俳句クラブ『今日の一句』。俳人友達の交流掲示板

ハオニーさんの返信一覧。投稿の古い順5ページ目

元記事:俳句道場の佳句を集めてみる

俳句道場に投句なさっている方はたくさんいらっしゃるのです
おそらく、100人ほどいらっしゃるでしょう(たぶん)

ここでは「みんながいいと言ってくれる俳句」というより、「私はこの句が特にいい」と言うものをこちらで紹介していきたいと思います
もちろん、皆様からの投稿もお待ちしております

上記の返信(俳句道場の佳句を集めてみるの返信)

スレ主 ハオニー : 2 男性 投稿日時:

暖かや麻痺の手舐めるセラピー犬
作者 竹内様

季語・暖か(あたたか)(春・時候)
暑くも寒くもないほどよい温度

評価
この手は動くようになるだろうか?
実際にこの状況にならないと、真の辛さは理解できないだろう
その中でしなくてはならないリハビリは、人間の心を確実にすり減らしていく
「麻痺の手」は、その方のすり減った心を象徴しているようだ

その辛さは人類と古くから共生している犬が和らげてくれるかもしれない
「セラピードッグ」はその可能性を追求した救世主である
補助療法(手術以外の治療を指す言葉)として、今日も日本のどこかで訓練と実践が行われている
その実践の場を一句のテーマにしたことにしている

ぜひ、手取り足取り教えて立派なセラピードッグを育ててほしい...と言いたいのだが、犬には前足後ろ足はあるが手はない
人間と犬という存在があって、両者の付き合い方のひとつがきちんと見えてくる一句

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 俳句道場の佳句を集めてみる

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元記事:俳句道場の佳句を集めてみる

俳句道場に投句なさっている方はたくさんいらっしゃるのです
おそらく、100人ほどいらっしゃるでしょう(たぶん)

ここでは「みんながいいと言ってくれる俳句」というより、「私はこの句が特にいい」と言うものをこちらで紹介していきたいと思います
もちろん、皆様からの投稿もお待ちしております

上記の返信(俳句道場の佳句を集めてみるの返信)

スレ主 ハオニー : 1 男性 投稿日時:

受信機が混線しだす霜夜かな
作者 唯我独善様

季語・霜夜(しもよ)(冬・天文)
晴れた寒気のきびしい夜に、霜は降りる
家にいても、しんしんと寒さがつのる
夜空には星が澄んで見え、一段と輝きをましている
こんな霜の降る夜のこと

評価
某国によるサイバーテロと日夜戦っている、この国のどこかを描いたものだと推測した

何の受信機かは分からないがよくよく考えてみると、ラジオかパソコンかアマチュア無線かなどけっこう答えが出てくる
受信機は我々の生活に浸透しているのだ
その中のどれかなのだが、読み手の想像に託したようだ

時間経過が「しだす」ではっきり言えているところがきちんとしている
霜夜だというのは、外を見て直ぐに分かるものではない
霜が降りてきて初めて分かる
同様に、混線しだすというのもすぐには分からない
聞いていて音に違和感を抱いて初めてわかるものである
親和性の高い言葉を巧みに取り込んだ、力作と呼ぶにふさわしい一句である

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 俳句道場の佳句を集めてみる

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元記事:季語2つをくっつける、季重なりの俳句

こんにちは。
俳句の大好きな竹内です(*^-^)

ハオニー様が「俳句クラブ」で「季語2つをくっつける、季重なりの俳句」について教えてくださるとのことでさっそく俳句クラブに来てみました。
私はまだ初心者の基本「季語1つ」もうまく作れていないので、上級者向けかなと思いますが、いつの日か成長していろんな句が詠めることを夢見て勉強したいと思います。
それでは、ハオニー様にお茶をお出しして待ちましょう。ワクワク…💕
✨😌🍵🍵👩✨
🍵🍵🍵🍵🍵
皆さんのお茶、足りるかしら…。

上記の返信(季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信)

投稿者 ハオニー : 3 人気投稿! 男性 投稿日時:

