ノベル道場/小説の批評をし合おう!

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元記事:選ばれし勇者と消失の少女

初めまして。鳥片吟(とりぺんぎん)と申します。
宜しくお願いします。

初めて小説を書こうと思い、ハイファンタジーの長編作品の執筆を開始しました。
右も左もわからず、小説の書き方というのがよくわかっておりません。
いずれは、小説家になろうに作品を投稿したいと考えておりまして、是非とも皆様の評価を頂きたい所存です。

特に、ここは直した方がいい、といった批評を元に改善を重ねていきたいと思っております。
現時点で全28話の5万文字弱となりますが、ご一読頂けますと幸いです。

以下、私が現在感じているマイナスポイントです。
・バトルシーンが短い&物足りない
・情景の描写が苦手で少ない
・22話からの村での展開がありきたりでつまらない
┗22話からの展開は物語の修正を検討しています。

投稿しているのは個人のブログとなっています。
何卒よろしくお願い致します。

上記の回答(選ばれし勇者と消失の少女の批評)

投稿者 いーぴん : 1 投稿日時:

 5話まで読みました! 勇者が新たな魔王に君臨するという設定と、それを魔王の弟視点で語ろうとする点に惹かれました。
 批評募集中とのことで、自分の意見が何かのお役に立てれば幸いです。以下気になった点です。

①主人公に焦点が当たるまでが長い
 あらすじから読み取る限り、「少年と少女の物語」が本題だと思うのですが、そこに至るまでが長いかな、と感じました。
 これは個人的な意見なのですが、少年と少女二人の活躍を楽しみに読み始めたのに、主役が5話まで出てこないのはもどかしく感じます。また、序盤がこれだけ長ければ「運命が動き出す」までもきっと長いのかな、とも。

 2-4話までが「お兄さんが魔王になるまで」のお話ですが、自分ならここはカットするかなと思います。「魔王討伐に出掛けた勇者兄が、何故か魔王になった」という内容さえ伝われば良しという考えからです。

②地の文の使い方
 文章構成についてですが、地の文が説明と動作描写でほぼほぼ埋められている点が気になりました。もっとキツイことを言えば、全体を通して説明口調な点が、せっかく楽しそうだと思って読み始めた読者様を逃がしてしまうかもしれません。
 特に序盤においては、「これだけは今のうちに知っといて欲しい」ということだけに絞って語ると、より良くなるでしょう。

 また、自分は情景描写は最低限派なのですが、それにしても少ないかなと感じました。読者様が何となくその場の風景を思い浮かべられるレベルまでは描写してあげるとより丁寧でしょう。

 ……と思ってたら、情景描写の少なさは自覚がおありなのですね。お気持ち良く分かります。こんなにエラそうに言っておいてなんですが、自分も苦手なので……。
「場面設定類語辞典」という本がオススメですよ。この本は各場面(学校、海など)ごとで受ける五感をシンプルにまとめたものです。これをベースに、プロの作家さんが描いた情景描写を真似てみると良いかもしれませんね。

 例えばですが……1話目では、この村の様子がもっと分かれば良いかなと思いました。これは世界観及び舞台設定を伝えるためがまずひとつ、もうひとつは、平和な村だと強調しておいた方が、5話目で崩壊させた時によりドラマチックに仕上がるためです。

 世界観をまだ掴みきれていないため具体例が難しいのですが……。剣の稽古をつけて貰っている主人公に、「がんばってね」って、亜人の少女が行商用の特産品を分けてくれるとか。それが馬車で城下町まで出掛けているなら、この世界におけるおおよその文明レベルが分かりますよね。特産品からは気候や風土を伝えられるでしょう。亜人の少女が出てきたら、ファンタジー世界であることが分かります。ぜひぜひ、鳥片吟様ならではの素敵なファンタジー世界を描いてみて下さいね!

