「薄氷の絡みし枝も逃れたり」の批評
回答者 鈴蘭
こんにちは、御句拝見しました。
「も」はちょっと窮屈な気がしました。氷で身動きの取れなかった枝が跳ね上がった景を提示するだけで、読み手は一種の開放感をおぼえ、そこから知らずしらず人生においての「不自由からの解放」も連想するというのが俳句の技法かと思うからです。受け手の人生経験にもよりますが、今回の句は比較的普遍的な「感じ」を呼び起こせると思いました。
それより、「薄氷の絡む」という表現が少し気になりました。ちょっと粘着質なような。囚われるも悪くないですが「薄氷を逃るる枝のしづくかな」等も提案させていただきます。
点数: 1
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いつもありがとうございます。
また時間が空いてしまいました。
「薄氷の囚われし枝逃れたり」と迷いましたが、「絡みし枝も」の「も」では、他の事、例えば解決しないことや悩み事が解決したという思いが込められると思い、こちらを選びました。
また、ご助言頂けましたら幸いです。