まず、最初にいっておかなければならないことを
季語と関係ないこともありますが三つほど

季重なりをしてはいけない
ではなく
季重なりは失敗しやすい

切れ字二つ以上ではいけない
ではなく
切れ字二つ以上あるとバランスが取りづらく自滅しやすい

五七五の型に収めなければならない
ではなく
何でも出来る許されるの中で五七五の型を最善として選んでいる

この三つは、詠み手にも読み手にも分かっていてほしい部分ではあるのです
初心者はこう言われると不安になるようですが、本来はもっと自由にやっていいのです
こうしたほうがいい、という俳句入門の本に書かれていることは「成功しやすい例」と「失敗しやすい例」がほとんどなのですから

→つづく

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 季語2つをくっつける、季重なりの俳句

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元記事:季語2つをくっつける、季重なりの俳句

こんにちは。
俳句の大好きな竹内です(*^-^)

ハオニー様が「俳句クラブ」で「季語2つをくっつける、季重なりの俳句」について教えてくださるとのことでさっそく俳句クラブに来てみました。
私はまだ初心者の基本「季語1つ」もうまく作れていないので、上級者向けかなと思いますが、いつの日か成長していろんな句が詠めることを夢見て勉強したいと思います。
それでは、ハオニー様にお茶をお出しして待ちましょう。ワクワク…💕
✨😌🍵🍵👩✨
🍵🍵🍵🍵🍵
皆さんのお茶、足りるかしら…。

上記の返信(季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信)

投稿者 ハオニー : 3 人気投稿! 男性 投稿日時:

反応を見ながらやらないと、ただの意見の押しつけになるので分割しつつやっていきます

No.3の内容を踏まえた上で、季重なりに焦点を当てて展開します

季重なりとは何か
一句に季語が二つ以上入ること
一方が主であることが明らかなときなどを除いて、通常これを嫌う

嫌われるだけで、してはいけないとは書かれていません
季重なりは出来る人が多くないから、俳句中級者未満には良し悪しが自信をもって判断できないのです
分かる人には分かるような季重なりの句が多くなるのも当然なのです

季重なりの良し悪しを判断するには、季語の力を理解する必要があります
季語は、俳句において用いられる特定の季節を表す言葉のことです
これは知っているでしょう
しかし、「特定の季節を表す力」にも度合いがあるのです

1.事実の季語
紅葉は秋に多く見られるから秋の季語、雪は主に冬に降るから冬の季語など、皆さんが「絶対にこの季節に間違いない」と言い切れるほどよく知っている季語です
基本的に力の強い季語です

2.指示の季語
春の山、夏帽子など事物の上に季節を表す語がついて直接的に季節を示しているもの
「山は一年中あるけれど、私は春の山を詠みたい」となり、春の山という季語を選択するのです
「春の」「秋の」などとあるので、事実の季語まではいかなくても力のある季語です

3.約束の季語
火事は冬に起こりやすいから冬の季語、月は秋が綺麗だから秋の季語など、美意識や約束事に基づいた季語です

事実の季語、指示の季語よりは弱いことが多いです
だから、これを季語と気づけない初心者が多いようです(中級者、上級者でも忘れやすい)

そのため、約束の季語は事実の季語や指示の季語よりも季語の力を弱めやすいものです

たとえば、約束の季語「月」を入れて季重なりの句を詠もうとする方は、けっこういらっしゃいます
大半は失敗していますが(

失敗する理由は
「季語の強弱のつけ方がうまくいっていない」
「月をわざわざ描く必要性がない」
「季語以外の部分の表現が稚拙」
などが考えられます
だから「季重なりは諦めるのが賢明」なんて意見も出てくるのです
私は当然「初心者、初級者のうちは」と付け足します

季語二つくっつけるというのは、「約束の季語」と「指示の季語」がどういうことなのか理解できればいいのです

それが分かれば
「湯冷めの嚔」という高等技術には私も唸りました
状況を指示するために置かれた約束の季語「湯冷め」が、同じく約束の季語である「嚔」を引き立たせる構造になっています
と、さらっとトークできるようになるのです

→つづく

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 季語2つをくっつける、季重なりの俳句

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元記事:季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信