 あと、これは完全にいーぴん個人の話なのですが、美しい描写がウリの作家さんでない限り、情景描写が長いと途中でダレてきてしまいます。
 この経験から、情景描写を入れるにしても、場面の中心はあくまで主人公だということは忘れずに、お話の流れに組み込んで……と自分は気をつけています。(本当は読者様のお眼鏡に叶うくらいの美しい描写が出来るのが一番なんですけれどね。難しいです)

 それから、地の文の使い方として、心理描写も少なめかなと思いました。(でも、これは5話目までしか読んでないからかもしれませんね。的外れだったらすみません)

 色々書きましたが、あくまでもいーぴんただ一人の意見なので、あまりお気になさらないで下さいね。あらすじから面白そうな雰囲気は感じましたよ! 何かの参考になれば嬉しいです。

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元記事:俺は勇者じゃないらしい。でも勇者を名乗ることにした。

はじめまして。武井と申します。

小説を書いてみましたが、正直、自分でもあまり面白くないと感じています。
どこをどう直せばいいか分からないので、投稿させて頂きました。

自分の小説の短所は何なのか、どうすればより魅力的な小説になるのか、教えてください!

個人的に気になっているのは、
・冒頭がつまらない
 多分、最初の数行を読んで離脱してしまう人が多いような気がしています。
・表現力が乏しい
 描写か下手なのは自覚しています。どう改善すればいいか、知りたいです。

よろしくお願いします!

上記の回答(俺は勇者じゃないらしい。でも勇者を名乗ることにした。の批評)

投稿者 いーぴん : 1 投稿日時:

 全部読みました。綺麗にまとまっていて、個人的には良かったと思うのですが……。
>>~正直、自分でもあまり面白くないと感じています。
 と武井トシヒサ様は感じていらっしゃるようなので、なぜご自身が面白くないと感じたのか、自分なりに推測してみました。

①対象読者が不明瞭ではないか
 どのような読者様に「面白い」と感じて欲しいのか、具体的に挙げられますでしょうか。類似作品だと、
・主人公が超嫌な奴で、最終的に勇者パーティーにふるボッコにされる、いわゆる逆ざまぁ系→ざまぁ部分で爽快感を味わいたい読者様向け。
・勇者側が超嫌な奴で、最終的に主人公にふるボッコにされる、いわゆる追放系。→同上。
・戦力不足等で勇者パーティーに入れなかった主人公が、ユニークスキルで無双する、いわゆる俺tueee派生系。
→主人公が活躍しているところを見てスカッとしたい読者様向け。
・特殊能力持ちの主人公が、平凡な勇者パーティーをどんどん活躍させていく、いわゆる俺tueee系。→同上。などですね。

②展開に意外性はあるか
 テンプレ作品(逆テンプレ含む)と言われるものでも、何かしら予測のつかない、でも期待は裏切らない展開は練り込まれています。伏線の使い方、お約束要素の捻り方。面白い作品はこれらがお上手です。

③主人公が活躍できているか
 ここでいう「主人公の活躍」とは、必ずしもプラスに作用するものとは限らないです。主人公が足掻くほどに悪い状況に陥る話も中にはあります。(ホラーやパニック映画に多い気がします)(でもプラスに作用するものの方がweb上では受けやすいと思います)
 要は、主人公(=読者の感情移入先)にきちんと焦点が当てられているかということを意味します。また、視点主=主人公である必要はないですが、web小説の大部分は視点主と主人公が同一である印象です。

④本題に入るまでが長くないか
 前提知識を書いていく内に、本筋がどんどん遠くなっていくというのは、ありがちなパターンですね。特にweb小説においては常に即バックの危険性を孕んでいるため、この作品は何を描こうとしているのかをなるべく早めに提示する必要があります。

 念のために。上で挙げた例は、別に武井トシヒサ様の作品に当てはまると申し上げている訳ではないので安心して下さいね。文章力は一定以上あるのに、何故かつまらない小説にありがちなパターンをまとめてみただけです。でも、もし①~④いずれかに自作が当てはまるかもと感じたのなら、それがご自身の作品を面白くないと思う理由のひとつなのかもしれません。(上を目指そうと思えば、どこまでも上がいますからね!)

 長くなりましたが、何かひとつでもご参考になれば嬉しいです。

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元記事:芽吹く蝶

こんにちは!はじめましての方ははじめまして!
エニシダといいます!

エブリスタのコンテストに応募し、落選したものになります。
今後につながるために欠点、改善点等を教えていただきたいです!

