「子蟷螂吾の手のひら擽りて」の批評
回答者 小太郎
たまたま読んだ本のことです。
俳人の楠本憲吉はて止めは避けた方がよいと本に書いている。
つきぬけて天上の曼珠沙華 山口誓子
これを
曼珠沙華天上の紺つきぬけて
では説明的で中途半端な感じになる。
て止めにするとそこで意味が切れず、読者にそれからどしうたいのといった疑問を残し充足感を与えない恐れが多分にある。
て止は句として完結性を弱める。俳句は十七文字ので言い切る文芸です。
独立した世界を短小な詩型のうちに完成させる文芸です。
これはあくまで参考ですから。
提案句
子蟷螂くすぐる吾のたなこごろ
点数: 1
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朝の畑で胡瓜を収穫していると可愛い蟷螂の子が顔をだしそっと手のひらに乗せて見ました。 添削有り難う御座います。