「山麓や雨に漂ふ秋の蝶」の批評
回答者 慈雨
頓さま、こんにちは。具合はいかがでしょうか。
拙句「無花果や~」へのコメントをありがとうございました。
「老いても~」は推敲の余地がありましたね。ご指摘と深い鑑賞に感謝です。
御句、「雨に漂ふ」という措辞が詩的でいいですね!
私が以前に「停電の町に満月しづかなり」という句を詠んだとき、イサクさんやげばげばさんから「に」の助詞について良いコメントをもらったのを思い出しました。
たとえば、「雨に漂ふ」を「雨を漂ふ」に変えてみると、たった1音の変更ですが句の印象が変わるような気がしませんか?
「に」は「そこにいる」という存在を表すイメージ。
「を」は「その中を動いている」という動作を表すイメージ。
どちらが良いかは句によりますが、助詞についても色々推敲してみると面白そうです。
追伸
また余計なことで恐縮ですが、こま爺様へのコメントはやや気になりました。
このサイトは欺瞞の句で溢れかえっているように見えますか。
まあそう見られないように頑張りたいとは思いますが、やはり言葉は選ばれた方がいように思います。
点数: 1
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山麓の雨冷えの中、またも居たのかと、一頭の秋の蝶(紋黄蝶)を見つけました。その頼りなさげな蝶が、最後の力を振り絞って、雨に漂い、流さられるかのように見えました。その瞬間をパチリと胸とメモに収めました。