「赤とんぼUFO如き動きなり」の批評
回答者 なお
シゲさん、こんにちは。
御句拝読しました。トンボの動きはUFOのようだとは確かに。要するに、止まったかと思うと、急に方向転換するからですよね。
御句、三点気になりました。
一点目、全体の構成ですが、原句では、「赤とんぼはUFOのような動きである。」ということで、今一つ、ああ、そうですか、で終わるようです。季語である赤とんぼは下五に置いたほうが説明感が薄れると思います。
二点目、「赤とんぼ」のような動物や植物の季語は漢字で「赤蜻蛉」がいいと思います。
三点目、比喩の「如く」を名詞の後で使う場合は、その前の名詞の後に「の」を入れないとおかしなことになります。UFOごとき、というと違う意味になります。「ような」であっても、「の」が必要です。
先の皆さんのご提案句は、これらのことをおっしゃっていませんが、皆さんそのようになさっていらっしゃいます。
よろしくお願いします。
点数: 1
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あのすっと直角に向きを変え、緩急ある動きは、よくあるUFOの動きのようだ。