異世界最強のクリティカル・バッファー
スレ主 ソラナキ 投稿日時:
目的:趣味で書く
要望:一緒に作品を作って欲しいです!
キャッチコピー:ヒロインとの関係と世界観、明らかになっていく「クリティカル」の秘密
カテゴリー:ラノベ(中高生向け)
あらすじ
かつて魔神大戦という、外界から現れた異形の神軍との戦争から千年の時が過ぎた頃。
大戦の遺産である、無尽の資源を生み出す迷宮を抱える迷宮都市で冒険者をしていたイリスは、ある日パーティーの面々から戦力外通知を出され、パーティーを追い出された。
イリスは「クリティカル」という、相手の急所に当たった攻撃を何倍も強化する固有魔法「致命強撃」を有していたが、反面他の属性魔法を一切使えず、そして本人の肉体も非常に弱いために一人では何もできない。
そのために露頭に迷いかけていたが、自身と同じくパーティーを追い出された美しい少女・アレクサンドラと出会う。
彼女がパーティーを追い出された理由、それは「クリティカル以外、相手に対する一切の攻撃を無効化する」という魔神の呪いを受けていたからだった。
それを知ったイリスは、アレクサンドラにパーティーを組むことを持ちかけ、それを承諾したアレクサンドラとイリスは新たにパーティーを結成する。
最初の頃は上手くいき、仲を深めていく二人だったが、次の満月の夜にアレクサンドラが急にいなくなってしまう。
それをイリスは探し、ようやく見つけた時には、アレクサンドラの頭には耳が生え、尻尾が生えているのを見てしまう。
それを見たイリスとアレクサンドラの間に亀裂が入りかけた瞬間、二人の手には負えない迷宮の徘徊主に襲われてしまう。
それを協力して切り抜けようとするが、アレクサンドラが殺されかけた瞬間にイリスもまた切り札である「邪神の肉体」を呼び出すことで辛くも切り抜ける。
その後、世界で忌まれる魔神と因縁を持つこと、そしてそれが原因で色々な目に遭ったことをアレクサンドラに告げる。
そしてイリスは、アレクサンドラは伝説の神獣の血を引く「月狼《ルナヴォルフ》」の王族と人間のハーフであること、かつて故郷の国を魔神によって滅ぼされたこと、その時に魔神に見初められ呪いをかけられたこと、そして「月狼」の力を使いすぎれば魔神に魂を掌握されて「花嫁」として支配されることを聴く。
イリスとアレクサンドラは秘密を共有した仲としてさらに親しくなり、イリスはアレクサンドラを魔神の呪いから解放することを目的として活動するのだった。
その後見習い騎士の美女と出会ったり、色々あって街に魔神が襲来したり、その時に肉体のことがバレたり、二人と騎士の女性とで魔神にクリティカルでトドメを刺して旅に出たり、見たいな。
二部以降の内容ですね。
キャラクター
・主人公
イリス
15歳の少年。ゆったりとした民族衣装と長い杖をまとい、端正な容姿を持つ。
固有魔法「致命強撃」を有し、急所や防御を貫いて当たった攻撃を相手の命脈を直接削る大打撃にできるものの、他の魔法は一切使えないためにパーティーから追い出された。本人はそれに納得している。
性格はゆったりとしており、達観していて大抵のことでは動じない。なのでアレクサンドラとも対等に付き合える。頭の回転も速いため、主に作戦立案を担当する。
膨大な魔力とそれを利用した魔力を物質化させる技術、そして緊急時には不定形の黒い影のような「邪神の肉体」を使役する。
貧乏な農村出身だが、過去有名な魔法学園に通っていて、首席であったが、呼び出してしまった邪神の肉体を問題視されて追い出された。そして村に帰ると盗賊に襲われ家族も皆殺されていた。それら一連の体験で、精神は非常に成熟している。
アレクサンドラ・ルナヴォルフ
15歳の少女。非常に美しい容姿をしており、闇夜に輝く月にようだと讃えられる腰まで伸びた銀の髪と金の瞳を持つ。
性格は苛烈。過去の事件と、抱える呪いのせいで酷い扱いを受けたために人間不信気味。ただそれらと実利と切り離して考えられる性質の持ち主である。
自分にかけられた呪いを何とかするために旅をしていたが、迷宮に何かあるのではないかと期待して迷宮に挑んでいる。沢山のパーティーに入っては呪いを始めとするさまざまな理由(美貌への嫉妬や性格の不一致)で喧嘩別れしていたためにわりと有名。
戦闘力では、「月狼」の力を使っていなくても非常に高い身体能力と戦闘技術、魔力を利用した戦闘術に秀でているために非常に高い。武器は国宝の一級品である長剣。
本来任意で使える「月狼」の力を使うと魔物の浄滅などの特殊能力の覚醒や身体能力がさらに引き上げられるため非常に強くなるが、呪いのために制限されている状態。また、力を使わなくても満月の夜には狼耳尻尾が生えて非常に可愛い。
設定(世界観)
魔神大戦で凄まじい被害が出た後の千年。
この世界の神々が、邪神悪神を束ねた総称である魔神を統べる神王を撃破したが、現在も魔神が存在する。魔神はこの世界に存在しない「法則を支配する」力を持つ。
そのために忌み嫌われており、呪われている場合でも厄介払いを受けるほど。肉体など論外である。
固有魔法には二つ種類があり、「概念系固有魔法」と「現象系固有魔法」がある。イリスは前者に属する。
概念系は、この世界には存在しない「法則」を発動できる魔法。イリスのクリティカル強化も、本来急所に当たるだけの攻撃を何倍にも強化するという「法則」を発動させている。魔神に少し似ているらしいが……?
その世界には「命脈」という概念が存在する。
モノの寿命を含め、この世界に存在する生命の「生命力」を表す。これが削り切れると死ぬ。欠損や怪我で減少していくが、治療できれば元に戻る。
魔物の場合、この命脈を削り切れないと死ぬ直前までフルパフォーマンスを発揮できる(命脈があれば足を切り飛ばされても瞬時に再生する。ただし再生しても命脈は戻らない。首などを切り飛ばされれば大きく削れる)ため、魔力などを込めた攻撃で攻撃することで大きく命脈を削ることができる。
イリスのクリティカルは当たりさえすればこの命脈を大きく削るが、元のパーティーにいた頃は普通に首を切り飛ばせば死ぬような魔物ばかり相手にしていたためにクリティカル強化の力に気付かなかった。
参考作品
四度目は嫌な死属性魔術師など
作者コメント
もっと設定を煮詰めたいです。ダークファンタジー風味にしたいので、ご意見お願いします。
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