俳句添削道場(投句と批評)

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磔刑の釘か枯野の一閃は

作者 辻 基倫子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「磔刑の釘」はもしかしてタブーですか?枯野に立つの自分の心を表現したつもりですが、こういう宗教的な表現はダメでしょうか?

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「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 なお

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。最初は、正直、何がなんだかわかりませんでした。それでコメントも保留していました。
先の方々のコメント拝読して、イメージがつかめました。
すると共感できました。というか、私はこのような感覚にとらわれたことはありませんが、心境が理解できるような気がしました。

ご懸念の、宗教との関係では、慈雨さんやヒッチさんの見解と同じく、問題ないと思います。
また、釘か?との疑問の形も、作者ご本人がそうお感じになったのであれば、断定で構わないと思います。

・磔刑の釘の一閃枯野原
・磔刑の如く一閃枯野原

「枯野」の子季語とされている「枯野原」を使ってみました。
よろしくお願いします。

釘は捨てがたかったですが

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

一閃は凄い。こういう調子の句はあまり慣れてないので評価しかねますが、回想の句としての蕪村の次の句が参考になります。

*鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分けかな╱蕪村

御句、
*磔刑の釘一閃の枯野かな

あくまでもご参考として。

点数: 1

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「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

辻基倫子さま、こんにちは。
無花果の句への深い鑑賞をありがとうございました。正直、原罪までは考えていなかったので、作者以上の鑑賞をしていただき嬉しいです。

御句拝読しました。
すごい句を詠まれましたね。枯野という場所に立った作者の心情が強烈に伝わってきます。とても印象に残る佳句ですね。

「一閃」の解釈は難解ですが、同時にここに詩がありますね。
(枯野に立って考え事をしていたら、何か突然貫かれたような寂寥の気持ちに襲われた、という感じで鑑賞しました。違っていたらごめんなさい)

比喩だということはわかるので、「釘か」と疑問形にせず、断定しちゃってもいいような気がしました。

・枯野とは一閃なる磔刑の釘
字余りでリズムも良くないですね…ごめんなさい。
また、これだと「枯野の一閃」が「釘の一閃」に変わってしまっているので、句意が違ってきますでしょうか?

宗教的なことについては、私の意見ですが、特定の宗教を支持したり貶めたりする内容ではないので、問題ないと思います。
(特に聖書の内容は、信教を問わず様々な象徴として使われていますしね)
またよろしくお願いします。

点数: 1

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「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

辻様こんにちは。
勉強させて頂きます。
御句読ませて頂きました。
まず始めに、
ご懸念の「磔刑」ですが、これは昔の刑罰の名のひとつであり
必ずしも宗教用語ではありません。また磔刑から、特定の宗教を連想することもありません。
ただ本句に於いて作者が、そのようなイメージを敢えて含ませてお詠みならば、話は少し変わりますが、その場合であっても「磔刑の釘」と言う表現は何ら問題はないのではと思います。
さて本句ですが、
作者は蕭条たる枯野に立つ時、黒雲覆う空からの一閃(稲光か落雷か)を目のあたりにして、まるで我が身を磔刑の釘が突き刺したかの如くの衝撃を受けたのですね。それこそ身の縮む思いであったろうと思います。
そればかりか、作者の生き様を左右するほどの衝撃だったのでしょう。と思います。
深くて、示唆に富む句です。
枯野だから活きる句ですね。
文章にすれば、
「枯野の一閃は/磔刑の釘か」ですね。
本句は、これの前後を入れ換えただけですので、やや説明っぽくは感じました。

一閃の磔刑の釘枯野かな

もう少し作者に寄せてみます、

一閃の身の縮むるや枯野人

失礼を致しました。
よろしくお願い致します。

点数: 0

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「磔刑の釘か枯野の一閃は」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

辻様。
御句拝読いたしました。
枯野と一閃が響きます。

少し調べが悪い感じがします。

だからといって、調べが凄くよくなるわけではないのですが、、。
難しい句材を選ばれましたねえ。

●我独り枯野一閃クギのごと

よろしくお願いします🙇

点数: 0

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