「春の夜潤むまなこ君のせい」の批評
回答者 めい
こんにちは、純莉様。
純愛の句ですね。
▪春の宵潤む瞳は君のせい
▪春の宵君の睫毛の長さかな
綺麗な言葉で纏めてみました。
先の方も言われるように、具体なことが入ると
厚みがちがってきます。
なにか、エピソードは、ありませんか?
またの投句、お待ちしています。
点数: 0
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作者 純莉 投稿日
回答者 めい
こんにちは、純莉様。
純愛の句ですね。
▪春の宵潤む瞳は君のせい
▪春の宵君の睫毛の長さかな
綺麗な言葉で纏めてみました。
先の方も言われるように、具体なことが入ると
厚みがちがってきます。
なにか、エピソードは、ありませんか?
またの投句、お待ちしています。
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回答者 なお
純莉さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。切なさが漂います。春は別れの季節でもありますしね。
御句、二つの面からお伝えしたいことがあります。一つは構成です。上五の季語「春の夜」は、本来「はるのよ」と読み、あまり「はるのよる」とは読まないようです。ですから「春の夜に」とかにするといいですね。
次に、中七が「うるむまなこ」で六音、字足らずです。中七はその名の通り、七音でないとリズムが合わないです。「潤むまなこは」とでもすればいいと思います。
・春の夜に潤むまなこは君のせい
これで、リズム的なところは整いました。
次に大事なことですが、俳句は読み手に想像する余地がないと、「ああ、そうですか。」で終わってしまい、余韻の残らないものになってしまいます。
御句の場合、コメントでは、「花粉のせいでしょうか?」と、とてもいい投げかけをしているのに、「いや、君のせいだ」と、自分で答えを出してしまっている。それで終わりになってしまってつまらないです。
それよりも、読者に、なぜ目が潤んでいるんだろう?と悩ませてみませんか?
・目の潤み花粉じゃないよ春の宵
・春の暮ドラマなんかで泣かないよ
ちょっと話し言葉で作ってみましたが、イメージだけつかんでいただけたら嬉しいです。
このあと、多分、私よりもっとわかりやすくてちゃんとしたアドバイスがもらえると思いますので、私はこの辺で!
点数: 1
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回答者 慈雨
純莉さま、はじめまして。
初めての俳句ですか!きっと大切な想いを句に託したんだろうと想像します。記念の第一句、ぜひ大切にしてくださいね。
私も初心者ですが、お伝えできる範囲でコメントさせてください。
御句、 ちゃんと季語も入っており、「潤むまなこ」と趣のある表現もされていて、よく考えられていると思いました!
「君」は純莉さまにとって、とても大切な存在なんだろうと思います。
より良くするために…を考えると、なおじい様と同じ結論でした。
①中六の字足らずの修正
②読者に想像させる
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①は、なおじい様が書かれている通りですね。
字余り・字足らずは俳句のリズムが悪くなるので避けたいところです。特に字足らずは例も少なく、超上級者向けのテクニックという感じです。
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②について、せっかくなので私はなおじい様と違う角度から。
御句、「好きな人を想って泣いている」ことは伝わります。でもそれだけだと、ありふれた光景のように見られてしまうかも。
ここは「潤むまなこ」ではなく、何か一つ具体的な出来事(エピソード)を書いて、泣きたい気持ちは読者に想像してもらってはどうでしょうか。
・春の夜の既読もつかず更けてゆき
・春の夜に「好き 伝え方」ググりけり
・春の夜や渡せなかったチョコを食べ
・春の夜やいつもの道に君いない
・春の夜やスマホの写真消せぬまま
・春の夜やごめんの言葉言えぬまま
などなど、あまり上手くないですが…季語以外の12音でいろいろ作れると思います。
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追加で③として、季語をより気持ちに合ったものにすると、さらに良くなると思います。
たとえばですが、春なのにまだ寒い…という意味の季語なんてどうでしょうか。「春浅し」「春遅し」「春の雪」「春寒(はるさむ)」「冴返る」「余寒(よかん)」などなど。
俳句に慣れてきたら、いろんな季語を試してみると面白いと思います!
長文失礼しました。ぜひ俳句を楽しんでくださいね。
「君」との関係も、上手くいきますように。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
『旅立ちの季節である春の夜に、こんなにも目が潤むのは花粉のせいでしょうか。いや、あなたのせいです。』という意味で詠んだのですが、俳句自体今まで詠んだことがないので、全体的に不安です。