俳句添削道場(投句と批評)

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花野ゆく夭ちちの野辺おくり

作者 竜虎  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

父ははやく亡くなった。
夭(わかじに)

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「花野ゆく夭ちちの野辺おくり」の批評

回答者 なお

竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。雰囲気のある句ですね。
私も「夭」で「わかじに」と読むとは知りませんでした。夭逝という言葉は知っていましたが。

「夭ちち」で「若死にした父」という違和感もさることながら、このままではかなり多くの人が読むことすら出来ず、従って鑑賞もままならないのではという私のお節介から、まだ「夭逝」のほうがいいのではと思いました。

・花野ゆく夭逝の父野辺送り

ただ、「夭=わかじに」を調べている過程で知ったのですが、「夭逝」とは、「卓越した才能や技術を持った天才が、世間に惜しまれながら若くしてこの世を去ること」となっていました。

お父様がそうだったかもしれませんが、だとしても身内がそのように言うのはおかしいので、そういう場合は「早逝」という言葉があるようです。

・花野ゆく早逝の父野辺送り

ただ、「野辺送り」を一旦忘れて考えますと、

・早逝の父を見送る花野かな

とかの方が、私としてはすんなり来るのです。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「花野ゆく夭ちちの野辺おくり」の批評

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

竜子様、こんにちは🙂
お世話になります。

「夭逝」の「夭」の一字だけで、"わかじに"と読むんですね…勉強になります。
さて、「野辺おくり」とは…?

野辺送りとは、葬儀の儀式が終了した後に、埋葬する墓地や火葬場まで故人を送ってゆくことを指します。 葬儀の一切を葬儀社に依頼し、霊柩車で棺を火葬場まで送るのが当たり前となった今では、なかなか見られることはありません。 野辺送りは、かつて見送りを行う近親者にとって「最も大事な儀式」と言う人もいるほど重要視されていました。

「野辺おくり」の光景を、僕は一度も直には見たことがありません。(日本では。インドで見たことはあります。)

気になった点は、「夭ちちの」(わかじにちちの)の語呂の悪さですかね…
それと、「花野ゆく」のは、誰なのかということですね。ふつうに読めば葬儀の参列者ですが、担がれて野原を行くのですから"父"でも良いのでは…?
「花野ゆく父まだ若し野辺おくり」
野を歩く父への幻視とも読めて、どうですかね…
「花野ゆく父まだ若き野辺おくり」
とか。

また宜しくお願いします。

点数: 1

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「花野ゆく夭ちちの野辺おくり」の批評

回答者 感じ

句の評価:
★★★★★

こんにちは😃お世話になります。
先日は、入選句へのコメントありがとうございました。
夭=わかじに、なんですね。はじめて知りました。
さて、御句。
「野辺送り」調べました。「野送り」とも言うのですね。
さて、「夭ちちの」。
この部分に窮屈さを感じました。
ふつうに言うなら、「夭の父の」になるかと。あるいは、そう言う儀式では、「夭ちち」と言うのかなぁ。
「夭の」と言う情報はいらないとも。しかし、上手くまとまらず。
「夭折の父」と。
「野辺送り」ではなく、「野送り」を使うとして。
・夭折の父の野送り花野道
よろしくお願いします。
ps.語彙も豊富ですし、俳句歴そこそこあるのでしょうか。あるいは、和歌、短歌に親しんでいるとか。

点数: 1

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「花野ゆく夭ちちの野辺おくり」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

実景を踏まえ良い句を詠まれていると思います。

お父さんとの早いお別れは大変でしたね。私も同じ経験をしました。

さて、漢字とひらがなの使い分けですが、「ちち」は漢字の方が読む人に、それが主題であると気付いてもらうのに都合が良いと思います。それと、野辺おくりは、それ自体一種の儀式として重みを持ってしまうので、あくまで父を立てるため「父を見送る」で良いのではと思います。最後に花野を副題として位置付け下五に置くのはいかがですか。

”夭の父を見送る花野かな”

よろしく。

点数: 1

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