ワールドメイカー(新タイトル)
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幻想砂漠(仮題)の返信(元記事)
どなたも回答されていないようですので、僭越ながら思ったことを書いていきます。
私のことは『場の賑やかし』程度に思ってください。合わないところは流していただければ幸いです。また、他の方の意見と分かれた際は、そちらの方の意見を参考にられることをお勧め致します。
ちなみに、他掲示板の最新のプロローグは拝読済みです。
さて、作者コメの疑問にお答えする前に確認したいことがあります。
①尺はどれ程のものを想定されているのか?
②対象読者層は考えているのか?
①について。
短編の間で収まる尺であるのなら、多少の謎は『読み切りという形でゴリ押す』ことが出来そうです。
長編で書くなら、それ相応の説明が要ります。また、現状のプロットの展開だけでは弱いように思います。
(といっても、書き方次第でどうにでもできると言えば、出来ると思いますが)
②について。
どこまでの読者を受け入れて、どこからを切り捨てるのかという話です。
御作はSFなわけですから、世界観の説明はいわば醍醐味とも言えましょう。ですがラノベを欲する人の多くは、世界観よりもキャラやストーリーの方に興味があると思います。
SFをがっつり書くのか、逆にキャラやストーリーを重視して書くのか。あるいはその中間を目指すか。
小説を書く上で骨組み(プロット)作りは重要ですが、それ以外の外堀(①と②)について考えてみるのも良いかもしれません。
作者コメに回答するにあたり、勝手ながら『①長編②中間』という設定で書いていきますね。
あらすじを読んでまず思ったのが、時代背景・文明レベルがよく分かりませんでした。ファンタジーの世界、でしょうか。レーヴがある時点で、現代社会よりかは発展していそうです。
装甲車を生成するという表現はかなり謎でした。もしかしてですが、主人公たちは常にレーヴの中にいて、物語もレーヴの中で進行していくのでしょうか?
新プロローグでは、突然少女の姿がかき消えて面食らいました。
時間が無いのに少女が我儘を言うのはどうかと思いますし、一流らしい主人公がその我儘を受け入れるのも不自然・不真面目に感じます。
新プロローグの方では(行き来してすみません!)、「クソガキにはお仕置きが必要だよな?」と言って消えた少女を追う感じになってますが、理由がこれですと動機として納得がいきません。
新プロローグでは書かれていませんでした『〜技術者として開発部に戻る道を報酬として示される。』は、あった方が良いように思います。
レーヴについても謎が多いです。主人公の生い立ちからしても、作中で詳しく説明する必要が出てきそうです。この辺り、設定を用意してあるのなら問題は無いと思います。
『①について』で触れましたが、これだけでは展開が弱い・少ないように思います。
物語の半分はロードムービーとありますが、それが吉と出るか凶と出るか……分かりませんが、私は危惧しております。
気になる問題点を挙げます。
SFというジャンル上説明が複雑になりがち、主人公のキャラが立っていない(回想まで。回想でどこまで立てられるか……。にしても遅い気がします)、物語中盤を超えてからアリスの真実を知っても驚くほどの衝撃にはなりにくそう。チャプター1か2あたりの早い段階で明かしても良さそうに思う。(これも道中の描き方次第な所はあると思いますが)。
世界観の説明と回想パート(エルとクラウの関係についても触れる必要がありそうですし)で、展開が間延びしないかが心配です。
ここまで書いておいてひっくり返すようなことをするのは申し訳ないのですが、一つ提案があります。
それは、あらすじを全てバックボーンとして使い、『三人は新たなチームを結成し、陰謀に立ち向かい〈アリス〉たちを救う旅に出る。』ここから物語を出発させる。
主人公たちの仕事ぶり・チームワークの良さの理由を知ろうとする新キャラを追加する。(理由は主人公に一目惚れしたとか、適当)。少しずつ過去を知りながら、今目の前の問題を解決していく……的な感じで物語を進めていく。
まあ受け入れ難いこと言ってるなあ、と自分でも思っております(汗)。何かの参考になれれば幸いです。
新作、応援しております!
(抜けがありましたら、ごめんなさい!)。
幻想砂漠(仮題)の返信の返信
スレ主 柊木なお 投稿日時: : 0
日暮れ様
ありがとうございます。
お付き合いいただき感謝します。
かなりの抜けがあったようです。ご指摘ありがとうございます。
①尺はどれ程のものを想定されているのか?
今のところ、エピソード(シーン)は18個まで増えていて、雑に1シーン2500字として、大体45,000字ぐらいの尺を想定しています。まだまだ追加したり没にすると思いますが、総数が今より減ることはないかなと。投稿するとしたら長編の間で、実際は長めの短編といった感じでしょうか。
②対象読者層は考えているのか?
想定読者(作品の方向性)についてですが、今回はストーリーとキャラクターを重視し、
・主人公たちは無事目的地の街に辿りつけるのか
・主人公の子供じみた態度の理由は何なのか。今回の旅を通じて少しは大人になれるのか(アリスと和解できるのか)
を中心に書こうと思っています。
SFの設定はあくまで舞台装置なのですが、日暮れ様のご指摘を受け、改めて匙加減の難しさを感じています。
以下、自分用のメモを兼ねて、個別の点について返信させていただきます。
> あらすじを読んでまず思ったのが、時代背景・文明レベルがよく分かりませんでした。ファンタジーの世界、でしょうか。レーヴがある時点で、現代社会よりかは発展していそうです。
> 装甲車を生成するという表現はかなり謎でした。もしかしてですが、主人公たちは常にレーヴの中にいて、物語もレーヴの中で進行していくのでしょうか?
