俳句添削道場(投句と批評)

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笑ふても泪の零る花野かな

作者 ヒッチ俳句  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

能登の友人の状況を詠みました。
如何様にもお読み下さい。

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「笑ふても泪の零る花野かな」の批評

回答者 なお

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。元日の地震、この度の豪雨、心よりお見舞い申し上げます。ご友人のご無事をお祈りします。

私は能登には知り合いがなく、旅行でも金沢までしか行ったことがないので、そういう意味では、ヒッチさんみたいに身近に安否を心配する対象はないのですが、それにしても、なぜ一年のうちに、復興に向けて頑張っている地域にこのような…テレビのニュースを見るにつけ、心が痛みます。

御句も、本来なら「花野」ではなく、「荒野」とかなさりたいところだと思いますが、あえての花野だと拝察します。
このままいただきます。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「笑ふても泪の零る花野かな」の批評

回答者 鈴蘭

句の評価:
★★★★★

こんにちは、御句拝見しました。
強い悲哀がガツンと来ました。表現が直接的なぶん、パンチ力が出ているようです。

上五中七、具体的ではなくても、トラウマ級の出来事があったことが瞬間的に読み取れます。人の事など知らず美しい花野かもしれませんし、秋の寂し気な花野かもしれませんが、どうあれ響き合いますね。コメントを見て能登の状況と知り、心底納得しました。また、本歌取りの可能性も頭をよぎりました。よく花野の例句になっている「天渺々笑ひたくなりし花野かな」が関東大震災の後に作られた句であることが思い出されます。

以降は雑談ですが、「零るる」と「零る」で比較してみたところ、後者の奥行き感に驚きました。「金色の仏ぞおはす蕨かな」と似た構造ですね。終止形なので必ずしも花野での出来事とは言い切れなくなりましたが、それでこうまで違ってくるのかと非常に参考になりました。切字「かな」には軽い切れを使おう、と『20週俳句入門』に書いてあったのですが、未だに「軽い切れ」がなんとなくでしか認識できず混乱しています(金色の仏も例句になっていたので、活用の種類とは関係なさそう…)。

長くなりましたが以上です。またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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「笑ふても泪の零る花野かな」の批評

回答者 めい

句の評価:
★★★★★

もう、あかん、あかんて!
私をこれ以上、泣かせんといて。

ごめん、つい、感情的に、、、。
ヒッチ様の句は、自分の思いをリンクさせてしまうチカラがありますね。
句のもつ感情が私の感情と同化させてしまうのです。
理屈では、なくて。
この句は、こうだから、こうすればいいとかの前に涙が流れて仕方ないです。

点数: 1

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「笑ふても泪の零る花野かな」の批評

回答者 慈雨

句の評価:
★★★★★

ヒッチ俳句さま、おはようございます。
本当に大変な状況ですね。ご友人様、大丈夫でしょうか…?心よりお見舞い申し上げます。

御句、非常にストレートな措辞で、心に刺さります。
「泪」は詩歌でよく使われる表現のようですが、「涙」よりもあふれ出る印象を強く受けますね。

コメント無しで読んだ場合、上五中七で何を想像するかなぁ…(私は先にコメントを見てしまった…)。
やはり「花野」とも相まってか、死別をイメージするように感じました。
御句はそれに限らず、故郷の惨状や先への不安など、様々な想いを内包されているのでしょうね。

鈴蘭さまの「零るる(連体形)」「零る(終止形)」についてのコメント、興味深く拝見しました。
①笑ふても泪零るる花野かな
②笑ふても泪の零る花野かな(原句)
→①だと「涙が零れてしまうような花野だなあ」という上五中七が花野を修飾するイメージで、②は「涙が零れ、私は花野にいる」というイメージでしょうか。
原句の②の方が中七で余韻を残しつつ映像がズームアウトしていく印象で、深みを感じました。

よくわからないコメントになってしまいましたが、佳い句でした。
ご友人や現地の方々が心から笑える日が早くくるよう、願っています。

点数: 1

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