「高鳴りやスプリンターズステークス」の批評
回答者 鬼胡桃
みつかづさん。はじめまして、鬼胡桃と申します。
この句を見まして、チャレンジ句だなと実感しました。
実は私も前に季語でない[蝦夷梅雨]を季語に見立てた句を投句したので、句でチャレンジする気持ちが理解できます。
あと、私は句を作る時に名詞と助詞と季語だけで尻から俳句のやり方で、句を作るスタイルを貫いてます。
名詞以外で描写する言葉遣いが難しく、説明的と指摘されないようにする為の予防策として、このスタイルにしてます。
最近冬の句で、みつかづさんみたいな季語以外はかなり長い言葉と助詞一つで作った句を近い内に投句しようとしてますのでよろしければコメントお願い致します。
点数: 2
添削のお礼として、鬼胡桃さんの俳句の感想を書いてください >>
季語:スプリンターズステークス(仲秋)。※1
明後日の2024年9月29日(日)は、秋の競馬G1戦線の始まりを告げる「スプリンターズステークス」(中山競馬場、芝1200メートル)の開催日。
中山競馬場に集まるかテレビで観戦する競馬ファン、出走させる馬の調教師、厩務員、馬主、騎乗する騎手、実況アナウンサー、解説者、過去の短距離の名馬の声を当てている「ウマ娘プリティーダービー」の声優さん達の心情、レース開始前のファンファーレ等を「高鳴り」と表現してみました。
季語+何か1つの要素という構成の句は、テレビ番組『プレバト』でミッツ・マングローブさんが2021年5月27日(木)に発表なさった、「短夜やロングアイランドアイスティ」が有名ですかね。
前作「秋風にヴェスパアナリス果ててをり」https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/27356 、前々作「敬老日母ツムツムのハイスコア」https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/27285 に頂いたコメントへのお返事、遅くなり申し訳ありません。これから外出ですので、土日にしようと予定しております。
(前作は「コガタスズメバチ」、「ヒメスズメバチ」、「キイロスズメバチ」、「フタモンアシナガバチ」に思い入れがありました。他種のスズメバチやアシナガバチの亡骸なら多分詠んでいません)
※1 歳時記や季寄せには載っていません! 毎年仲秋の終わり頃に開催される競馬の短距離G1です。
※2 競馬は「くらべうま」として初夏の季語、G1の競馬のレース「日本ダービー」(東京競馬場、芝2400メートル)も初夏の季語として手持ちの季寄せ『新版 角川季寄せ』(2024年1月24日初版発行)のそれぞれ194ページ、184ページに載っています。
※3 私としては、開催時期が毎年決まっている有名なイベント(紅白歌合戦、イナズマロックフェス、競馬、競輪、競艇のG1レース名、なら燈花会、お水取り、神戸ルミナリエ等)は、季節感が出るため季語として使っても俳句として問題は無いのではないかと考えております(知名度の問題はもちろんあります)が、あまり推奨しません。