俳句添削道場(投句と批評)

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象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる

作者 辻 基倫子  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

秋風の中、象が気持ちよさそうに鼻をぶらぶらさせている光景です。

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「象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる」の批評

回答者 なお

辻 基倫子さん、こんにちは。
御句拝読しました。いい句ですねー。感覚が新鮮です。
色なき風、という秋の季語の秋風の別の言い方を置いたところに味があります。
初心者さんですと、この素敵な措辞を思いついても、季語とわからずに他の秋の季語を合わせたりしそうですが、辻さんは色なき風だけで、いい効果を出していますね。

そして象の鼻。鼻をあえてクローズアップしたところが秀逸です。なぜなら、色がない=嗅ぎ分ける、と、鼻とつながるからです。
ただ、慈雨さんのおっしゃるように、「分ける」まで言わなくてもいいかも、とは思いました。

・象の鼻揺れて色なき風を嗅ぐ
・象の鼻色なき風を嗅ぎ回り

偉そうなことを言った割には提案句が今一つ。ごめんなさい!

句の評価:
★★★★★

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「象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

辻基倫子さま、こんばんは。
御句拝読しました。季語「色なき風」、上手く使われていますね!
象の鼻のあの独特な動きは、なんだかそういう不思議な力を持っていると思わせてくれますね。
気持ちのいい句ですし、象の鼻だけにスポットを当てられているのも面白いなぁと思いました。

細かい話かもしれませんが、「嗅ぎ分くる」がやや気になってしまいました。
嗅ぎ分けると言うと、何か複数の臭いがあって「こっちは〇〇の臭い、こっちは△△の臭い…」というイメージがあるので…。

・象の鼻色なき風を泳ぎけり
句意がズレてしまっていたらごめんなさい。
またよろしくお願いします。

点数: 1

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「象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

辻様こんばんは。
勉強させて頂きます。
私も過日姪っ子家族と動物園に行ってきました。
子供たちが一番長く見ていたのは、やはり象さんとキリンでした。(きりんの角の句を投句しております)
どの動物も親子の姿には癒されますね。あの象の鼻の動きをじっと見ていると何だか踊りたくなりました。(笑)
御句読ませて頂きました。
象の鼻は、鼻の機能は当然ながら器用に手の機能としても優秀ですね。
象にとって、色なき風を嗅ぎ分けることなど朝飯前かもと思うほどです。(実際はないかな?)
象と色なき風の取合せが凄く気に入りました。
いいと思います。
ただ鼻と匂い(嗅ぎ分くる)は近過ぎかなと言う印象です。
象の鼻の動きを入れたらどうかなと思い、

親子象いろなき風に鼻を揺る

親象の鼻は色なき風に揺れ

象の鼻いろなき風に円を描き

などと詠んでみましたが。
よろしくお願い致します。

点数: 0

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「象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる」の批評

回答者 独楽爺

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

色なき風は詩的ですね。是非とも活かしたいです。

ただ、象に鼻は当然、象というだけで良いと思います。嗅ぎ分けるは嗅ぐで分かります。

取り分け大事なことは季語の斡旋でしょうか。「秋高し」が像の鼻を伸ばしたあの光景に合う気がします。

景色は高から低いところを詠むのが自然ですので、上五に秋高しを置きます。
"秋高し色なき風に象の行く

少し立ち入り過ぎたようで申し訳ありませんが、参考にしていただければ幸いです。

点数: 0

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「象の鼻色なき風を嗅ぎ分くる」の批評

回答者 竜虎

句の評価:
★★★★★

辻 基倫子様 おはようございます。
お世話になります。
御句
象の鼻の色なき風の取り合わせ新鮮です。
嗅ぎ分くるは多分餌を探している様子を詠まれたと思いました。
干し草の色なき風や象の鼻
秋風に干し草にほふ象の鼻
嗅ぎ分くる
を具体的にしてみましたが、どうでしょうか?
よろしくお願いします。

点数: 0

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