7,000字ちょいの短い話になります。
文字数制限のある公募だったので、色々と詰め込み感があるような気がしています……

よろしくお願いします!

上記の回答(芽吹く蝶の批評)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 最後まで読みました! 素敵なお話ですね。蝶々が空へと上がっていく描写が、とても美しかったです。うなじにサナギがあるというのも、ミステリアスで良いですね。エニシダ様は詰め込み過ぎを気にされているようですが、自分は特にそういった印象は受けませんでした。

 総評を述べると「この作品の良いところも、あまり良くないと感じたところも、全てラストシーンに集約されている」です。
 ラストシーンは情景としても美しくて良いなと思ったのですが、一方でやや淡白にも感じます。
 これはラストシーンの書き方が問題なのではなく、そこに至るまでの過程に原因があるのではと推測しました。以下に述べていきます。

1.景文くんとの関係性が希薄
 主人公にとって、景文くんは他人同然の関係です。ラストまでそれは変わらず(これは仕方ないと思います。たった数日、日常を共に過ごしただけで硬い絆を結ぶのはかなり難易度が高いです)故に彼が蝶になったシーンでの感慨が薄くなってしまっているように思えます。個人的には、最初から兄弟同然の間柄にした方が、よりドラマチックに仕上がるかなと感じました。

2.景文くんの目指すものが不透明
「大家族で暮らしていた環境から一転、広い家に祖父と二人きりで寂しい」からの、「サナギの中は液で満たされているので、この中に入れば寒々しさも薄れる気がする」という旨のセリフが出てきます。おそらく蝶になるフラグのためにこのセリフを入れたのかと思いますが、ちょっと強引かなと感じました。

 具体的に言うと、
・サナギの液(=幼虫一匹分の組織が溶解したもの)だと、実質一人きりと変わらないのでは?
・それだと、わざわざサナギにならなくとも、押し入れなど狭い空間に入っただけで満足できるのでは?
・仮にこのサナギ理論が成立したとしても、ラストで蝶になってしまったら意味を成さないのでは?
・そもそも、少年にも自分のうなじにあるサナギが見えていた、つまり自分がサナギの状態だと知っていたのなら、「サナギになりたい」という願望は初めから達成しているのでは?

 とか色々考えてしまって、結果彼にあまり感情移入できませんでした。もちろん、いーぴん自身が彼のことをいまいち理解できていないせいで、的外れなことを言ってしまっているかもしれないです。
 それでも、ここは素直に「蝶になってどこまでも行けるようになりたい」などと言わせた方がより自然になるかと思いました。
(「蜘蛛の子になりたい」でも成立するかなと思います。卵嚢から一度に数千匹生まれるそうですよ。大家族で楽しそうですよねー。でも蝶からは外れてしまいます……)

 また後に「旅をしたい」という旨のセリフが出てきますが、ここもやや唐突に感じました。その前まで、旅に関する話が出てきていないからだと思います。例えばですが、

この家は、まるで虫のいない虫かごのようで寂しい。主人公たちの元へ行けば変わるのだろうか。
→主人公たちと、数日共に過ごして気づいた。死んだ家族がいない時点で、どこへ行こうが孤独なままだ。空っぽの虫かごはどこまで続くのだろうか。願わくば、この虫かごから外に出るための羽があればいいのに。
→サナギになって、この世界そのものが大きな虫かごだと確信する。そして虫かごの外には家族がいることも。この寂しさを埋めるためには、人間の則を超えて蝶になるしかない。
 この例文のままだと説明的過ぎますが、今の家が寂しい→蝶になりたいまでの流れを地続きにできれば、より物語に没入しやすくなるかなと思います。

 もっと良い例としては……ラストに蝶になる作品でパッと思い付いたのが「零~紅い蝶~」「夢見館の物語」どちらも原作はゲーム作品です。

「零~紅い蝶~」→双子の姉妹がとある村に迷いこむお話です。
 村には不思議な紅い蝶が飛び回っています。これは伏線で、実はこの蝶たちは、かつて姉に絞め殺された妹たちの魂でした。色々あって主人公が(この村でいうところの)双子の妹を絞め殺してしまい、首元にできた両手の跡から、一匹の蝶が飛び立ちます。それが妹の魂であると知っている主人公は必死になって追いかけますが、彼女は遥か空へと消えていきました。
 話の道筋もですが、ラストの紅い蝶たちが飛び立つシーンも参考になると思います。