近未来ですが、終始レーヴ上で進行することを考えています。なので感覚的にはファンタジーに近いかも知れません。
そのことを最初に示す必要がありそうですね。ご指摘ありがとうございます。
物語が仮想空間上でほぼ完結するので、今回はSF的な世界観(歴史や動機など)はいったん脇に置いて、先に作中のルールだけ説明し、単純なアクション/ロードムービーとして読めるようにしたいです。あとは旅の中で小出しにSFっぽさを出していければいいなと。
> 時間が無いのに少女が我儘を言うのはどうかと思いますし、一流らしい主人公がその我儘を受け入れるのも不自然・不真面目に感じます。
ここはちょっとニュアンスが変わって(というより投稿時点では何も考えてなかったです。すみません)、
アリスが「24時間休憩もないのに狭いのは嫌」と文句をつける。
→クラウが「客は黙って運ばれてろ」と言って喧嘩になる。
→エルが自分も大きな乗り物に賛成と口を挟む。
→クラウが「じゃあお前らの好きにしろ」と議論を放棄する。
という流れになりました。
エルは別のプロフェッショナルの立場からアリスと同意見で、クラウもそれはわかっているけれど、エルが自分を裏切ってアリスの味方をしたようで内心面白くない、という構図です。
不真面目というわけではないですが、かなり子どもじみたところはあって、旅を通じて成長できるか(なぜそんな態度なのか)がひとつの軸になります。
> 新プロローグでは書かれていませんでした『〜技術者として開発部に戻る道を報酬として示される。』は、あった方が良いように思います。
紛らわしくてすみません。投稿分はプロローグの前半で、後半がその展開になります。
具体的には、
武装してアリスに会いに行く。
→クラウ:巨大な拳銃を突きつけて脅す
→アリス:まったく動じず、むしろ大げさな武器を持ち出してきたことを小馬鹿にする
→ク:相手にせず、「理由次第では考えてやってもいい」
→ア:「海が見たい」
→ク:「おちょくってんのか?」
→ア:「報酬が出ればどうでもいいでしょ?」
→ク:「金で何でも買えると思うなよ」
→ア:「誰がお金だけって言った?」
からの技術者云々の流れになります。
> レーヴについても謎が多いです。主人公の生い立ちからしても、作中で詳しく説明する必要が出てきそうです。この辺り、設定を用意してあるのなら問題は無いと思います。
このあらすじを書いた時点ではぼんやりしていましたが、今は設定自体はほぼ決まりました。それに伴ってプロットの後半はかなり変わりました。が、もう少し考えてみようと思います。
> SFというジャンル上説明が複雑になりがち、主人公のキャラが立っていない(回想まで。回想でどこまで立てられるか……。にしても遅い気がします)、
↑の乗り物を選ぶ場面のような個々のエピソードや台詞でキャラ立てしようと思っていましたが、確かに本筋の部分で早めに示せていないのは問題ですね。考えてみます。
> 物語中盤を超えてからアリスの真実を知っても驚くほどの衝撃にはなりにくそう。チャプター1か2あたりの早い段階で明かしても良さそうに思う。(これも道中の描き方次第な所はあると思いますが)。
ちょっと迷い中です。アクションとしては早目に爆弾の存在を示したほうが緊張感が増しそうですが、ロードムービーとしては「衝突ばかりだったアリスとようやく仲良くなったと思ったら…」というタイミングのほうが王道っぽいかなと。どちらにせよ序盤に何らかの伏線は追加しようと思います。
> 世界観の説明と回想パート(エルとクラウの関係についても触れる必要がありそうですし)で、展開が間延びしないかが心配です。
今回は説明だけのパート、回想だけのパートはなしにしようかと思っています。間延びはしないと思いますが、逆に説明不足で分かりづらくなったり、唐突になったりしないよう気をつけたいです。
> ここまで書いておいてひっくり返すようなことをするのは申し訳ないのですが、一つ提案があります。
> それは、あらすじを全てバックボーンとして使い、『三人は新たなチームを結成し、陰謀に立ち向かい〈アリス〉たちを救う旅に出る。』ここから物語を出発させる。
> 主人公たちの仕事ぶり・チームワークの良さの理由を知ろうとする新キャラを追加する。(理由は主人公に一目惚れしたとか、適当)。少しずつ過去を知りながら、今目の前の問題を解決していく……的な感じで物語を進めていく。
面白そうではあるのですが、そこまでひっくり返ると、また一から考えないといけなさそうですね…。すでにそこそこ作業が進んでいるので、次回以降の展開として参考にさせていただきたいと思います。ご提案ありがとうございます。
丁寧なコメントをありがとうございました。非常に参考になりました。
もし新たなご指摘がありましたら、ぜひお願いします。
そうでなければ、このコメントに対する返信はお気になさらず。
日暮れ様の新作も楽しみにしております。長編でもそれ以外でも。
それでは。
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