「秋風の鬣聖し菊花賞」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
「歳時記を見てください」と私はよく言う方ですが、「一句一季語
」という理由のひとつに「句の主役はひとつの方が、句に芯が通る」というのがあります。
御句について、
「時期や日付が毎年決まっていて季節感もあるが季語になっていない、有名イベントの固有名詞」は季語として使ってしまってもよいのではないかと、私は思ってます。
特に固有名詞は強いパワーを持っていますので、季語と同時に一句の中で使うと、句のバランスが悪くなる傾向があります。
御句で言えば「菊花賞」がそれにあたると思います。季節感を持つ強い固有名詞。
たとえば「菊花賞」を「競馬場」で言い換えれば季語「秋風」が立ちます。
・秋風にたてがみ聖し競馬場
「菊花賞」を句の主役にして残す場合、「たてがみ」で競馬のG1であることは想像でき、秋であることはわかります。「菊花」という名称には秋感もあります。そのため、「秋風」の「秋」に情報の重複があってやや煩わしい、という考え方もあります。
・たてがみへ清らかな風菊花賞
季節「秋」であることもわかりますし、季節感もあります。これ以上の季語は足しにくい、というのはわかるでしょうか?
季語を入れたいならば、「秋」と説明してしまう季語を避けると、一句の中で季語と「菊花賞」が見た目ケンカしにくいかと思います。
・たてがみへ風さやけしや菊花賞
ひとつの考え方としてご参考まで。
点数: 2
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競馬を見てると馬の美しさ、健気に走る姿がいじらしく、それだけでは表せない
畏敬の念さえいだきます。
これは私の思いです。
宜しくお願いします。