「名月や海辺にホテル五六軒」の批評
負乗さん、こんにちは。
拙句「満月や君は偉そうに」にコメント有難うございました。おっしゃる通りですよね。このようなレスをいただけると嬉しくなります!
さて御句拝読しました。何やらムードのある句ですね。
私はこの作者はどこにいるのだろうと興味を持ちました。この五、六軒のうちの一つにいるのではなく、浜辺とかにいると思いました。そして沖に出ている名月を見ている。波が月光に照らされて光っている。ああ、あのホテルの客も、このホテルの客も、今ごろはこの月を見ているのだろうか。いや、それぞれだからな、テレビを見ているかもしれないし、もう寝ているかもしれない。まあいいや。僕は僕で、もうすこし名月を楽しもう…。
そんな光景が浮かびました。
そのために、私は、
・名月や海辺のホテル五六軒
を提案します。原句の「海辺にホテル五六軒」ですと、文字通り「海辺にホテルが五六軒ある」というまとまった事実をしめすだけの感があるのに対し、僭越ながら提案句は、そのホテル一軒ごとの独立した存在感が立つような気がしました。各客室の窓まで見えて、宿泊客の様子までわかるような気がしました。
偉そうに(笑)すみません。ご参考にしていただければ幸甚です。
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まあ、投句したら即、類想句に入りそうですが…
旅情が出せたらなあ、という句。
「海辺に」ではなく、「街に」「街のホテルの」「谷に」「盆地の」…も考えました。助詞の使い方、悩みます。