「味なしや世間知らずの蕗の薹」の批評
回答者 ケント
笙染さんこんにちは。
せっかくの蕗の薹に落胆されたお気持ち分かります。
そのことを正直にお詠みになったと思います。
「味なし」とするか「苦味なし」とするか、または「香りなし」とするかはあまり問題ではない様に思います。
作者が何を「詠嘆」したいかが大事です。
作者は「世間知らず」が言いたかった筈です。
しかし「世間知らずの蕗の薹」としてしまうと蕗の薹が可哀想と言われてしまいますね。
俳句は正直に報告するだけでは句に広がりが生まれません。
「何でもやはり世間知らずは駄目だなあ」と言う感慨を、
例えばですが、
まつりごと世間知らずや蕗の薹
とかにされると、また違った感慨が生まれ、句に広がりが出来ると思います。
生意気申し上げました。
私もまだまだです。
よろしくお願いします。
点数: 1
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お世話様です。
千葉県の方からご自分の花壇の蕗の薹を頂きました。
初物です!こちらはまだまだ雪が沢山、早速いただきましたが・・
苦味も香りも全くないのです。栽培ものはやわらかく苦味も少ないのですが、
寒さに耐え低温遭遇して雪解け水と豊かな環境が育んだ物は
味はほろ苦く、その中にほんのりとした甘みと香りがあります。
天然と栽培物の蕗の薹を人間に置き換えてみました。
宜しくお願い致します。
笙染