「名月や柏手をつひ打ちにけり」の批評
回答者 あらちゃん
不尽様おはようございます。
拙句「一枚の」にコメント下さりありがとうございます。
いつもご評価いただき感謝しております。
実景を詠んだものですが、まだ全部紅葉しきっておらず先走りの葉が落ちてきました。
それがなんとも趣があり詠んでみました。
最近は出来るだけ簡素な作句をするように努めております。
難しいのですけどね(笑)。
まずは御礼まで。
点数: 1
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作者 頓 投稿日
回答者 あらちゃん
不尽様おはようございます。
拙句「一枚の」にコメント下さりありがとうございます。
いつもご評価いただき感謝しております。
実景を詠んだものですが、まだ全部紅葉しきっておらず先走りの葉が落ちてきました。
それがなんとも趣があり詠んでみました。
最近は出来るだけ簡素な作句をするように努めております。
難しいのですけどね(笑)。
まずは御礼まで。
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回答者 なお
不尽さん、こんにちは。
ご返信有難うございました。
実は私は今日はいつもと違う仕事をしていて、休憩時間が極端に少ない中で返信していたため、説明不足の部分が多々あったかと思います。申し訳ないです。
もう帰宅しましたので、あらためてご回答させていただきます。
まず、「つい」ですが、ダメなどとは言っていませんよ。私のコメントをよくお読みいただいていますか?
「◯◯という意味に取られることもありますが、それでもいいですか?それならいいですよ」とお伝えしています。
例をあげます。
「名月につい好きだよと云ひにけり」
こういう句があったとします。作者は、月の光に誘われて思わず好きと言ってしまった、ということですが、この「つい」を、①「しまった、つい心にもないことを!やばい!」という解釈と、②「月の光の力を借りて、ようやく愛の告白ができた!やったぜ!」と読む解釈とあると思います。この辺はヒッチ俳句さんもふた通りと意味があるとおっしゃっていますが、私も、この①のようにも②のようにも取れますよ、とお伝えしているわけです。作者の意図は?
次に、「柏手を打つ」の「打つ」の省略についてですが、普通の文章なら入れて全然構わないと思います。ただ、なにせ俳句は十七音。省けるものは省いて他の要素を入れて読み手の想像を豊かにしてあげることも大切かと。
柏手は、「打つ」を省略しても意味は通じますよ。即吟ですが、
「名月や柏手合わぬ老夫婦」
誰が読んでも、打つタイミングが合わないと思ってくださると思います。
また、「手を叩く」と言えば、一般的に拍手になるように思う、とのこと、それは確かにそうかもしれませんね。しかしそこは季語の力を信じる、ということがあります。単に手を叩くのではなく、名月を愛でて手を叩くのですよね。昔から名月の時にお団子などを供えるのは、神のごとく崇拝する対象だったからです。不尽さんが思わず柏手を打ったのと同じように、読み手は、やったやった〜月が出たぜー!などと手を叩くのではなく、美しい月に神々しさを感じて、つい、思わず柏手を打ってしまったという意味だと読んでくださいますよ。
次に、「野球で、「ヒットを打った(放った)」といった場合、ヒットには、既に打った、という意味が含まれているので、打った、は、無用ということになります。
それが俳句と言うものであると仰せであるなら、これを突き詰めて行けば、なかなか読者には伝わりにくくなっていくことが懸念されるのですが…。」
とおっしゃっていますよね。これも即吟で恐縮ですが例をあげてご説明します。
不尽さんのおっしゃるのは、例えば、
・秋の宵大谷ヒットを打ちにけり
でないと読者に伝わりにくい、ということのように読めます。
しかし例えば、次のようなのはいかがでしょう。
・秋の宵大谷ヒット二者返す
・秋の宵大谷ヒット沸く地元
いずれも即吟ですが、打つとか放つとか言わなくても、大谷のヒットで「二点入った」、「地元のファンは大喜び」、という付加価値情報が入って、ヒットの効果がアピールされたと思いませんか?
