「しんしんと碑を包めるや春の雪」の批評
頓さんこんばんは。凡です。
釣釜の句への御鑑賞 御提案句ありがとう御座いました。
若い頃、茶と弓は少々齧りました。今は作法もおぼつかない程ですから、心得などと言えるものでは有りません。
たまに、街の陶器店で購入した茶碗に、ポットから湯を入れて一服楽しむだけです。
何故、季節重なりが懸念される足袋を選んだか? そうですよね。
茶のお点前は、全く無音と言うわけでは有りません。亭主が茶せんで茶を点てる音、柄杓を釜に置くコンッという微かな音…。
亭主は、茶を点て終えると、茶碗を脇に置き、お運びの女性が、その茶を盆に乗せ客の前まで運びます。
亭主は、いかがでしょう?という顔で客を見つめ、客は運ばれてくる茶に集中します。数回しか茶会に出たことが無い私などは、作法を間違わない様に、亭主に何と答えれば良いか…等ゝその瞬間が緊張のピークです。
スッスッと足袋が畳と擦れる音…。本当は、音を出してはいけないと教えられるそうですが、人が歩くのに音が出ないわけはありませんから、お運びさんも相当歩き方を学ぶそうです。
他の音は、釜から湯気が立ちのぼる音しか有りません。足袋と畳の擦れる音…何としてもそれを詠みたいと思いました。
足袋の音だけが聞こえてくる、他の音はしない静寂の瞬間。
御提案句、鎖に音を重ねられて、いかにも釣釜らしく、季語
を生かしての句だと感じました。
やはり、思い込みだけで詠むのではなく、余白を残しながらも景の浮かぶ表現をしないと…と改めて勉強になりました。
またよろしくお願い致します。
添削のお礼として、凡さんの俳句の感想を書いてください >>
冬の雪のような厳しさではなく、先達の碑(ひ)を慈しむような春の雪の柔らかさを、オノマトペと切れ字(や)に託しました…。
ありきたりですが…。
先般、当地では、何年かぶりの本格的?な降雪でした…。
相棒の歩行器と散歩途中の実景です。