「夢見館の物語」→蝶々が住む館から、妹を助け出すお話です。
 「蝶になりたい」のは妹の方で、ただ興味本位といった風です。しかし館にいる蝶たちの話を聞くうちに、館の蝶がかつては人間だったこと、蝶になれば二度と人間には戻れないことを主人公は知ります。妹も「やっぱり蝶になりたくない」と叫びますが、時既に遅く、妹は蝶にされてしまいます。そして色々あって妹は元の姿に戻ります。
 不気味なのに美しいという、不思議な雰囲気を纏った作品です。蝶々たちの意味深な会話も参考になると思います。

 色々書きましたが、あくまでいーぴん個人の意見ですので、あまり気に病まないで下さいね。自分としては、幻想的な雰囲気が味わえる作品に出会えて嬉しいです! 今後に繋げたいとのことで、ほどほどに頑張って下さい。影ながら応援しています。

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元記事:盆の船

自分の実力がどれほどのものか知りたくて投稿します。ぜひ批評していただけると嬉しいです。
以前他サイトに投稿した作品です。

上記の回答(盆の船の批評)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 最後まで読みました! 面白かったです!
「お盆に海へ出ると死者に連れていかれる」ってどこかで聞いたことがあるなと調べてみたら、どうやら昔からの言い伝えみたいですね。カイト様の作品は、その言い伝えの組み込み方がお上手でした。おばあちゃんの語り口が良い意味で不安を煽ってくれて、気づけばいーぴん自身も、作中の子供たちと一緒になってハラハラドキドキしてしまいました。本当に面白かったです!

 総評としては「都市伝説的な恐ろしさを十二分に秘めているが、ホラーとしてはラストがやや尻すぼみに思える」です。

「ラストがやや尻すぼみ」と個人的にですが感じた理由としては、以下の点が挙げられます。

1.主人公が直接怪異に晒されていない
「伝聞形式の怖い話なんていくらでもあるじゃないか」と突っ込まれてしまいそうですが、そして実際にその通りなのですが、このお話の場合だと主人公をピンチに陥らせた方が盛り上がるかと思いました。

 というのも、伝聞形式の怖い話は大抵「身近で起こりうる避けようのない恐怖」を扱ったものだからです。
 例えばですが、
「てけてけ」→なんの罪もない一般人が、下半身が無い幽霊に襲われます。襲われた人は語り部になり得ないので語られるなら伝聞ですが、「この話を聞いた人は3日以内にてけてけがやってくる」というオチがつきます。「こんな恐ろしい化け物が、3日後に自分のところにやってくる」という点が恐怖ポイントです。
「口裂け女」→こちらも何の罪もない一般人が襲われます。「ひょっとすると自分の住む町にもいるかもしれない」という点が恐怖ポイントです。

 しかしカイト様のお話だと、極端な話、海にさえ行かなければ他人事ですよね。これは先の例で挙げた「てけてけ」「口裂け女」よりずっと怪異を避けやすいです。こうなると読み手側にとっても他人事の恐怖になってしまいます。

 ではどうすれば良いでしょうか。いーぴんも色々考えてみたのですが、やはり「主人公を海へ行かせて怪異に晒す」のがベストかと思います。「好奇心に負けて海に出てしまった」「不思議な力で誘われてしまった」「兄弟や友人が誤って海に出てしまったので、連れ戻さなければならない」など、何でもいいのですがとにかく主人公を海へ行かせる=危険に晒させることで、「自分の身に起こった恐怖感」を演出できるのではないでしょうか。

 他には「怪異の方から主人公の元へ来させる」という手も考えられます。主人公はちゃんと言い付けを守って海に出ていないのに、死者に引き込まれてしまうパターンです。この場合だと「海で拾った石が、実は飛び降り自殺をした人の骨であり、その骨を媒介として霊がきてしまう」「主人公が霊媒体質で、ちょっとしたことがきっかけで霊に引き込まれてしまう」など、「主人公が狙われる理由付け」があるとより物語に説得力が生まれるでしょう。

