「ふらここや中絶薬はしろじろと」の批評
回答者 イサク
再訪です。
N俳テキストの記事はまだ見ていませんが、俳句で「ウチソト」といえば、季語
の「屋内屋外」のことが多いと思います。こちらのサイトでも何度か記述している話です。
根本的には、
★取り合わせの句で「季語」と「季語ではない部分」が、同時に感じられない(遠すぎる)場合、鑑賞が難しくなるという問題
というのをわかりやすくした一例が「ウチソト(屋内屋外)問題」です。
屋内の情景に屋外の季語、あるいは、屋外の情景に屋内の季語を付けると、映像が遠くなり(あるいは比喩っぽくなり)、鑑賞が難しくなる例があります。
適当に作ってみます。
・食卓の冷めたごはんや春の泥
・晴れた日の道路掃除や蜆汁
季語で、急に場面がワープしている気がしませんか?
(なお、時候季語には基本的にウチソト問題は発生せず、窓から見えそうな「月」「雲」「空」「日ざし」や、「雨」「雷」など室内にいても感じられる季語もウチソト問題を超えることが可能です)
御句は、基本的に屋外映像の季語「ふらここ」と、外に持ち出さない薬品の取り合わせなので、ウチソト問題が発生していると感じました。実際、薬品の方は「記憶」「検索画像」など、その場にはないことを想定していたようですね。
点数: 1
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今日で春も終わりですね。最後に一句投稿します。
季語:ふらここ
中絶薬は色が白い…というだけの句ですが、どうでしょうか。