反応を見ながらやらないと、ただの意見の押しつけになるので分割しつつやっていきます

No.3の内容を踏まえた上で、季重なりに焦点を当てて展開します

季重なりとは何か
一句に季語が二つ以上入ること
一方が主であることが明らかなときなどを除いて、通常これを嫌う

嫌われるだけで、してはいけないとは書かれていません
季重なりは出来る人が多くないから、俳句中級者未満には良し悪しが自信をもって判断できないのです
分かる人には分かるような季重なりの句が多くなるのも当然なのです

季重なりの良し悪しを判断するには、季語の力を理解する必要があります
季語は、俳句において用いられる特定の季節を表す言葉のことです
これは知っているでしょう
しかし、「特定の季節を表す力」にも度合いがあるのです

1.事実の季語
紅葉は秋に多く見られるから秋の季語、雪は主に冬に降るから冬の季語など、皆さんが「絶対にこの季節に間違いない」と言い切れるほどよく知っている季語です
基本的に力の強い季語です

2.指示の季語
春の山、夏帽子など事物の上に季節を表す語がついて直接的に季節を示しているもの
「山は一年中あるけれど、私は春の山を詠みたい」となり、春の山という季語を選択するのです
「春の」「秋の」などとあるので、事実の季語まではいかなくても力のある季語です

3.約束の季語
火事は冬に起こりやすいから冬の季語、月は秋が綺麗だから秋の季語など、美意識や約束事に基づいた季語です

事実の季語、指示の季語よりは弱いことが多いです
だから、これを季語と気づけない初心者が多いようです(中級者、上級者でも忘れやすい)

そのため、約束の季語は事実の季語や指示の季語よりも季語の力を弱めやすいものです

たとえば、約束の季語「月」を入れて季重なりの句を詠もうとする方は、けっこういらっしゃいます
大半は失敗していますが(

失敗する理由は
「季語の強弱のつけ方がうまくいっていない」
「月をわざわざ描く必要性がない」
「季語以外の部分の表現が稚拙」
などが考えられます
だから「季重なりは諦めるのが賢明」なんて意見も出てくるのです
私は当然「初心者、初級者のうちは」と付け足します

季語二つくっつけるというのは、「約束の季語」と「指示の季語」がどういうことなのか理解できればいいのです

それが分かれば
「湯冷めの嚔」という高等技術には私も唸りました
状況を指示するために置かれた約束の季語「湯冷め」が、同じく約束の季語である「嚔」を引き立たせる構造になっています
と、さらっとトークできるようになるのです

→つづく

上記の返信(季語2つをくっつける、季重なりの俳句の返信の返信)

投稿者 ハオニー : 2 男性 投稿日時:

No.8の続きを

おっしゃる通り、「主役」と「脇役」を決める方法で季重なりを成立させることは可能です
ただ、「約束の季語」を脇役にするのではなく、季語の力を上手に落とすと言った方が正確です
それが脇役にしているように見えるのでしょう
力を落としやすいのが「約束の季語」に多いのです

そして、片方の季語の力を強めることも場合によっては必要です
2つの季語の力が同等だからと、もう1個強い季語を使ってまとめることも有り得ます

季語の力を落とす方法
・比喩
・時間軸をずらす

季語の力を高める方法
・切れ字
・季語を2つくっつける(成功している場合のみ有効)

やり方はほかにもいろいろあるので、後は探してみてください

でも、季重なりを成立させるためだけの俳句は「かっこいいから」なんていう理由ならば、すべきではありません
なんで季重なりにしたいのかが自分の中で明確になっていないと、放つ俳句は活きません

竹内様は、実力的に「季語2つ以上コースをやってもいい」レベルだと思いますが、本格的に俳句を始めて半年~1年くらいと記憶しているため、まだほかにやれることがあるとアドバイスします

余談ですが私がこのテーマを考え始めたのは、本格的に俳句を始めて2年経つか経たないかくらいの頃でした

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 季語2つをくっつける、季重なりの俳句

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元記事:長い夜

今夜は時計の音が気になります。時は確かに進んでいるのですが…

上記の回答(長い夜の返信)