2.「海に出てはいけない」という戒めを、メインの登場人物全員が最後まで破らない
「開けてはいけない扉」「振り返ってはいけない道」など作中で「~してはいけない」と銘打たれたものは、読者にその禁忌を破ることが期待されているそうです。
 禁忌を破るということはそれ相応のペナルティを受けることとなります。読者は「ペナルティの内容は何か」「主人公はそのペナルティをどうやって退けるか、または退けられずに破滅していくのか」を楽しみに読み進めるわけですね。

 例えば「メリーさん」だと主人公に捨てられた人形が、電話を通して人形自身の居場所を教えます。「ゴミ捨て場にいるの」から始まり、途中で主人公は「人形が自分のところへ近づいてきている」ことに気づきます。同時に読者も、その電話を「取ってはいけないもの」だと認識します。
 ではここで電話を取るのを止めてしまったらどうでしょう。

「後に聞いた話だが、先日行方不明になった私のクラスメート。警察の調査によると、どうやら彼女にもメリーさんと名乗る人物から電話が掛かってきたらしい。通信記録によると、私と同じようにメリーさんは彼女へ近づいていったそうだが、ひとつだけ、決定的に異なる点がある。彼女は途中で電話を切らなかったのだ。そして通信記録はメリーさんの一言で途切れる。『わたしメリーさん、今あなたのうしろにいるの』」

 自分で書いておいてなんですが、というより自分で書いたから言うのですが、めちゃくちゃつまらないですよね。
 これがオリジナルだと、「メリーさんに一言申すために電話に出る」「母親に電話で助けを求めるはずが、間違えてメリーさんの電話に出てしまう」といった形で主人公はタブーを犯し続け、ラストは「今あなたのうしろにいるの」で締められる、とても面白いお話に仕上がっています。

 同じ結末を迎えるにしても、主人公が関わっているか否かで面白さがずいぶん違ってくるのがお分かり頂けたかと思います。
 念のため。カイト様の作品がつまらないと申しているのではなく、そのままでも十分に楽しめますよ。ですが、より読者を引き込むための一工夫として、「主人公(あるいは身近な人物)にタブーを犯させる」という手もあると知っておくと、より面白い作品作りに繋がるのではないかと思います。

 色々書きましたが、いーぴんは結構好みで語るところがあるので「こんなことを考える人もいるんだなぁ」程度に気楽に捉えて下さいね。
 先におばあちゃんの語り口が好きだと述べましたが、「船頭は頭数だけ見るので、それを利用して生者と入れ替わろうとする」という話にはゾッとしました。「船頭が数合わせのために生者を引き込むこともある」というのもなかなかに恐ろしい話ですね。
 船にいる霊の中には、もしかすると引き込まれただけの生身の人間が乗っているかもしれない……。そうなると、村にいる人間の中には死者が紛れこんでいることになりますよね。考えただけでも恐ろしいです。
 最後になりましたが、素敵なお話ありがとうございました!

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元記事:歪ーいびつー

皆さん初めまして(*'ω'*)
こちらのサイトを利用するのは初めてです。

【人が怖い】コンテストに応募したく、加筆修正中の処女作になります。

色々な方からのアドバイスや批評を頂きたく、こちらのサイトを利用させて頂きました。
よろしくお願いしますm(_ _)m

上記の回答(歪ーいびつーの批評)

投稿者 いーぴん : 0 投稿日時:

 初めまして(*^^*)高1春の途中まで読みました。狂愛良いですよね! 自分も大好きなジャンルなので、読んでいて楽しかったです。

 欠点の指摘歓迎とのことで、個人的に気になった点を述べていきます。

1.愛と狂気がやや物足りない
 いきなり個人的な好みに走った意見なのですが、もっと序盤に「デレ」を、中盤からは「病み」を見せて欲しかったなと思いました。

1-1序盤の「デレ」
 あらかじめ申し上げておくと、ベタベタひっつけるべきだ、という意味ではないです。ただ、主人公に好意を抱いている描写の合間で、ちらりと常軌を逸した愛情を匂わせてみると良いかもと思いました。

