元記事:異能英雄譚
英雄が幻想であると最初から提示して、それに向かって収束していくこと。
主人公は英雄であることを否定しているのに、英雄であることを運命づけられ、消費されるということです。
一部だけではそれを目指して書きました。
上記の回答(異能英雄譚の批評)
投稿者 さそり : 0 投稿日時:
こんにちは。
二章までですが、読ませていただきました。感想としましては「キャラに個性が乏しいかな」でした。
特に主人公の言葉は、二章まで読んでもイマイチ魅力が分からなかったです。すみません。高校生にしてはスレすぎというか、下手すると「斜に構えすぎたイタイ奴」のような印象です。喋り方とかが等身大の男子高校生ではないんですよね。最初2話や3話を呼んだ時、言葉たちが「仕事」と言っていたせいで「大人が高校生のフリして潜入でもしてるのかな?」と思いました。(サラッと読んだため、私がヘンな読み方をしてしまった可能性もありますが……)
『物語開始前に色々なことを経験していたから達観している』という設定であれば、周囲のキャラから「彼はこういうキャラですよ」と語らせても良いかと思います。
物語の根本にある異能についてですが、これも少々分かりづらいです。言葉の能力である『言霊』についても、どこまで能力が及ぶのか、何か制限があるのか示されていなかったため、二章の事件とか簡単に解決できたんじゃないかと思えてしまいます。
『言霊』が自分だけに作用するのかと思っていましたが、二章では言葉が「止まれ」と言うと周囲の人間も止まっていました。しかも自分の心臓が損傷しても瞬時に治るほどなので、異能はかなり強いものに思えます。他人に多少でも干渉できるなら「飛び降りるな、こっちに来い」と言霊を使えば、飛び降りは回避できたのではないでしょうか。操られた人への聞き込みも「何をされたか教えろ」の一言で済むのでは。
他作品で同じような『言霊』を使うキャラに共通しているのは、かなり重めな制限をかけていることだと思います。小さいお願い事のような命令より、命に直接関わる命令は自分にもリターンが大きいから連発できないという風な。
異能の説明や言葉の不老不死の説明がないため、緊迫感などを感じなかったです。『言霊』という異能ならではの展開や、他の異能を扱った作品にない特色があれば、もっと面白くなると思います。
キャラクターたちも、何だかセリフを言わされているような感じで特徴が薄いです。セリフの内容はちょっと捻ったやり取りが多く個人的には好きな部類の内容なのですが、言っているキャラにパーソナルな部分が見られないため、みんな芝居がかった喋りをしているなという印象です。
一章では修多羅ではなく、言葉のことを中心に書いてほしいです。伏線や情報については作者様の考えがあるかと思いますので、一章でどれくらい情報を読者に提示するかは、作者様次第です。
偉そうに長々と書いてすみません。合わなければスルーしてください。
異能が出てくる現代ダークファンタジーは王道ですが、個人的には好きなジャンルです。
創作活動、頑張ってください!
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ダークな雰囲気ですが、重すぎないバランスは良いと思います。
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