俳句クラブ『今日の一句』。俳人友達の交流掲示板

一本勝負の悠さんの返信一覧。最新の投稿順21ページ目

元記事:添削道場秀句集《 一》の返信の返信

添削道場
秀句の6

◎遠雷やもう一仕事鍬を持つ

作者:千日草
更新日時: 2019年07月19日

◆寸評
遠雷と鍬の取合せが抜群の秀句、畑仕事の景が座五の(鍬を持つ)でピタリと着地。

季語

雷/かみなり
三夏
 

神鳴/いかづち/はたた神
鳴神/遠雷/落雷/来火
雷鳴/雷声/日雷/雷雨/雷響
 
積乱雲の中などで
雲と雲、雲と地上
の間で放電現象が
起きたもの。電光
が走った後に雷鳴
がとどろく。光と
音の時間差でその
遠近を測る。
~きごさいより

◆例句

遠雷や睡ればいまだいとけなく 中村汀女

遠雷やひとり昼餉の青菜汁 『定本石橋秀野句文集』

遠雷の火柱穴を掘る男 阿部みどり女 『光陰』

遠雷やたどりて吉原今昔図 大木あまり 火のいろに

遠雷や人を待たして人待たず 大木あまり 火のいろに

遠雷や髪やはらかき児の欠伸 かたぎり夏実

遠雷やひかりし猫の目は碧 古賀直子

遠雷や胃カメラ咽喉を通り過ぐ 高橋恭子

遠雷のして地球儀になきエデン 篠崎代士子

遠雷いまも耳を離れず師の忌来る 有働 亨

風蘭の花垂るる簷や遠雷す 富安風生

遠雷やはづしてひかる耳かざり 木下夕爾

遠雷のいとかすかなるたしかさよ 綾子

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

陽炎 記

上記の返信(添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 2 70代 男性 投稿日時:

添削道場
秀句の⑦

◎縁切りの寺に立ちたる白日傘
作者:不詳

更新日時: 2019年07月19日

◆寸評

縁切寺の門前に、白日傘の女性が佇んでいる~それだけで、物語を感じさせる一幅の画である。
鮮やかな切口の秀句だと思います。

季語
日傘/ひがさ
三夏

絵日傘/白日傘
日からかさ/パラソル
夏の強い日差しを
防ぐための傘。主
に女性が用いる。
最近では白ばかり
ではなく、黒い色
のものも目にする。

◆例句

閑居とは隅にたためる白日傘 神尾久美子

白日傘消え何事もなき港 鈴木鷹夫

仕へたき閻魔を仰ぐ白日傘 大木あまり 火球

海へ来て海へ入らず白日傘 安斉君子

昇天寸前旱老婆の白日傘 森 澄雄

陸橋を俯き歩く白日傘 松本サキ子

夢殿をゆるりとめぐり白日傘 小島良子

白日傘海の向うへ忘れけり 相沢量子

参道をひとりしづかに白日傘 平本微笑子

太陽の汚れを少し白日傘 檜 紀代

白日傘ひらき心の飢すこし 貞吉直子

喪に急ぐわが影支ふ白日傘 荒井書子

浜風をもてあましたる白日傘 城台 洋子

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

陽炎 記

今日の一句

みちならぬ恋あぶら照り白日傘

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

元記事:添削道場秀句集《 一》の返信

こういった記事、個人的にとても良いと思います!私も一つ協力させてもらいます。かなり最新のものですが…和光様の作品

炎天や女子の二の腕つよき白

これは文句無しに良い俳句と思いました。ことばの選び方がすごい。「炎天」と「白い肌」は本来ミスマッチにも思えますが「つよき白」と言われると納得してしまいます。「女子(じょし)」も例えば「女の子」としてしまっては面白み半減です。最適な言葉を選び抜いたからこそ実現した、読み手に深い読みを与えつつも共感を得やすい、そんな俳句ではないでしょうか。

P.S
このサイトでも紹介していただいた伊藤園新俳句大賞、佳作特別賞をいただきました。かぎろい様、そしていつも切磋琢磨して俳句に取り組んでくださる皆様、ありがとうございました。

上記の返信(添削道場秀句集《 一》の返信の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 4 人気投稿! 70代 男性 投稿日時:

匿名さま、和光様の秀句をご紹介頂き、ありがとうございました。 強き白/の措辞には私も着目していましたが、匿名さまの読みの深さ迄には至りませんでした。 不明を恥じます。 伊藤園の入選、おめでとうございます☀ 当スレッドの主旨に賛同頂き、感激です❗ またのお立ち寄りをお待ちいたします。

今日の一句

炎天の慈雨一滴や甘露なる

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

元記事:添削道場秀句集《 一》の返信の返信

匿名さま、和光様の秀句をご紹介頂き、ありがとうございました。 強き白/の措辞には私も着目していましたが、匿名さまの読みの深さ迄には至りませんでした。 不明を恥じます。 伊藤園の入選、おめでとうございます☀ 当スレッドの主旨に賛同頂き、感激です❗ またのお立ち寄りをお待ちいたします。

上記の返信(添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 1 70代 男性 投稿日時:

添削道場
秀句の⑨

手向けの和水仙北枕の父
作者名 ねぎみそ

更新日時: 2017年08月23日

◆寸評

和水仙は晩冬から早春の花、掲載は2017年の初秋ですから推敲を重ねた末に、発表が遅れたのかも知れません。
それは兎も角として、破調十七文字に込められた深い悲しみが伝わります。
極端に感情を抑え、省略を効かせた表現にかえって景が鮮やかに浮かび、余韻の残る秀句に仕上がっていると思います。

季語

水仙/すいせん
晩冬
 

水仙花/雪中花/野水仙

ヒガンバナ科の多
年草。花の中央に
は副花冠という部
分が襟のように環
状に立つ。ラッパ
形のもの、八重の
ものなどがあり、
すがすがしい芳香
をもつ。

水仙や白き障子のとも映り
芭蕉 「笈日記」
水仙の花のみだれや藪屋敷
惟然 「落柿舎日記」
水仙の香やこぼれても雪の上
千代女 「千代尼句集」
水仙に狐遊ぶや宵月夜
蕪村 「五車反故」
水仙の束解くや花ふるへつつ
渡辺水巴 「水巴句集」
水かへて水仙影を正しけり
日野草城 「花氷」
水仙や古鏡の如く花をかかぐ
松本たかし 「松本たかし句集」
水仙を活けて鼓をかざりけり
松本たかし 「松本たかし句集」
~きごさいより。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

推薦句に通し番号を附けてください。
陽炎 記

今日の一句

野水仙りんりんと逝き孤児の母

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

元記事:添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信

添削道場
秀句の⑨

手向けの和水仙北枕の父
作者名 ねぎみそ

更新日時: 2017年08月23日

◆寸評

和水仙は晩冬から早春の花、掲載は2017年の初秋ですから推敲を重ねた末に、発表が遅れたのかも知れません。
それは兎も角として、破調十七文字に込められた深い悲しみが伝わります。
極端に感情を抑え、省略を効かせた表現にかえって景が鮮やかに浮かび、余韻の残る秀句に仕上がっていると思います。

季語

水仙/すいせん
晩冬
 

水仙花/雪中花/野水仙

ヒガンバナ科の多
年草。花の中央に
は副花冠という部
分が襟のように環
状に立つ。ラッパ
形のもの、八重の
ものなどがあり、
すがすがしい芳香
をもつ。

水仙や白き障子のとも映り
芭蕉 「笈日記」
水仙の花のみだれや藪屋敷
惟然 「落柿舎日記」
水仙の香やこぼれても雪の上
千代女 「千代尼句集」
水仙に狐遊ぶや宵月夜
蕪村 「五車反故」
水仙の束解くや花ふるへつつ
渡辺水巴 「水巴句集」
水かへて水仙影を正しけり
日野草城 「花氷」
水仙や古鏡の如く花をかかぐ
松本たかし 「松本たかし句集」
水仙を活けて鼓をかざりけり
松本たかし 「松本たかし句集」
~きごさいより。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

推薦句に通し番号を附けてください。
陽炎 記

上記の返信(添削道場秀句集《 一》の返信の返信の返信の返信)

スレ主 一本勝負の悠 : 1 70代 男性 投稿日時:

添削道場
秀句の⑩

終の景色は天地逆さま鵙の贄
作者名 楠岳暁

更新日時: 2017年08月27日

終/つひ

◆寸評
逆さまに枝に刺された、鵙の贄は作者自身の姿である。
その無惨な姿で見る、天地逆さまの景色が
、今生の見納めというのだ
人生の深い虚無感をメッセージとした秀句だと思います。

季語
鵙の贄/もずのにえ/もずのにへ
三秋

鵙の早贄/鵙の贄刺/鵙の草茎/鵙の磔刑餌

鵙は昆虫や蛙、蛇、鼠などを捕らえると、それをとがった木の枝や有刺鉄線などに刺し蓄えたりする。これを鵙の贄と呼ぶ。

やき芋や鵙の草茎月なき里
言水「金剛砂」
草茎に鵙の心はしられけり
野坡「菊の道」
草茎を失ふ百舌鳥の高音かな
蕪村「新五子稿」
日のさして鵙の贄見の葉裏かな
蘭更「半化坊発句集」
大空のしぐれ匂ふや百舌の贄
渡辺水巴「水巴句集」
~きごさいより。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。
◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。
埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。
(推薦句には通し番号を附けてください)

陽炎 記

今日の一句

妻老ひて鵙の贄とぞなりにける

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

元記事: 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?