 例えば、奏多をどういう具合に病ませたいのかにもよりますが……。
林間学校にて、みんなでカレーを作っている
→涼くんとお米をといでいると何となく良い雰囲気に。その時、奏多の呻き声が響く。
→そちらへ向かうと、奏多の指から大量の血が流れている。手には型抜きが握られており、それで人参をハート型にくりぬいている最中、誤って指を切ったのだと分かる。
→慌てて先生を呼んでくる主人公。わちゃわちゃしていたせいで、主人公の班はお夕飯の仕度が間に合わず、他班のカレーを分けてもらうことに。
→「奏多くんごめんね。私が余計なこと言わなければ……」実は型抜きは主人公のもの。かわいいと思って持ってきたが、結果的に奏多を怪我させてしまうことに繋がった。「夢は悪くないよ。でも怪我のせいで右手が上手く使えなくて……良ければ食べさせてくれないかな?」奏多くんにあーんしてると、朱莉ちゃんにカップルみたいと揶揄される。恥ずかしくなった主人公は、うつむきながらカレーを頬張る。その時、ゴリッと硬い感触がした。石でも混じっていたのだろうか?
→こっそり鏡で確認すると、それはハート型の人参だった。「へぇ、他の班でも同じことやってたんだ」夢はごくりとその人参を飲み込んだ。

 このように序盤から狂気の片鱗を出しておくと、中盤で病みが加速した時に「それでも涼を選ぶんだ……やっぱり指だけじゃ足りなかったね」みたいな感じで次の「病み」に繋げやすくなるかと思います。

1-2中盤の「病み」
 狂愛と銘打つからには、もっとぶっ飛んでいた方が良いかなと思いました。(途中までしか読めてないので、的外れな意見だったらごめんなさいね)これは個人的な意見ですが、狂愛の良さは、愛のためには他人には到底理解できない行為も平然としてしまうところにあると思っています。

 邪神 白猫様の作品は、どちらかというとじわじわ日常を侵食していくタイプの狂気かと存じます。このタイプのヤンデレは、やること自体は派手でなくとも、その方法が異常なパターンが多いです。
 例えばですが、スマホは4桁の数字からなる暗証番号でロックされているのに、誰かが勝手にメッセージを送った痕跡がある。
→実は1万通りのパターンを試し、暗証番号を当てていた。とか。
 「主人公に関することなら、この子はどんなことでもしてしまうだろう」と読者に思わせられればしめたものですね。

2.主人公の心理描写が少ない
 無い訳ではないのですが、もっと欲しいなと思いました。特に奏多の狂気に触れた時に対する反応ですね。
 ヤンデレって結構ホラーとの親和性が高くて、狂愛というのは、ある意味では幽霊や化物と変わらない、要は主人公にとって異質なモノ、理解不能なモノです。それに触れた時の生理的嫌悪感や恐怖といった感情を、読者は主人公の目線から体験しています。
 ホラーでもそうですが、主人公がちゃんと怖がってくれていないと、読者にもその恐怖感は伝わりません。故にヤンデレを扱う時には、心理描写を特に丁寧に取り扱う必要があります。
 大切な幼馴染みである奏多から、だんだんと彼の内に潜む狂気が綻び出てくる……。このように日常が侵食されていくさまは面白いと思います。これを夢ちゃんの視点で描ききれれば、より魅力的な作品に仕上がるかもしれませんね。

3.ヤンデレキャラの視点を入れるのが早すぎる
 入れるなら病みを描ききった終盤、または中盤以降のターニングポイントの方が望ましいでしょう。
 なぜかというと、これは2で述べたホラーとの親和性に繋がります。種明かしされたお化け屋敷がつまらないように、下手にヤンデレキャラの視点を入れてしまうと、そのキャラの行動原理が読めてしまい、ハラハラ感が薄まるためです。

