「白菜を聞かれで煮つる夜の幾度」の批評
回答者 白梅
みつかづさま、こんにちは。
いつもとても丁寧にいろいろ教えていただき、
感謝に堪えません。
私にもっと知恵が備わっておれば、よく理解出来るのにと
残念です。
でも、何度も読み返しさせていただき、お勉強します。
白菜の俳句。身近過ぎて難しそうです。
冬の鍋のマストアイテム、白菜に感謝したく
なるような温かい一句ですね。
でも、ちょっぴり寂しいのですね。
うちの息子も弟も独身できっと一人で食べています。
それを思うと、またちょっと悲しかったりもします。
点数: 1
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季語:白菜(三冬・植物)
句意:(誰かに音を)聞かれる事も無く、(誰からも)試食評価される事も無く
白菜を煮た夜(よ)は幾度あっただろうか。
単身赴任・独身男性の夕飯の支度を詠んでみました。
「聞かれで」はダブル含意でございます。
・白菜を煮た音が誰にも聞かれなかった、誰にも試食してもらえなかった
(文語の他動詞「聞く」:「音を耳にする。聞く」、「味や香を試す。吟味する」、
「評価する」の意味)
・誰にも生活の事を聞かれなかった
中七の品詞分解は以下でございます。
カ行四段活用の他動詞「聞く」の未然形「聞か」
+受け身の助動詞「る」の未然形「れ」(未然形接続)
+直前の事実打ち消しの接続助詞「で」(未然形接続)
+ナ行上一段活用の自動詞「煮る」の連用形「煮」
+完了の助動詞「つ」の連体形「つる」(連用形接続)
白菜を煮ていますので湯気(熱感)、香り(嗅覚)、味(味覚)は表現されていると
私は思いましたが、上五で詠嘆するかどうかは迷いました。
「や」で詠嘆:季語の掲出感・俳句的余韻・回想感
「を」で繋ぐ:行為主体直結・孤独感強調・現代的・生活描写重視
皆さんならどの様に添削なさいますでしょうか?