「冬靴やどこから入るこの砂は」の批評
回答者 秋沙美 洋
イサクさん、こんにちは。
過去句ですが気になる句でしたのでお邪魔します。
靴に侵入してきた砂粒の存在を切り取る、というのは面白い視点だと思います。普段気にも止めない砂粒ですが、確かにありがちな存在ですよね。
「どこから入る」が少し説明的、散文的な感じがしましたので
「冬靴に出自不明の砂二粒」
としてみました。
点数: 0
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作者 イサク 投稿日
回答者 秋沙美 洋
イサクさん、こんにちは。
過去句ですが気になる句でしたのでお邪魔します。
靴に侵入してきた砂粒の存在を切り取る、というのは面白い視点だと思います。普段気にも止めない砂粒ですが、確かにありがちな存在ですよね。
「どこから入る」が少し説明的、散文的な感じがしましたので
「冬靴に出自不明の砂二粒」
としてみました。
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回答者 南風の記憶
イサク様、お世話になります。
脱ぎにくい冬の靴に砂が入ってきて、鬱陶しい。日常のあるあるを切り取る、まさに俳句的な視点だと思います。
ただ”どこから入る”という中七が説明的なので、もう少し描写を工夫し、オリジナリティを出す必要があるかと存じます。例えばですが……
例1)砂粒の湧き出るやうな冬の靴
例2)砂粒の刺してくるやう冬の靴
このように、いくらでも描写を工夫できます。是非ともイサク様の実感に合った句を完成させていただければと存じます。
点数: 0
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こいつはどこから侵入するのか。冬の靴は脱ぎにくいのです。