 狂愛と聞いて、つい語り過ぎて長くなってしまいました……。ここに書いたこと全て、あくまでいーぴん個人の意見なので、合わなければ流して下さいね。
 ここでは奏多くんにしか触れられませんでしたが、優雨ちゃんも主人公のことが好きだったと判明した瞬間、やっぱりねと納得すると同時にテンションめっちゃ上がりました! 作中で一番好きなカップリングです。
 それでは、ぜひぜひ邪神 白猫様だけの素敵な狂愛を書いて下さいね。影ながら応援しています。

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元記事:ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

一つ前にノベル道場にアップした作品のスピンオフ的な作品ですが、こちら単体でも楽しめます。

日本に馴染みの無いゾロアスター教とファンタジーにからめて書いてみました。
趣味で書いているので、読みやすかった点や良かったシーンなど教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(ウルスラグナ〜みんなの英雄〜の批評)

投稿者 篠宮ソラ : 0 投稿日時:

ゾロアスター教にあまり詳しくはありませんが、善と悪という普遍的な内容に切り込んだ主人公の少女の内面がよく出ていると思います。

自分は異端かもしれない、だけどそれを言ってしまえばどうなるかわからない。だけどここは居心地が悪い。現代社会でも声を上げられず、長いものに巻かれていく生活にも重ねられると思います。

この先も主人公には大いに悩んで自分に後悔のない選択肢を歩んで欲しいですね。

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要望 : 長所を教えてください! スレッド: ウルスラグナ〜みんなの英雄〜

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元記事:白きエルフに花束を

僕の異世界冒険記シリーズの前編です。
後編はまだ書いている途中です。

最初は純粋に僕自身の発達障害を題材にした異世界転移物が書きたかったのですが、ヒロインを構想した際に、人種的に迫害を受けていて、命の危機に瀕すると人を含めた生き物を片っ端から食い殺してしまう自分に、とても怯えている少女を登場させようと思い立ちました。
ちょうど虚淵玄さんが作った『沙耶の唄』の「沙耶」のカニバリズムと性格をそのまま持って来て、自分が化け物だという事を自覚したようなキャラです。
因みに、そういうキャラがすでにいることは最近になって知りました。

「差別を受けながらも、お互いに偏見がないゆえに惹かれあう主人公とメインヒロイン」という関係を中心にして話を作っている内に、主人公たちがお互いと自分しか見えていない、いい意味でも悪い意味でも人間臭いキャラクターになってしまいました。
この物語をキャッチコピーで表すならば「愛に飢えたケモノ達への鎮魂歌(レクイエム)」です。
互いの愛を貪りあい、依存し、溺れていく様を描いたダークファンタジーです。
どうぞご覧あれ。

上記の回答(白きエルフに花束をの批評)

投稿者 OO : 0 投稿日時:

最初のエピローグを見たんですが、冒頭の謎が謎を呼ぶ書き方はとても魅力的には思えたんですが、最近の読者さんはもしかしたらそこで読むのをやめてしまうのかなとも思ってしまいました。最近の読者さんは、やけに飽き性ですから。だからどうすればいいかというと、あまりうまい答えは出せないんですが、もっと一行目からインパクトをもってきたほうがいいのかなと思います。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://ncode.syosetu.com/n2843em/

要望 : たのもー!(ボコボコにしてください) スレッド: 白きエルフに花束を

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元記事:王の影

初めまして。吉川と申します。
歴史を題材にした小説をよく書いている者です。
しかし日本の戦国時代や幕末などのメジャーな時代ではなく、中国古代史などマイナーな舞台を好んで綴っているので、時代背景の説明がどうしても不可欠な気がします。
序盤の文中にストーリーから外れず、時代背景を上手く組み込められているかが不安です。

序盤で読者の心を掴めていないのか、今までの作品で感想をいただいた経験がありません。
今回の作品もまだ序盤3話までですが、宜しければ多角的にアドバイスなどいたたきたいです。

中国最古の殷王朝中期にあったとされる王宮内の分裂を題材に、王様の側近を主人公にしたミステリー調の小説です。

上記の回答(王の影の批評)

投稿者 kanegon : 0 投稿日時:

