俳句添削道場(投句と批評)

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見つめ合う母子裸像春の雨

作者 田上大輔  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

拙句に「季語が動く」のでは?とご指摘をうけました。
実はこれまで「季語が動く」かどうか、
考えたこともありませんでした。
そこで、これまで作った句の中にそのようなものがないか
探してみたらありました。
霧雨や母子ブロンズの裸像
これは「霧雨」を「春雨」に変えてもあまり変わらないと
おもいます。上記の句をもとに読み直してみました。
よろしくお願いします。

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「見つめ合う母子裸像春の雨」の批評

回答者 なお

田上大輔さん、こんにちは。
御句拝読しました。
出遅れ感強いですし、重複しているところも多いと思いますがご容赦いただき、私からも伝えさせてください。

私が最も気になりましたのは、「母子裸像」の読みです。「ぼしらぞう」だと思います。「母子」は、場合により、「ははこ」でも「おやこ」でもいいかと思いますが、「裸像」は「らぞう」であり、「はだかぞう」ではないと思います。これはよろしくお願いします。

次に、季語が動く、という点ですが、私の個人的見解は、例えば銅像のように一年中あるものは、春に見て感動したら春の季語を合わせるのであって、秋に見て感動したら秋の季語を合わせる。そういうことだと思います。なぜなら、季節というのは、人の(読み手の)気持ち・感情を抜きにしては語れないものであり、読み手が、ああ、春だなぁと感動したら春なのだと思います。
上手く言えませんが、同じ母子裸像でも、季節により、違う季語で詠むことは可能と思いますよ。
お答えになっていないかもしれませんが、よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「見つめ合う母子裸像春の雨」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

田上大輔さん、こんにちは

御句拝読しました
本句ではまずきになったおは中七の読みですね
初読「ぼしらぞう」とよみおや中五?となり「おやこらぞう」は六、、あ、「ぼしはだかぞう」か!となりました
なかなか裸像をはだかぞうとよまないのでは、、

次に問題としている季語が動くですね
これはまた難しいですね
裸像も雨も一年中あるものですから、、
そういう時は季語の本意に立ち返るものだと思っています
霧雨は全てを包み込む朧げでミステリアスイメージ、春の雨は明るく穏やかなイメージ、五月雨は長く降り続く陰鬱なイメージ、冬の雨は降るものを凍らせる厳しいイメージ、、
某N先生の俳句練習法の一つに楽しいな俳句というものがあり、季語の本意を別の言葉で置き換えるというものがあります
 https://haikudai.com/post-416/
本来の使い方と逆ですが、季語の本意を考えるときに役に立つ考え方かと思います
今回の例では以下の様に考えられます
 見つめ合う母子裸像おだやかだ(春の雨 あってますね
 見つめ合う母子裸像いんうつだ(五月雨 うーん?
 見つめ合う母子裸像ミステリアス(霧の雨 うーん、 
 見つめ合う母子裸像きびしいな(冬の雨 うーん、、、

そういう意味でいうと春の雨の季語の斡旋はあっているかと思います
ただ先の件があるのでそこだけすこし
 見つめ合う母子の裸像や春の雨

今後ともよろしくお願いします

点数: 2

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「見つめ合う母子裸像春の雨」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

◆音数で「ぼしはだかぞう」と音読しましたが、「裸像」が窮屈ですね

「見つめあう母子像」という映像があり、季語が「春の雨」ならば、「裸」という情報にあまり効果がないのでは?
田上様は前の句から「ブロンズ」という情報を省略することのできる人です。他にも省略できる言葉と入れると効果のでる言葉を取捨選択してみてください。

季語が動くかどうかというのは、そういうところにもかなり影響されます。

・春雨や見つめあいたる母子の像
・裸の像きもちよさげに夏の雨
・秋雨や裸の像の手をつなぐ
・母子像を黒く濡らして冬の雨

点数: 2

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「見つめ合う母子裸像春の雨」の批評

回答者 ゆきえ

句の評価:
★★★★★

田上大輔様 おはようございます。
お世話になります。
季語が動くはなかなか難しいですね。季語の斡旋は難問です。
御句
季語が春の雨以外でもありそうな感じを持ちました。
見つめ合うの措辞を推敲してはどうでしょうか?
例えば
・輝ける母子裸像や春の雨
・けぶりたる母子裸像や春の雨
よろしくお願いします。

点数: 1

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