俳句添削道場(投句と批評)

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中秋の長雨癒える我が身に硫黄の香

作者  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

硫黄の香
癒える我が身に
中秋の長雨

とどちらが流れがいいか

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「中秋の長雨癒える我が身に硫黄の香」の批評

回答者 なお

猿さん、こんにちは。
御句拝読しました。まず、どちらが流れがいいかといいますと、掲載句のほうがいいです。理由は、字余りはできるだけ上の句で収めて、中の句および下の句には影響を及ぼさせずに済ませることです。
その意味では、御句、掲句では上の句が九音と派手に字余りしていますが、コメントにある比較対象の句の、下の句がめちゃ字余りよりは、許容範囲と思います。

ただ、できるだけ五七五の定型に収めたいと思います。その良さは、猿さんもおわかりのことと存じます。

掲句の上の句ですが、「中秋の長雨」、これは「秋雨や」ではいけませんか?
「秋雨(秋の雨)」には「長く降り続く雨」という意味があり、さらに、「これが降りはじめるまではまだ残暑と言えるが、これが季節の変わり目で、この雨の後は急に涼しくなり冬の訪れを感じる」という意味があります。御句にピッタリではないでしょうか?

・秋雨や癒える我が身に硫黄の香

本来は、ここから、中七以降の吟味に入るところですが、ここまでで疲れましたので(笑)、今日はこれにて失礼します。

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