないと、人間心理としては不自然です。

異世界にやってきて、突然、戦闘に巻き込まれ、しかも自分は強くなっている、となれば、もっと混乱するはずです。
女の子を助けるために覚醒するのは良いのですが、このあたりの心理をもっと丁寧に描くように努めた方が良いでしょう。カッコ悪い姿を晒しても、最終的には少女を助けられれば、主人公として十分な働きだと思います。

以上です。
すいません。欠点の指摘歓迎!ということで厳しめに書かせていただきましたが、本当に応援していますので、これからも更新頑張ってください!

なろうのブックマークに登録させていただきました。

また、すでにご存知かと思いますが、この掲示板では、他人の批評依頼に書き込みをすると、月見里キャメロットさんの最新の批評依頼がサイトの一番先頭に移動し、批評をもらいやすくなります。
今後もぜひ、他の方の小説の批評を書いていただけるとありがたいです!

小説投稿先URL(別タブが開きます)
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要望 : 欠点の指摘歓迎! スレッド: リリキャット戦記 〜俺の人生は『猫』に掌握されたようです〜

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