俳句添削道場(投句と批評)

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山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

山椒の芽を叩く音に
足元に寄ってきた猫が
びびって逃げていった光景です。
以前、詠嘆と切れを勘違いしてたので
叩きかな中七で使ってみました。
如何でしょうか?
叩き、逃げしの動詞2つ
時間軸、説明句?
ご指導よろしくお願いします。

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「山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし」の批評

回答者 卓鐘

こんにちわ

なかなかのチャレンジャーですね。
・活用後の連体形+かな
・中七かな
季語含む12音 + それ以外5音
どちらも(私もめったにor一度も手の出せない)難易度最高レベル。。
ただ、「山椒の芽ひと叩き」そしてをそこを詠嘆しようというところに、季語に対して親しんでいることがよく分かります。
ここを「かな」で詠嘆すると、手のひらで叩いた音の響き、山椒の芽が割れて出てくる香りが句の世界を満たします。その後の5音。「猫逃げし」ではただ音に驚いただけになってしまいます。上五中七で叩いた後の余韻、下五では驚いて逃げた一瞬。では句がバラバラ。

山椒の芽ひと叩きかな猫居らぬ

ただ、この中七「かな」を活かす方法は、僕には思いつきません。。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし」の批評

回答者 鳥越暁

句の評価:
★★★★★

おはようございます
動きのあるいい句だと思います。
「かな」というキレを中七で使われていますが、とても難しいと言われています。
中七で「かな」を使う場合、その後に続く下五は名詞か連体形が良いとのこと。それを踏まえて揚げ句を変えて見ると

◆山椒の芽ひと叩きかな猫逃ぐる

となります。私はリズム的にも良いと思いましたがどうでしょうか。

点数: 1

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「山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

中七「かな」のチャレンジはよいのですが、以下の二点が気になりました。
◆上五も切れているように見えるので(意味は切れていませんが)リズム上で三段切れ感がある点。
◆「叩いた音で(驚いて)猫が逃げた」という、季語にあまり関係ないところで原因結果を出している点。
◆ちなみに「逃げし」は過去形ですが【連体形】です。
 とはいえ、突然下五に「過去」が来るのは気持ち悪いですね。
 (意味の完了継続論争はあるようですが、完了継続だとしても気持ち悪いです)

・猫逃げけり山椒の芽を叩くとき

点数: 1

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「山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

いくさん、こんにちは。
御句拝読しました。
これは面白い光景であり、そして、俳句の形を色々とチャレンジなさるご姿勢は素晴らしいと思います。

ただ私は、個人的に、「かな」が句の途中にあるのはどうも馴染めず(経験が浅いだけですが)、疑問の「かな?」に読めてしまいます。
話は違いますが、上五は「山椒の芽」までが上五ですね。そうですね、「さんしょのめ」とよく言いますものね。私は「山椒の」が上五と思っていましたのでリズムに乗れませんでした。

提案句は私としましては、「かな」は用いずに、

・山椒の芽をひと叩き猫逃ぐる
・猫逃ぐる山椒の芽のひと叩き

もし、中七で「かな」を置くのであれば、このようなのはいかがでしょう?完全に勘違いしていますか?

・ひと叩き猫逃ぐるかな山椒の芽

点数: 1

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「山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。
たたいたから猫が逃げた、というところは少し気になります。少しずらしますか?
山椒の芽をひとたたき猫のかげ
山椒の芽をひとたたき猫の声

山椒で使った12音と猫の5音のバランスがめちゃくちゃ難しい形ですね。
中七かなも使いこなすの難しそう。
チャレンジャーですね!チャレンジ大好き。

点数: 1

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添削対象の句『山椒の芽ひと叩きかな猫逃げし』 作者: 葉月庵郁斗
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