あなたの俳句を始めた切っ掛け、理由を教えてください。

私が俳句を始めた切っ掛けは、結婚して妻のご両親と付き合う必要が出たためです。
年が離れすぎているので、何を話して良いのかまったくわかりませんでしたが、お義母さんが俳句歴15年のベテランで、NHK俳句に投句して、特選句に選ばれた経験を持つ人だと聞きました。

また、妻もかつて大学の文学部で俳句の研究をしていたので、これは共通の話題作りのために、俳句をやってみようかと思いました。

俳句は、私のおばあちゃんが地元の句会に出ていたので、なんとなくは知っていましたが、勉強し直すために図書館でいくつか本を借りてきて、作り出すようになりました。

また、妻が俳句に詳しかったので、作った俳句について、これはダメ、あれはダメと、アドバイスをもらいました。
ダメ出しばかりでへこみますが。

今は地元の句会に月に一度参加しています。

IT俳句会、俳句添削道場といったWebサービスは、私がプログラマーであるため、俳句の投稿サイトを作ってみようと思って開発しました。
俳句の研究をするコンテンツは、妻の協力を得て作っています。

以上となりますが、ぜひ、あなたの俳句を始めた切っ掛け、理由も教えていただけるとありがたいです!

上記の返信( 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?の返信)

投稿者 一本勝負の悠 : 1 70代 男性 投稿日時:

私が俳句を始めたキッカケは大病をして、仕事を辞め、世間からも身を退き、何もすることがなくなったからです。 金も体力も要らず、携帯一つあれば、いつでもどこでも一句拾える俳句は、まさに芭蕉の云う老後の楽しみです。 師や句会に関係なく、一人遊びの十年間、無料投句と入門書でやってます。入選句は数知れず、落選句はその十倍は有るでしょう。

今日の一句

濁り酒縁の欠けたるどんぶり鉢

カテゴリー : 自己紹介 スレッド: 俳句を始めた切っ掛け、理由とは?

この書き込みに返信する >>

現在までに合計182件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全37ページ中の21ページ目。

ランダムにスレッドを表示

近々句紀行を出版します。

投稿者 高橋康樹 回答数 : 2

投稿日時:

近々 三十三(みそみ)の継ぎ道 という俳句紀行を アマゾンPOD honto.jp 三省堂書店 楽天ブックス から出版します... 続きを読む >>

取り合わせの距離感

投稿者 腹胃壮 回答数 : 5

投稿日時:

添削道場にて竹内さんから質問がありました。私も皆様の御意見を伺いと思いますので御自由に書きこみをして下さい。宜しくお願い致します。 続きを読む >>

敬老の日

投稿者 しんちゃん 回答数 : 0

投稿日時:

介護施設で働いています。元気なお年寄りがたくさんいます。みなさんで鳳凰の絵を描きました。そこでなにか一言添えたいと思い、俳句を思いつ... 続きを読む >>

今日の一句:敬老会 真っ赤に燃える 不死の鳥

ランダムに回答を表示

元記事:ハオニーに質問をしてみませんか?

タイトルの通りです
答えられる範囲で答えていきたいと思います

これはまずいと思われたら、管理人様に消される...と信じて

上記の回答(ハオニーに質問をしてみませんか?の返信)

投稿者 匿名 : 0

これまでに何か入選した作品などはありますか?

カテゴリー : 雑談。最近の出来事 スレッド: ハオニーに質問をしてみませんか?

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:俳句を作る人たちへ

俳句と文学の関係はポピュラー音楽とクラシックの関係と似ている。

ポピュラー音楽とは音楽ではなく子供の口笛とそれに価値の相違を見つけることは出来ないし無意味だ。構造的に天才的なほど工夫、というより創造された音楽のほうがうつくしい。そこらへんの歴史上数え切れないほど作られてきたポピュラー音楽は美であり人を感傷的にする。しかしそれは友達とのお喋りと何も変わらないように自分自身の過去を美化しているだけであることはもはや明白であり、それを認めたときポピュラー音楽は音楽ではなくただの駄文と駄音に満ちたくだらないものであることが明白になる。そう考えるときポップディランなぞがノーベル文学賞に値しないことは明白である。(ミュージシャン)と呼ばれるやからたちは価値はあるかもしれないがそれは今日的社会における人間的価値に過ぎない。日本の俳句や短歌のように文化を衰退させる。
いや、実際にさせたのである。

上記の回答(俳句を作る人たちへの返信)

投稿者 ぶんぶん : 2

なんだか自分で自分の言葉に酔っちゃってますね。

カテゴリー : その他 スレッド: 俳句を作る人たちへ

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:添削道場秀句集《 一》

◎扇風機羽を休めて涼みをり
作者 新米  投稿日 2017年08月18日

◆寸評

涼風を送る務めの扇風機が、羽を休めて涼んでいるよ/というノンセンスな俳味ある一句ですね。

◆添削道場には、他にもこんな秀句があります! という方はこちらへ推薦してください。

◆注意
推薦句と寸評を伴わない書込みは固く御断りいたします。

埋もれた秀句が沢山あると思います。 よろしくお願い申し上げます。

上記の回答(添削道場秀句集《 一》の返信)

投稿者 鳥越暁 : 1

本日、拝見し、拙句を2句お選びいただいており、ありがたく存じます。素直に嬉しく思います。秀句の推薦がルールとのことですので。

◆一匹の蛍と話す仏間かな 
詠者・千日草さん 投句日・2019/6/4

仏間の暗さと蛍の光との対比が美しい景を浮かばせてくれました。

カテゴリー : その他 スレッド: 添削道場秀句集《 一》

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

俳句クラブ『今日の一句』の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