俳句添削道場(投句と批評)

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仲冬に黒き塊バスを待つ

作者 まさ  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

この冬一番の大雪の朝、学生も黒、大人も黒、通りがかりの車の私も黒い。街のなかは、雪の白と黒い集団の朝でした。最初のところは、初めは「大雪で」と、しましたが季語辞典で「仲冬の」を見つけて、このようにしてみました。パウダースノーに包まれている山陰です❄️

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「仲冬に黒き塊バスを待つ」の批評

回答者 イサク

こんにちは。
先に慈雨様、いるか様から良いコメントがでていますので重なるところもあると思います。

順にいきます
◆「黒」は冬を表す色であり、黒い服を着た人も増えるので、「黒」という色を出すのはよかった思います。

ですが・・
◆意味のわからない比喩は避ける
 「黒き塊」が人間のことであると理解するのに時間がかかる、というのがこの句の最大の弱点と思います(バスを待っているので、理屈では人間だろうと想像できますが)。
◆比喩の効果
 ここで「人間」を別の何かに比喩することの効果が、この句では疑問でした。
 そもそもここを比喩にして季語「仲冬」と響きあうかどうか、を考えてみてください。推敲ポイントだと思います。

◆句で見せたいものは?
 バスの列に並ぶ「人々」を見せたいなら、ここを比喩にしてわかりにくくするのは勿体ない、と判断できるのでは?
 当初は「雪の中の人々」を見せたいと思っていたとコメントにありますが、季語を突然「仲冬」にしてしまったため、雪の映像がどこかへ行ってしまいました。雪の映像は不要ですか?

コメントにある「大雪」を使ってみます。

・黒い服並ぶ大雪のバス停

とりあえず映像だけ確保するなら、こんな感じでしょうか。
ここから推敲です。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「仲冬に黒き塊バスを待つ」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

まさ様、こんにちは。毎日頑張っておられますね!
山陰にお住まいですか。大雪、大丈夫でしょうか。。

御句、凍えるようなバス停の様子が伝わってきます。

「仲冬」は、かなり使うのが難しい季語だと思います。
12月上旬~1月上旬の時節ですが、雪などと違って映像がありません。当然、音も匂いもありませんよね。これを単なる時期の説明ではなく、句の主役として立たせるには工夫が要りそうです。
また、せっかく季語として使うのですから、仲冬である理由が伝わる句にしたいところです。「この句、初冬や晩冬でも成り立つよね?」と言われないように。
そういう意味では、最初に考えてらっしゃった、明確な映像のある「雪」の方が白と黒の対比も明確になり、使いやすい季語かとは思います。

あとは「黒き塊」が通じるかどうかですね。「塊」というと集団というより、一つの物体を連想しそうです。私は動物か何かかと想像してしまいました。

難しいところですが、もし私なら
・バス停の黒き集団明の雪
とするかなぁ。「明の雪(あけのゆき)」は文字通り、明け方の雪です。
平凡な句になってしまいましたが…参考程度に読み流してくださいm(__)m

またよろしくお願いします!

点数: 1

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「仲冬に黒き塊バスを待つ」の批評

回答者 いるか

句の評価:
★★★★★

まささん、こんにちは

御句拝読しました
コメントとしては慈雨さんが良いことをおっしゃってますね
重複するようですが、季語を扱う際には季語が動くかどうか、季語の本意を意識することをお勧めします
仲冬はこれから寒さが厳しくなってくる予感を伴った時候の季語ですね
初冬は寒さはまだそこまでの入りたて、晩冬は寒さ厳しい、とそれぞれの本意を見極めて句を推敲してみてください
それぞれにそれぞれの味わいがあります

次にやはり黒き塊でしょうか
私はバスのことを言っているのかと思いました
黒き塊(である)バスを待つ、かと
そういう意味も含めてなるべく句は緩やかに助詞を入れる隙間があると良いですね
 
最後に「仲冬に」のには散文的ですね
"に"や"で"は散文的になりやすいのでなるべく"の"が使える形を模索するのが良いと思います

そこら辺を踏まえてひとつ
 仲冬や黒スーツらの待てるバス

提案句としては季語を斡旋している慈雨さんの方が良い出来ですね
今後ともよろしくお願いします

点数: 1

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「仲冬に黒き塊バスを待つ」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

まさ様。
黒き塊は、コメント読まないとわからないかたがおおいかとおもいます。

●中冬や葬列のごとバスを待つ
黒い服の人たちは、無言でひたすら、バスをまっているのを葬列のごと といたしました。
一月から、すみません。🙏

点数: 0

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