また、私は、「事実でないことを詠みなさい」とも言っていませんし、「手を叩くでなくて合わせるにしなさい」とかも言っていません。
ただ、俳句は文芸であって報道ではないので、内容に矛盾がなければ、創作はありですよ。わかりやすく言いますと、人に迷惑をかけない自分だけの嘘、作り話です。
例えば、公園に子どもが三人いた、それを俳句にする時に、四人にして効果的ならそれはありでしょう。
ただ、「十七文字にせんが為に、事実、実体、実態でないことを詠むことには、賛同致しかねます。」
という不尽さんの行きかたは、間違ってはいませんよ。それを否定するわけではありません。
ですが、ここは俳句添削道場です。皆さん、「それはわかるが、ここはこうしたほうが伝わるのでは?」とか、「確かに◯◯だったかもしれないが、その表現だと誤解を招くので、このようにしたら?」とアドバイスしてくださいます。私もそのようにしていただき、勉強してきました。
不尽さんも、皆さんからたくさんアドバイスをいただいているので、それを向上のためにご利用なさってはいかがでしょうか。
長くなりましたがご理解よろしくお願いします。
点数: 4
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回答者 負乗
不尽さん、おはようございます🙂
お世話になります。
僕は、この句、「名月や」と切らない方が、良いかなと思いました。
「名月に柏手をつひ打ちにけり」
「や」と「けり」…の切れ字二つ、というのも、ありますね。(さほど気になりませんが…)
本当に柏手を打って、月を愛でたのか…疑問ですが…(笑) (嘘でも良い!真実があれば…)
はっきりした景が出ていて、好きな句ですね。
宜しくお願いします。
点数: 2
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回答者 なお
不尽さん、こんにちは。
御句拝読しました。
「ふいに」は「つい」の間違いだったとのことですね。
「ふいに」もちょっと問題がある(俳句は、長いこと思っていたことを詠むのではなく、ふとした心の動きを詠むのでほとんどが「ふいに」とか「ふと」になる)のですが、「つい」ですと、普通はその後に、ネガティブな動作が続きます。例えば、ついやってしまった、とか、ついしゃべってしまったとか。
この場合、柏手もそんな感じですか?それならいいのですが。
点数: 1
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回答者 竜虎
不尽様 こんにちは
お世話になります。
直されたんですね。
上五のや切れ下五のけりの切れの二つです。
よろしくお願いいたします。
点数: 1
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回答者 なお
不尽さん、こんにちは。
再訪です。
誤解なきよう。
月を見て、その神々しさに思わず手を合わせたり、叩いたり。わかります。
御句、私が言いたいのは、「つい」ですと、「うわ、叩くつもりではないのに/叩いちゃいけないのに叩いちまったよ、いけね!」というニュアンスを感じられるかもという意味で、そのように詠もうとしていたなら成功ですよ、ということです。ダメとは言っていませんよ。
私であれば、あらちゃんと似ていますが、
・名月に思はず両手叩きけり
とかにするかもしれません。類想ですが。
「柏手」はそれだけで「神社等で手を叩く」という意味がありますから「打つ」は入れなくてもわかると思いました。
点数: 1
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回答者 ヒッチ俳句
こんばんは。
勉強させて頂きます。
御句の「つい」は2通りの用法があります。
①副詞の「つい」
そうする気持ちのないのに、思わず、うっかり。
②接頭語としての「つい」
動詞の前に付いて、その動作を強めたり、瞬間的に行われることを表す。
御句の場合、作者の真意まではわかりませんが、どちらにも読めます。
ただ普通に考えれば②の意味かなと私は読みました。
月を見て余りの神々しさに、つい(瞬間的に)手を叩いた。
ただ、似た言葉の「終に」「遂に」とは違うので、表記は歴史的仮名遣いでも「つい」です。
「つひ」ではないと思います。
いいかどうかはわかりませんが、
名月につい打ちにけり柏手を
とかも私はアリかなと。
よろしくお願い致します。
点数: 1
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回答者 イサク
おはようございます。
ひとつ
★十七文字にせんが為に、事実、実体、実態でないことを詠むことには、賛同致しかねます
十七文字ではなく「十七音」です、というツッコミはさておき
この部分、虚子の「客観写生」という単語の功罪ですね。
そういう俳句結社もあるようですし、否定はしませんが、
俳句は日記ではなく文芸なので、
事実、実体、実態でないことを詠む人は多数います。先人にももちろん多数います。
それは「十七文字にするため」ではなく「俳句を俳句として昇華するため」だと私は思っています。
今も待つ銀河に船出せし人を/上村占魚
我去れば鶏頭も去りゆきにけり/松本たかし
ご参考まで。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
先の名月の句に間違いがありましたので、再度投句致します。「ふい」としておりますが、ここは「つひ」の間違いでした。
なお、「名月や」に改作しておりますのは、間違いではなく、ある方のご指摘を受けてのことであります。
宜しくお願い致します。