「目の前にふわりと舞いし紋白蝶」の批評
回答者 みつかづ
こんばんは。貴句、拝読しました。
既にこま爺さん、ケントさんが「俳句の骨法」については解説されていらっしゃいますし、以前の句でイサクさんも仰られていますので、私からは少し別の点を。
紋白蝶は大体春に見掛けますが、作者コメントにお書きの「毎日の散歩していたら」。
「散歩は年中できるけど、紋白蝶に会えるのは春ですよ」とお詠みになると、階段を1段上がれるのではないかと思います。元が文語体ですので文語で参りましょうか。
具体的には、「日課なる散歩」。これで8音。「ふわり紋白蝶」これで9音。足して「日課なる散歩ふわり紋白蝶」の17音。
これで光景はひとまず出ます。
後は、例えば季語「紋白蝶」を変化形の「白蝶」に置き換えて、余った2音を別の描写に置き換えてみる。
他には紋白蝶ですからイメージは「ふわり」、「ひらり」、「ひらひら」等がありますので、いっそ副詞を外されるのもあります。
その様に推敲されると良いのではないかと思います。
以下、例です。
日課なる朝の散歩の白蝶よ
これは下手な例ですので、作者様なら、この例句をどの様に改造なさいますか?
季語を代えてみたり、語順を変えてみたり、色々捏ね繰り回してみてくださいね。
又、どなたかの俳句と作者コメントに触れて、「作者コメントがこれなら、自分ならこう詠んでみたいな」とお考えになるのも、1つの勉強になると私は思います。
点数: 1
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毎日の散歩していたら目の前に紋白蝶がふわりと現れました