「花野ゆく夭ちちの野辺おくり」の批評
回答者 なお
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。雰囲気のある句ですね。
私も「夭」で「わかじに」と読むとは知りませんでした。夭逝という言葉は知っていましたが。
「夭ちち」で「若死にした父」という違和感もさることながら、このままではかなり多くの人が読むことすら出来ず、従って鑑賞もままならないのではという私のお節介から、まだ「夭逝」のほうがいいのではと思いました。
・花野ゆく夭逝の父野辺送り
ただ、「夭=わかじに」を調べている過程で知ったのですが、「夭逝」とは、「卓越した才能や技術を持った天才が、世間に惜しまれながら若くしてこの世を去ること」となっていました。
お父様がそうだったかもしれませんが、だとしても身内がそのように言うのはおかしいので、そういう場合は「早逝」という言葉があるようです。
・花野ゆく早逝の父野辺送り
ただ、「野辺送り」を一旦忘れて考えますと、
・早逝の父を見送る花野かな
とかの方が、私としてはすんなり来るのです。
点数: 2
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父ははやく亡くなった。
夭(わかじに)