「水鳥の皆飛び立ちてまた嚔」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。げばげばと申します。
御句、そして鑑賞勉強になります。
ストレートに書いたら因果になり面白みが欠けるところを、反転させて、
鳥が飛び立ったから嚔が出たのか、
嚔をしたから鳥が飛び立ったのか、
あるいは無関係なのか。
因果を断定せず、「並置」に留めているため、世界が少しずれるおもしろさがあります。
水鳥によって場所や寒さなど舞台が印象つけられて、嚔の景が鮮明になるたくみさも感じます。
飛び立ちて、逃げ出して、はどちらも面白いので意見がわかれると思いますが、逃げ出してはお書きの通りわかりやすいとは詠み手の狙いが透けるということでもあるので、飛び立ちて、の方が好みです。
飛び立ったのは、嚔のせいで逃げたのであるか否かは読んだ側で想像できるように空けておいてほしいからかもしれません。
いろいろ考えるきっかけありがとうございます。他の方へのコメントも参考にさせていただいています。
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>


初投句です。挨拶句代わり(?)に一句……とは言ったものの、これは2週間程前に書いた物です。どうもすみません(>_<)
なお、この投句と同時に、このサイトのいくつかの場所に「私の足跡」を残しました。この2週間くらいの間に書き貯めておいた物を一気に書いたので、ちょっと前の日付の物にも足跡が付いています。それぞれどこまで的を射ているかは分かりませんが、何かの参考になっていると幸いです。
さて、この句ですが……「(大きな)くしゃみをしたお陰で、付近にいた水鳥が驚いてみんな逃げてしまった」というバカバカしい景を思い付くも、
A:嚔して水鳥の皆飛び立てり
B:嚔して水鳥の皆逃げにけり
などと直接書けば身も蓋も無くなってしまうので、当初想定した句景を読み手がある程度推測できる可能性を残しながら書き換えた句。分かりやすさで言うなら「嚔して~」の方が良いと思うが、果たしてどうなのであろう?
また、
原句:水鳥の皆飛び立ちてまた嚔
C :水鳥の皆逃げ出してまた嚔
この2つの比較はどうであろうか?
「飛び立ちて」は事象そのものの客観的な描写、「逃げ出して」は主観の判断が入った描写。原句の方が余計な説明が無い分写生としては正しいが、Cの方が句意は分かりやすくて良い。
……皆さんなら、どれが一番良いと思いますか?
もちろん、それ以外の添削案の提示も全く問題ありませんよ(^o^)
なお、季重なりは承知の上。水鳥の句と言うよりは嚔の句かもしれない。……余談だが、野鳥観察の会などでこんな事をしでかしたら、袋叩きに遭うだろうな(^_^;)