俳句添削道場(投句と批評)

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嫌な事忘れるがため髪洗う

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

嫌な事があった日は
特に念入りに洗い
身も心もすっきりさせたい
心情を詠みました。
ちなみに私大丈夫です(笑)
髪洗うの季語からして
報告句の不安が…
ご指導よろしくお願いします。

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「嫌な事忘れるがため髪洗う」の批評

回答者 なおじい

郁爺さん、こんにちは。
いつもお世話になってます。
御句拝読しました。
お気持ちはよくわかります。わかりますが、さすがに「〜するために」は、説明臭に鈍感な私でも気になります。
鳥越さんとげばさんからいい提案句が出ていますのでそれぞれに一票ずつ入れさせていただき、私は、大好きなハイファイセットの「スカイレストラン」の歌詞の一節をご紹介して失礼します。

「♪懐かしい電話の声に 出がけには髪を洗った この店でさよならすること わかっていたのに」

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「嫌な事忘れるがため髪洗う」の批評

回答者 鳥越暁

句の評価:
★★★★★

おはようございます
御句について
表現が直接過ぎるのではないかとおもいます。

◆諸々のことも流すや髪洗ふ

などと読み手に想像させる方がいいのではないでしょうか。

点数: 1

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「嫌な事忘れるがため髪洗う」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

「髪洗う」を季語として使うならどこかに「夏の洗髪」を残さなければいけないのですが、さすがに上五中七の理由の説明が強すぎて、季節感がどこかへ行ってしまいますね。
「夏である」と説明する必要はないです。その役割は季語が担うので。

鳥越様の提案句の力加減がすごく上手いと思います。
季節感を季語に託して、何を流すかを句の受け手に託してます。

点数: 1

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「嫌な事忘れるがため髪洗う」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは!
いつも勉強させていただいています。

髪洗ふ、は季語の性質上、というか、自分の髪を洗うという動作(他人の髪でももちろんんいいけど)上、心情句が多いように思います。「ため」と言ってしまわず、それを詠んでいくパターンもありますよ。心情句のまま詠むとしたらこう行きます。

忘れたきことおほき日や髪洗ふ

点数: 1

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添削対象の句『嫌な事忘れるがため髪洗う』 作者: 葉月庵郁斗
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