「上野行車窓の霜はほつれゆく」の批評
回答者 慈雨
晩乃さま、こんばんは。
句意は伝わりますし、霜がほつれるという措辞も私は素敵だと思いました。
映像としては車窓の霜ですが、故郷を離れるまでのさまざまな葛藤も、ついに出発の日となり自分自身が納得したような心境を「(固まっていたものが)ほつれる」と表現したのかな、なんて思いました。勝手な鑑賞ですが。
上野行、古風な感じで賛否はあるかもしれませんがこれはこれでアリかと思います。
(上野発の夜行列車おりた時から~♪の歌詞が浮かびました)
どちらかというと、やや散文的なところが気になりました。
「上野行の(電車の)車窓の霜がほつれていった」という普通の文章を五七五に整えた感じというか。
俳句で万能(?)な助詞「の」を使って
・上野行車窓の霜のほつれゆく
とするだけでも、詩的な余韻が生まれると思います。
あとはやはり語順を変えて、
・ほつれゆく車窓の霜や上野行
ああ、車窓の霜がほつれていく。私はこれから上野に行くんだーーみたいな展開です。
まとまらないコメントですみません。
またよろしくお願いいたします。
点数: 2
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お題で一句。イメージは「いい日旅立ち」みたいな感じです。
上五の措辞、北国を離れる(でないと霜は溶けない)場面設定という意図ですが、固有名詞をできれば避けたい気持ちもあります。他に佳い案があればぜひ!