投稿者 かぎろい : 0

こんにちは。
今日は、台風並みのすごい雨が降りました。
5月でもこんな大雨が降るのかと驚きましたね。

子守唄になるような、やさしい五月雨を聞いて眠れると、良いなと感じます。

カテゴリー : 雑談。最近の出来事 スレッド: 長い夜

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投稿日時:

元記事:感動の一句をどうぞ。

あなたの感動の一句を教えてください。 有名無名、古典現代、有季無季を問わず、これまでに読んだ俳句の中で、感動した俳句を作者、作品の解説感想等々を添えて教えてください。 よろしくお願いいたします。

上記の回答(感動の一句をどうぞ。の返信)

投稿者 塩豆 : 1

金子兜太の朧月の俳句と悠さんのコメント、楽しく鑑賞させてもらいました。金子兜太は私にとって難しい印象もありますが、同時に自由で力強い作風に魅力を感じる人でもあります。いつかこんな詠みかたも出来たらなと思うばかりです。
さて、奇しくも私が今回紹介させてもらう俳句は、ある意味その真逆のタイプかもしれません。多分、そこまで有名な俳句ではないのですが

山の田をこぼれきしとも稲雀
稲畑汀子

上五中七の主語(籾と思われる)、そしてもう一つの対象物が下五で一気に明らかになります。そしてそこで映像がくっきり浮かぶ、そんな作品ではないでしょうか。読み進める過程をより楽しくする緻密な技を感じました。

カテゴリー : 俳句の相談、質問 スレッド: 感動の一句をどうぞ。

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投稿日時:

元記事: 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?

あなたの俳句を始めた切っ掛け、理由を教えてください。

私が俳句を始めた切っ掛けは、結婚して妻のご両親と付き合う必要が出たためです。
年が離れすぎているので、何を話して良いのかまったくわかりませんでしたが、お義母さんが俳句歴15年のベテランで、NHK俳句に投句して、特選句に選ばれた経験を持つ人だと聞きました。

また、妻もかつて大学の文学部で俳句の研究をしていたので、これは共通の話題作りのために、俳句をやってみようかと思いました。

俳句は、私のおばあちゃんが地元の句会に出ていたので、なんとなくは知っていましたが、勉強し直すために図書館でいくつか本を借りてきて、作り出すようになりました。

また、妻が俳句に詳しかったので、作った俳句について、これはダメ、あれはダメと、アドバイスをもらいました。
ダメ出しばかりでへこみますが。

今は地元の句会に月に一度参加しています。

IT俳句会、俳句添削道場といったWebサービスは、私がプログラマーであるため、俳句の投稿サイトを作ってみようと思って開発しました。
俳句の研究をするコンテンツは、妻の協力を得て作っています。

以上となりますが、ぜひ、あなたの俳句を始めた切っ掛け、理由も教えていただけるとありがたいです!

上記の回答( 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?の返信)

投稿者 腹胃壮 : 3 人気投稿!

せっかくなのでお邪魔します。句歴はまだ二年半程の腹胃壮です。いつも御世話になります。俳句(川柳)を始めたきっかけはたった十七音の詩を作ってお金や商品券や色々な物が貰えるという不純な動機からです(笑) ですが最近は何も貰えないコンペにもなるべく応募しています。せっかく詠んだ句は色々な選者に目を通して貰って客観的な評価をされたいですから。

>詩における実績とはあってないようなもので、

選句者の好みによるだけのものなんですね。

それで実績を積んでも、誰かの価値観に操られた人形のようなものです。あわれなり。

川柳添削道場のコメントです。言いたい事はわかりますがこういう事は確たる地位を築いて周りから評価されている人が言えばかっこいいんです。独り善がりで誰からの評価を受けられない人が言ったってかっこ悪いし、何よりも説得力がない。ただの言い訳に過ぎない。私から見ると憐れというより滑稽です。

俳句添削道場では随分鍛えて頂きました。まだまだ勉強不足ですがこれからも精進したいと思います。

カテゴリー : 自己紹介 スレッド: 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?

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