「フルーレの一突きブザー響き夏」の批評
たーとるQさんこんにちは。
最初読んだ時、フルーレがなんなのかわかりませんでしたが、フェンシングのことなんですね。
そうだと分かった瞬間に映像が浮かび上がりました。(こういう感覚好き)
「フルーレの一突き」で非常に勢いがありますね。
以前プレバトで東国原永世名人が詠んだ「ユンボの一撃花冷えのごみ屋敷」を思い出しました。
コメントにあるように、ブザーがいるのか私も少々疑問に思いました。
フルーレの一突きでブザーが鳴るのは、フェンシングを少しでも見たことがあるなら知ってますからね。
しかし、あえてブザーと書くことで直接的に聴覚に音が響くという効果があるので、この句には必要だと結論付けました。
げばげばさんがおっしゃったとおり、「響く」が気になりますね。
ご提案句の「夏果てのブザー」で私は負けてしまったと解釈しました。
勝ったことを示唆するなら「夏盛るブザー」はどうでしょう。
ただ、「ブザー響き夏」というフレーズに勝る勢いのあるフレーズが思いつきませんね。
そのままでもいいのか、もっとなにか良い言葉がないか探したいですね。
いつも勉強になります。
次回も楽しみにしてます。
添削のお礼として、つちや郷里さんの俳句の感想を書いてください >>
フェンシングのフルーレ(胴体の突きのみが得点になる方式)を一句にしてみたかった。刹那的な時間をどう切り取るのか……
「ブザー」はいらない気もするが、聴覚的な情報追加とマジの武器のフルーレだと思われないための書き方。