こんにちは。掲載されている第4話まで読みました。
殷王朝時代の武丁王、というのはなかなか面白い題材に目をつけたと思います。
自分は武丁王時代を描いた小説というと、沈黙の王、と、婦好戦記、しか読んだことありません。そもそも他に作品が存在するのか知りません。ですが、甲骨文字の第一期で、殷王朝の中興の王というのは題材としては十分に魅力はあると思います。既存作品が少ないというのは、競争が少ないということでもあるし、読者に新たにこの時代の魅力を知ってもらう余地もあるということでもありますし。
で、作品についてですが、8000字ほど、10万字で完結と考えると、1割弱ということになるでしょうか。まだ冒頭のみということになりますが、そこまでを読んだ上での感想であることをご了承ください。
歴史もののスタートとしては良いと思います。
文章はほどよく重厚さもあって、それでいて読みにくいわけでもなく行けるので、歴史物ウェブ小説として理想に近いところじゃないでしょうか。殷王朝の状況提示についても、三人の王が並び立ってめんどくさいというのを上手く示していたと思います。
主人公のキャラも、無理なく提示できていて良かったです。
情景描写もいい感じでした。歴史事実の羅列で終わらず、梅の香りがあったり、それについての主人公の受け取る感情があったりと、あざやかに描かれていたと思います。
最初の事件も起きているので、冒頭の1割か2割で必要と思われる主要キャラの提示と最初の事件とこの作品が何をやるのかの方向性の提示については、ある程度満たすことができていると感じました。

ただ、ミステリ部分に関しては、まだ冒頭で不明な部分も多いのですが、やや問題あるかなとも感じました。
これに関しては、私がミステリはさほど好きではなく、そんなに造詣が深いわけでもないので、ピント外れな意見になってしまう可能性も低くはないのですが、ミステリとしては犯人を特定する必要性が薄いので、興味を抱きにくかったです。
三人の王のうちの一人を毒殺しようとしていたら、何者かに先に弓矢で殺された。というシチュエーション。言ってしまえば結果オーライとしか思えないです。これが、自分の君主が殺されそうになった未遂事件とか、自分自身が狙われた未遂事件だったら犯人が誰であるのか真剣に追いかけようとするところですけど。勿論犯人や動機が不明である以上、今後自分の君主や自分が狙われるようになる可能性も否定できませんが、主人公が犯人捜しをする必然性を感じない。犯人捜しをするのは殺された王の遺族や臣下、というのが普通の流れだと思いますので。
また、三人の王のうちの一人が目上の立場、という情報は早めに出してほしかったです。
そして、三人の王のうち一人を毒殺しようとするなら、狙うべきは目の上のたんこぶであるその目上の王じゃないのかなと思いました。動機の部分、ということになります。
更に、弓矢で殺したとのことですが、実行犯が確保できていないくらいの遠距離から射たということは、相当な強弓の使い手なので、ちょっと調べればすぐに容疑者が絞られるような気がします。
また、主人公は、誰が殺したのか、と言いながら、犯人捜しをしようとしていないように見えました。目上の王から呼び出しを受けて忙しいという事情があるのでしょうけど、宰相という身分があるからには自分の部下を使えるはずで、ならば聞き込みなどで強弓を使える容疑者を数人に絞って特定するあたりまではすぐにできそうです。殷の時代の人間がそこまで合理的に犯人捜しをするかという気もしますが、ミステリ仕立ての物語にする以上は、読者が納得できるような論理性とかは必要にも思います。
そもそも思ったのですが、占いとかが力を持っている時代を舞台にしてミステリをやるので、相性は悪そうではあります。それを成り立たせるにはよほどの技量が求められるでしょう。
以下、作品の評価に関係ないことですが。
今まで作品で感想をもらえたことがないとのことですが、歴史ジャンルはマイナーそのものですし、ましてや日本史ではなく、三国志でもないマイナーな中国古代史題材では、感想をもらえる以前に読んでもらえること自体が難しいと思います。
なので、投稿サイトに作品を掲載するだけではなく、作品の存在自体を知ってもらうためにも、積極的な交流が必要なのではないでしょうか。
佳穂一二三先生などは人柄にもよるのでしょうけどその辺の交流が非常に上手で、私もいくつか作品を読んでいただき感想をいただいたことがあります。

小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/995116640/119637063

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